こんにちは。風と共に駆けるライダーの旅路 代表の「H」です。
石川県のおすすめツーリングスポットを探しているあなたは、きっと千里浜なぎさドライブウェイの名前はどこかで見かけたことがあるんじゃないでしょうか。でも実際に行こうとすると、能登半島一周のルートやコースの組み方がわからない、日帰りで回れるのか不安、グルメや道の駅をどう絡めればいいか迷う、そんな状態になりがちですよね。ここ、気になりますよね。石川県は海岸線の絶景ロードから加賀温泉郷の山側ルート、バイク神社やSSTRといったライダー文化、能登丼や金沢カレーなどのご当地グルメ、さらに紅葉シーズンの映えスポットまで、ツーリングの魅力がかなり凝縮されたエリアです。一方で、通行止めや冬期閉鎖の情報を知らずに出かけて引き返すケースも少なくありません。この記事では、石川県のおすすめツーリングスポットを定番から穴場まで整理しつつ、ルートの組み方や季節ごとの注意点、立ち寄りスポットの実用情報までまとめます。読めば、次の週末に石川へ向かう計画がかなりクリアになるかなと思います。
- 千里浜なぎさドライブウェイや奥能登絶景海道など定番スポットの走り方がわかる
- 日帰りで回れるルートやグルメの組み合わせ方がわかる
- バイク神社やSSTR関連の立ち寄りスポットがわかる
- 通行止めや冬期閉鎖など季節ごとの注意点と対策がわかる
石川県のおすすめツーリングスポット定番絶景編
まずは、石川県へ行くなら絶対に押さえておきたい王道スポットから整理していきます。このパートでは、走る気持ちよさと景色の満足度が高い場所を中心に、初めて石川を走るあなたでも組み立てやすいルートを紹介します。海と山、両極端な魅力を短時間で行き来できるのが石川の強みなので、その感覚をつかんでもらえたらうれしいです。
千里浜なぎさドライブウェイの魅力と注意点
石川ツーリングの顔をひとつ選ぶなら、私は千里浜なぎさドライブウェイを迷わず挙げます。羽咋市から宝達志水町にかけて約8km続くこの砂浜は、日本で唯一バイクや車で波打ち際を走れる道路として知られています。世界的に見てもバイクで砂浜を公道として走行できる場所は極めて珍しく、石川県が「ライダーの聖地」と呼ばれる最大の理由がここにあります。砂の粒子がとても細かく、海水を含んで固まるため、オンロードバイクやアメリカンでも問題なく走行できるのが大きな特徴です。一般的な砂浜はタイヤが埋まってしまいますが、千里浜の砂は固く締まっているので、舗装路とほぼ変わらない感覚で走れます。波の音を聞きながら砂浜をバイクで駆け抜ける感覚は、ここでしか味わえないものです。
千里浜が「唯一無二」である理由
千里浜の砂がバイクで走れるほど固くなる理由は、砂粒の細かさにあります。通常の砂浜の砂粒が1mm前後なのに対し、千里浜の砂粒はその半分以下の大きさで、海水を含むと粒同士がぴったりとくっつきます。この自然条件が、約8kmにわたってバイクや車の走行を可能にしているわけです。世界的にもニュージーランドのナインティマイルビーチなどが類似スポットとして挙げられますが、日本国内ではここだけ。この「ここだけ感」が、全国からライダーを引きつける求心力の源です。
特に夕暮れ時の千里浜は、ライダーにとって特別な時間です。日本海に沈む夕日を正面に見ながら砂浜を走るあの光景は、SNSでも繰り返しシェアされるほどの圧倒的な絵になります。愛車と夕日を一緒に撮れるスペースも充実しているので、写真派のライダーにもかなり刺さるスポットですよ。朝の時間帯も捨てがたくて、人が少なくて砂浜が広々と使えるので、愛車を好きなアングルで撮り放題になります。光の向きは夕方と違いますが、朝日に照らされた砂浜と波打ち際のコントラストはそれはそれで美しいです。
走行前に準備しておきたいこと
千里浜を走るにはいくつか知っておきたいことがあります。まず、砂浜への進入口は北側(羽咋市側)と南側(宝達志水町側)の2か所あります。どちらから入っても問題ありませんが、夕日を目当てにするなら南側から入って北上し、太陽が傾いてくる方向に向かって走ると最高のシチュエーションになります。逆に朝は北側から南下するルートが光の具合と相性がいいです。
走行中のスピードは控えめにしてください。砂が固いとはいえ、場所によって砂の緩い箇所があり、特に波打ち際に近すぎるとタイヤを取られることがあります。目安としては時速30km程度で流すのが安全で、初めて走る人はさらに低い速度から感覚を掴むのがおすすめです。また、停車時にはサイドスタンドが砂に沈みます。空き缶やかまぼこ板サイズの板、専用のスタンドホルダーを持参しておけば、安心して停められます。私は100円ショップで買った薄い板をシート下に忍ばせていて、これで何度も助かっています。
千里浜なぎさドライブウェイの注意点まとめ
波が高い日や荒天時は通行止めになります。出発前に石川県の道路情報サイトや千里浜なぎさドライブウェイの公式情報で必ず最新状況を確認してください。砂浜に停車するときはスタンドが砂に沈みやすいので、空き缶やスタンドホルダーを持参すると安心です。走行後は塩害や砂の付着を防ぐため、近隣のガソリンスタンドや道の駅高松周辺で下回りの水洗い洗車をするのが鉄則です。特にチェーンやブレーキ周りに砂が入り込むと後々トラブルになるので、走行後のケアは手を抜かないでください。
SSTRとの深い関わり
千里浜はSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)のゴール地点としても有名で、毎年5月末には全国から数千台のバイクがこの砂浜を目指します。2026年は5月23日から31日まで開催され、定員は合計14,000台。東の海岸で朝日を見てスタートし、日没までに千里浜へたどり着くというこのイベントは、石川県がライダーに愛される大きな理由のひとつです。SSTR開催期間中は千里浜に特設のゴールゲートが設置され、完走したライダーがフィニッシャーバッジを受け取る光景は毎年感動的です。
私は何度走っても、千里浜に入った瞬間の「あ、ここだ」という感覚が薄れません。日本全国を走ってきましたが、この体験に代わるものは正直ないですよ。初めて石川をツーリングするなら、ここだけは絶対に外さないでほしいです。
奥能登絶景海道で走る能登半島一周コース
石川県のツーリングで、もうひとつ外せないのが能登半島一周コースです。特に珠洲市から輪島市にかけての海岸線を走る奥能登絶景海道は、ライダーの間で「聖地」と呼ばれるほどの絶景ロードです。リアス式海岸が作るダイナミックな地形、日本海の荒波が削った奇岩や断崖が次々と現れて、走るたびに新しい感動があります。国道249号を中心としたこのルートは、カーブとアップダウンが適度に続き、走りの満足度もかなり高いです。景色を眺めるだけでなく、道そのものの楽しさがしっかりあるのが、奥能登絶景海道の真骨頂だと思います。
能登一周のおすすめルート構成
能登半島を一周するなら、反時計回りが圧倒的におすすめです。日本の道路は左側通行なので、反時計回りに走ると常に海側の車線を走ることになり、ガードレールや対向車に遮られることなく海の景色をダイレクトに楽しめます。これだけで景色の満足度がまるで変わりますよ。時計回りだと海が右側になるので、景色を見ようとすると視線が対向車線側に流れて走りにくいんです。
金沢市内からのと里山海道で能登方面へ北上し、外浦(日本海側)を走って志賀町の能登金剛・巌門、門前町を経由して輪島へ。輪島から白米千枚田を過ぎ、奥能登絶景海道の核心部を走って珠洲市の禄剛埼灯台へ。そこから内浦(富山湾側)を南下して見附島、九十九湾、穴水町を通り、七尾市で能登島に寄ってから金沢方面へ戻る。この流れが王道です。距離はおよそ300km前後になるので、日帰りでもギリギリ可能ですが、各スポットでしっかり停まって楽しむなら1泊するとかなりゆとりが出ます。
能登一周で立ち寄りたいスポット
能登一周の途中には見どころが豊富に点在しています。能登金剛・巌門は、志賀町にある能登半島国定公園を代表する景勝地で、日本海の荒波が長い年月をかけて削り出した奇岩や断崖が圧巻です。巌門は高さ約15mの岩にぽっかりと穴が開いた洞門で、遊覧船で海側から眺めることもできます。バイクを停めて少し歩く必要がありますが、海のスケール感を体感するには最高の場所です。
白米千枚田は日本海に面した急斜面に1,004枚の棚田が広がる世界農業遺産の絶景です。春は水田に空が映り込み、夏は青々とした稲が風に揺れ、秋は黄金色の稲穂が段々に連なります。冬には「あぜのきらめき」というイルミネーションイベントも開催されます。道の駅が併設されていて駐輪スペースもあるため、休憩にも使いやすいです。愛車と千枚田を一緒に撮影できるスポットもあって、ここは写真好きなら外せません。
禄剛埼灯台は能登半島の最北端に位置し、海から昇る朝日と海に沈む夕陽が同じ場所で見られるという、日本でも稀なスポットです。道の駅狼煙にバイクを停めて、そこから坂道を10分ほど歩いて到着します。「日本列島のへそ」とも呼ばれるこの場所に立つと、能登の果てまで来たという感慨がこみ上げてきます。風が強い日が多いので、歩行時は足元に注意してください。
見附島(軍艦島)は高さ約28mの巨岩が軍艦のようにそびえる珠洲市の名所で、えんむすびーちと呼ばれる海岸からの眺めが抜群です。バイクと一緒に撮影しやすい開けたスペースがあるので、ライダーの撮影スポットとしても人気があります。
能登島へ渡ると、ツインブリッジのとと能登島大橋という2つの巨大な橋を走る「橋ツーリング」が楽しめます。能登島大橋は全長1,050mで、穏やかな七尾湾を眺めながらのライディングは荒々しい外浦とは対照的な至福の時間です。能登島内は交通量が少なく、のんびりとした快走路が続くので、能登一周の疲れを少し癒やすのにちょうどいい場所ですよ。
能登エリアの道路状況について
令和6年能登半島地震の影響で、一部区間では道路の復旧工事が継続している場合があります。2026年現在、主要ルートの通行は概ね可能になっていますが、奥能登方面では迂回路や片側交互通行の箇所が残っている可能性があります。また、ガソリンスタンドの営業状況も平常時と異なる場合があるため、出発前に石川県の公式道路情報や国土交通省のサイトで最新の通行状況を必ず確認してください。能登方面へ向かう場合は、金沢市内で満タンにしておくのが安心です。
| スポット名 | 所在地 | 主な魅力 | 駐輪のしやすさ |
|---|---|---|---|
| 能登金剛・巌門 | 志賀町 | 断崖・奇岩の景勝地、遊覧船 | 駐車場あり・徒歩移動あり |
| 白米千枚田 | 輪島市 | 世界農業遺産の棚田、道の駅併設 | 道の駅に駐輪可 |
| 禄剛埼灯台 | 珠洲市 | 能登最北端、朝日と夕日の両方 | 道の駅狼煙に駐輪・徒歩10分 |
| 見附島(軍艦島) | 珠洲市 | 軍艦型の巨岩、写真映え抜群 | 駐車場あり・撮影しやすい |
| 能登島大橋 | 七尾市 | 全長1,050mの橋ツーリング | 島内に駐輪スペースあり |
能登一周は「走る」「見る」「食べる」「撮る」のすべてが高水準で揃うルートです。日本国内のツーリングルートとしてもトップクラスの満足度だと、私は自信を持って言えます。
海岸線を満喫する日帰りルートの組み方
石川県のツーリングは能登一周だけではありません。金沢市内を起点にした日帰りルートも、かなり充実しています。ここ、「一周はハードルが高いけど日帰りで石川を味わいたい」という人にはすごく大事な話です。能登一周は確かに最高の体験ですが、300km近い距離を一日で走り切るのは体力的にもスケジュール的にもなかなかタフです。初心者の方や、石川が初めてのライダーは、まず日帰りコースで石川の空気感をつかんでから、改めて能登一周に挑むのも賢い選択ですよ。
コースA:海と砂浜満喫ルート(走行距離:約100〜150km)
金沢市内から千里浜なぎさドライブウェイへ向かい、そのまま海岸線を北上して道の駅とぎ海街道へ。さらに能登金剛・巌門で日本海の荒波が削った奇岩の景勝地を楽しんだら、志賀町周辺で海鮮ランチ。帰りはのと里山海道を使えばスムーズに金沢へ戻れます。半日でも回れるコンパクトさが魅力で、初心者や時間に限りがあるライダーにぴったりです。
このルートのポイントは、千里浜という「ここでしか味わえない体験」と、能登金剛という「景勝地としての見応え」、そして道の駅とぎ海街道での「能登グルメ」がセットになっているところです。走行距離が100km台なので体への負担が少なく、午前中に出発すれば夕方にはゆとりを持って帰れます。千里浜を走ったあとの洗車時間も含めて計算しておくと、スケジュールが崩れにくいですよ。
コースB:白山・加賀の山と温泉ルート(走行距離:約100km)
海ではなく山側を楽しみたいなら、金沢市内から国道157号を南下して道の駅瀬女へ向かうルートがおすすめです。道の駅瀬女でソフトクリーム休憩を入れたあと、手取峡谷・綿ヶ滝の迫力ある峡谷美を堪能し、そのまま山中温泉方面へ抜けて日帰り入浴と鶴仙渓の散策。加賀市内を経由して帰還するこのルートは、信号が少なく走りやすい山道が中心で、海沿いとはまったく違う石川の表情を見せてくれます。真夏でも山間部は涼しいので、暑い日の避暑ツーリングにも最適です。
コースC:金沢近郊ショートコース(走行距離:約30〜50km)
もっと気軽に走りたいなら、金沢市街地から30分でアクセスできるキゴ山のワインディングがおすすめです。市街地を抜けた先に自然豊かな山道が広がり、アップダウンとカーブが適度にあるテクニカルなルートです。山頂付近の展望台からは白山連峰や日本海、金沢市街のパノラマが一望できます。地元ライダーの「朝練ルート」としても親しまれていて、休日の早朝に走ると交通量も少なく快適です。
また、内灘町の河北潟メタセコイア並木は、農道に沿って背の高い並木がまっすぐ続く映えスポットです。まるでヨーロッパの田舎道のような雰囲気で、愛車との写真を撮るライダーが急増しています。春から夏は鮮やかな新緑、秋は黄金色の紅葉、冬は雪景色と、四季を通じてまったく違う表情を見せてくれるのも魅力です。金沢駅からバイクで20分ほどなので、朝のショートツーリングやツーリング前の肩慣らしにちょうどいい距離感ですよ。
のと里山海道について
金沢から能登方面へ向かう無料の自動車専用道路で、全長約90km。信号がなく快適に走れますが、海沿いのため横風が強いことがあります。特に強風注意報が出ている日は、大型バイクでも煽られる場合があるので慎重に走行してください。途中の別所岳SAからは七尾湾を一望できる絶景が広がり、道の駅高松では休憩と補給ができます。金沢から能登への移動に欠かせないルートなので、風の予報は出発前にチェックしておくのがおすすめです。
| コース名 | 走行距離の目安 | 所要時間の目安 | 主な見どころ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| コースA:海と砂浜満喫 | 約100〜150km | 5〜7時間 | 千里浜、能登金剛、道の駅とぎ海街道 | 初心者・砂浜体験重視 |
| コースB:山と温泉 | 約100km | 5〜6時間 | 道の駅瀬女、手取峡谷、山中温泉 | 山道好き・温泉派 |
| コースC:金沢近郊ショート | 約30〜50km | 2〜3時間 | キゴ山、河北潟メタセコイア並木 | 時間がない日・朝練 |
どのコースも起点は金沢市内なので、宿泊先を金沢に置いて日替わりでルートを変えるのもかなりアリです。1泊2日の旅行なら初日にコースA、2日目にコースBというふうに組めば、石川の海も山もどちらも体験できますよ。
道の駅とバイク神社に立ち寄る楽しみ方
石川県のツーリングは、走るだけでは終わりません。道の駅やバイク神社に立ち寄ることで、旅の密度がぐっと上がります。ツーリングって、ずっと走り続けるよりも、要所要所で降りて歩いたり食べたり人と話したりすることで、記憶に残る旅になりますよね。石川県はその「降りて楽しむ」スポットが充実しているのが強みです。ここでは、ライダーに特に人気のある立ち寄りスポットを厳選して紹介します。
ライダーの聖地「道の駅 瀬女」
白山市の山間にある道の駅瀬女は、石川県のライダーが集まる定番スポットです。周囲に何もない環境と無駄に広い駐車場が逆にバイク乗りにはちょうどよく、週末の午前中になると数十台の愛車がずらっと並ぶ光景が見られます。名物のソフトクリームを食べながらバイク談義をする、あの雰囲気が好きなライダーは多いですよね。白山方面のワインディングの前後に寄るのが王道で、私も石川を走るときは必ず顔を出すようにしています。
道の駅瀬女は手取峡谷や白山スーパー林道方面へのアクセス途中に位置しているため、山側ルートのツーリングの起点としても使いやすいです。地元食材を使ったグルメも楽しめて、特にそばは人気があります。休日には地元のバイク乗りだけでなく、他県から遠征してきたライダーも集まるので、情報交換の場としても機能しています。バイクラックこそありませんが、広い駐車場のおかげで愛車を思い思いに並べて撮影しやすいのもポイントです。
道の駅とぎ海街道
加賀から奥能登への中間地点にある道の駅とぎ海街道は、能登ならではの海鮮丼やスタミナ丼、甘えびかきあげバーガーなどが充実しています。ツーリングライダー向けの休憩ポイントとしてかなり使い勝手がよく、能登一周ルートの途中に組み込みやすい立地です。能登半島の外浦側を走っていると、ちょうど走りに集中して疲れが出始めるあたりに現れるので、タイミングとしても絶妙なんですよね。
こちらの道の駅はSSTRの立ち寄りポイントとしても利用されることがあり、開催期間中はライダーで賑わいます。海鮮系のグルメだけでなく、地元の土産品も揃っているので、ツーリングの記念を買って帰るにもちょうどいい場所です。
深江八幡神社(バイク神社)
羽咋市にある深江八幡神社は、ライダーから「バイク神社」として親しまれています。交通安全祈願はもちろん、バイク専用のお守りやライダー向けの御刻印が手に入るのが大きな特徴です。御刻印とは、バイク型のデザインが施された特別な御朱印のようなもので、全国のバイク神社を巡って集めるライダーも増えています。SSTRの立ち寄りスポットとしても有名で、ツーリングイベントの前後に参拝するライダーが絶えません。
千里浜なぎさドライブウェイからのアクセスも良いので、砂浜を走った前後にふらっと寄れるのも魅力です。境内はバイクに乗る人を歓迎する雰囲気があり、ライダー同士の交流が自然に生まれる場所でもあります。「安全に走れますように」と手を合わせてから旅を続けると、気持ちがシャキッとしますよ。お守りは自分用だけでなく、バイク仲間へのお土産としても喜ばれます。
日本自動車博物館(小松市)
能登方面だけでなく、加賀エリアにもライダーが楽しめる施設があります。小松市にある日本自動車博物館は、国内最大級のクラシックカー博物館で、往年の国産車から海外の名車まで約500台がずらりと並んでいます。バイクの展示もあり、車やバイクが好きな人にはたまらないスポットです。館内はレトロな雰囲気で、雨の日のツーリングで「走れないけど何か楽しみたい」というときの立ち寄り先としても優秀です。北陸自動車道の小松ICから約15分とアクセスしやすいので、加賀温泉郷への行き帰りに組み込みやすいですよ。
道の駅や神社の営業情報について
道の駅や神社の営業時間、御刻印の受付時間、グルメの提供時間は季節や曜日によって異なります。特に冬季は営業を縮小している場合もあるため、立ち寄る前に各施設の公式サイトで最新情報を確認してください。正確な情報は各公式サイトをご確認いただくのが確実です。
加賀温泉郷と手取峡谷の穴場ロード
能登方面の絶景に注目が集まりがちですが、石川県の南側、加賀・白山エリアにも走る価値のある穴場ロードがしっかりあります。定番を制覇したリピーターや、山側のワインディングが好きなライダーにはかなり刺さるエリアです。千里浜や奥能登絶景海道が「石川の表の顔」だとしたら、加賀・白山エリアは「知る人ぞ知る裏の顔」といった位置づけですね。海とはまったく違う山と渓谷の景色、温泉の癒やし、そして走りの楽しさが凝縮されています。
手取峡谷の迫力ある峡谷ロード
白山市を流れる手取川の急流が作り出した、高さ20〜30mの絶壁が続く峡谷です。不老橋からの眺めは特に有名で、渓谷の深さと水の透明度に思わず声が出ます。さらに、落差32mの綿ヶ滝は手取峡谷随一の見どころで、駐車場から遊歩道を少し下ると目の前に巨大な滝が現れます。飛沫が風に乗って涼しく、真夏でも天然のクーラーのような気持ちよさです。
手取峡谷周辺の道路は信号が少なく、交通量も控えめなので、走っていてストレスがほとんどありません。急カーブがところどころにありますが、無理なく楽しめるレベルのワインディングで、中級者には「ちょうどいい」走りごたえです。渓谷沿いの道は木漏れ日が差し込む区間もあり、真夏は特に涼しくて気持ちいいですよ。避暑ツーリングとしてかなり優秀なルートです。
加賀温泉郷で走り終わりの温泉
山代温泉、山中温泉、片山津温泉、粟津温泉の4つの温泉地からなる加賀温泉郷は、ツーリングの疲れを癒やす日帰り入浴先としてかなり優秀です。それぞれの温泉地に異なる個性があるのも面白いところです。山代温泉は総湯を中心とした温泉街の情緒、山中温泉は鶴仙渓の自然美、片山津温泉は柴山潟を望む開放感、粟津温泉は静かで落ち着いた雰囲気。どの温泉に入るかでツーリングの締め方の印象が変わります。
特に山中温泉の鶴仙渓は、渓谷沿いの遊歩道が紅葉で彩られる名所としても知られています。秋にバイクで訪れると、温泉と紅葉散策を一度に楽しめるので満足度がとても高いです。遊歩道にはS字型のユニークな「あやとりはし」もあり、散策のアクセントになります。走って、歩いて、温泉に入る。この流れが一日の中で完結するのが加賀エリアの強みです。
隣県の福井とセットで回るライダーも多く、福井県おすすめツーリングスポット完全案内の記事もあわせて参考にしてみてください。加賀温泉郷から福井県の東尋坊や越前海岸へは1時間圏内なので、1泊2日で北陸をまたいで走るプランも組みやすいですよ。
内川ダム周辺のワインディング
金沢市街地からもう少し足を伸ばしたいときに覚えておきたいのが、内川ダム周辺の道です。金沢の奥座敷ともいえるこのエリアは、適度なワインディングと新緑・紅葉の景色が楽しめる地元ライダーの穴場スポットです。大きな観光地があるわけではありませんが、走ること自体が目的のライダーにはちょうどいい気持ちよさがあります。ダム湖周辺の道は交通量が少なく、自分のペースで走りやすいのも魅力です。
白山白川郷ホワイトロードは二輪車通行禁止
石川県と岐阜県白川郷を結ぶ白山白川郷ホワイトロードは、標高1,000m超の山岳観光道路として有名ですが、バイクは全排気量で通行禁止です。車のツーリング記事やカーナビの情報をそのまま参考にして向かってしまい、入口で引き返すライダーが後を絶ちません。紅葉の名所としてよく紹介されますが、バイクでは走れないので、ルート計画時に必ず除外してください。白山エリアのバイクツーリングは、手取峡谷や道の駅瀬女周辺のルートを中心に組むのが正解です。
石川県のおすすめツーリングスポットを楽しむコツ
ここからは、スポット紹介だけでは語り切れない「石川ツーリングをもっと楽しむための情報」を整理します。グルメ、SSTR、紅葉、通行止め情報など、知っているかどうかで旅の満足度が大きく変わるポイントばかりです。あなたの石川ツーリングを、走って楽しいだけでなく「また行きたい」と思えるものにするためのコツを詰め込みました。
能登グルメと金沢カレーを堪能するルート
石川県のツーリングは、景色だけで終わらないのが強みです。ライダーの胃袋を掴むグルメが各エリアに点在していて、食を目的にルートを組むのもかなりアリです。ツーリングとグルメの相性は最高で、「あの景色を見たあとに、あの味を食べる」という体験は、走った記憶と一緒にずっと残ります。石川県は海鮮からB級グルメまでジャンルも幅広いので、どんな気分の日でもハマるものが見つかりますよ。
能登エリアのグルメ
能登丼は、能登の新鮮な食材を贅沢に使った丼もので、店舗ごとに具材が異なるのが楽しいところです。海鮮ベースのものが多いですが、能登牛や能登豚を使った肉系の能登丼もあります。「能登丼」として提供するにはいくつかの条件があり、奥能登産の食材を使うこと、器に地元産のものを使うこと、箸にも能登産のものを使うことなどが定められています。単なるご当地グルメではなく、能登の文化ごと味わえる仕組みになっているのが面白いんですよね。奥能登方面を走るなら、どこかで一杯食べたい逸品です。珠洲や輪島の食堂で出会える海鮮ベースの能登丼は、走った疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれます。
イカの駅つくモールは九十九湾沿いにある道の駅で、巨大なイカのモニュメント「キングイカタン」が出迎えてくれます。全長約13mのこのモニュメントは、能登町のシンボルとして話題になりました。ここのイカ料理は本当に絶品で、とれたてのイカを使った刺身や丸焼き、イカの塩辛アイスなど個性的なメニューも揃っています。バイクと一緒にキングイカタンを撮る写真もかなり映えますよ。能登半島の内浦側を走る際にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
七尾市の能登食祭市場も、新鮮な海鮮をがっつり食べられるスポットとして人気です。市場内には複数の飲食店が入っていて、海鮮丼、寿司、浜焼きなどを選べます。能登島ツーリングと組み合わせると流れが作りやすく、七尾湾の景色を眺めたあとに海鮮ランチ、というのは最高の贅沢です。
金沢エリアのグルメ
金沢市内に戻ったら、金沢カレーでエネルギー補給するライダーも多いです。濃厚でドロッとしたルーにカツを乗せ、千切りキャベツを添えたスタイルは、走り疲れた体にがっつり沁みます。ゴーゴーカレーやチャンピオンカレーの総本店を目指す人も少なくありません。金沢カレーの特徴は、ステンレスの皿にルーが盛られ、フォークで食べるスタイル。手軽に食べられて満足度も高いので、ツーリング中のランチやエネルギー補給にはぴったりです。
近江町市場は金沢の台所として知られる市場で、新鮮な海鮮丼や寿司が気軽に楽しめます。特にのどぐろや甘エビは金沢ならではの味で、冬のシーズンには寒ブリも加わります。市場内は歩きやすく、バイクは市場周辺の有料駐車場(二輪対応)に停めて徒歩で回るのが基本です。
金沢発祥のハントンライスも、ライダーの腹を満たすのにちょうどいいメニューです。ケチャップライスの上に半熟の薄焼き卵と白身魚のフライを乗せ、タルタルソースをかけた洋食で、ボリューム満点。北陸のソウルフード8番らーめんは、野菜たっぷりのラーメンで、「8」の字のナルトが特徴です。冬場や雨の日に冷えた体を温めるのに最適で、石川県内のいたるところに店舗があるので見つけやすいです。
能登牛も見逃せない
希少なブランド牛「能登牛」は、年間の出荷頭数が限られるため、県外ではなかなか出会えない逸品です。ステーキや焼肉、能登牛丼として提供するお店がルート上に点在しています。海鮮に飽きたときの選択肢としてもかなり優秀で、肉の旨味と脂のバランスが絶妙です。提供店舗は限られるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
| グルメ | エリア | 特徴 | ライダー向けポイント |
|---|---|---|---|
| 能登丼 | 奥能登(珠洲・輪島) | 地元食材を使った贅沢丼 | 店ごとに具材が違い、巡る楽しみあり |
| イカ料理 | 能登町(イカの駅つくモール) | とれたてイカの刺身・丸焼き | キングイカタンとの写真映え抜群 |
| 金沢カレー | 金沢市内 | 濃厚ルー+カツ+千切りキャベツ | 手軽に食べられてエネルギー補給に最適 |
| 海鮮丼・寿司 | 近江町市場・能登食祭市場 | のどぐろ・甘エビ・寒ブリなど | 金沢・七尾の2か所で楽しめる |
| 能登牛 | 能登エリア各所 | 希少ブランド牛、脂の旨味 | 提供店は限られるので事前確認を |
| ハントンライス | 金沢市内 | ケチャップライス+魚フライ+タルタル | ボリューム満点でがっつり派向き |
| 8番らーめん | 石川県内各所 | 野菜たっぷり、8の字ナルト | 冬や雨の日に体を温めるのに最適 |
SSTRライダーに人気の立ち寄りスポット
SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)は、石川県の千里浜なぎさドライブウェイをゴールとする日本最大級のツーリングイベントです。2026年は5月23日から31日まで開催され、全国から14,000台のバイクが参加します。このイベントをきっかけに石川県を知ったというライダーも本当に多いですよね。冒険家の風間深志氏がプロデュースするこのラリーは、日本列島の東海岸で日の出とともにスタートし、その日の日没までに石川県千里浜へたどり着くという壮大なルールです。速さを競うのではなく、自分だけのルートを選び、自分のペースで走り抜く。その過程にこそ価値があるというコンセプトが、多くのライダーの心を掴んでいます。
SSTRで人気の立ち寄りポイント
SSTRでは指定道の駅や能登復興応援ポイントへの立ち寄りがルールに含まれているため、参加者は自然と石川県内外の名所を巡ることになります。2026年からは「指定能登復興応援ポイント」への立ち寄りが必須条件に加わり、能登の復興を後押しする仕組みが強化されています。岬ポイントや自然災害伝承碑ポイント、さらに当日の午前0時に発表される「びっくりボーナスポイント」など、ゲーム性のある仕掛けも充実していて、何度参加しても新鮮な楽しさがあります。
先ほど紹介した深江八幡神社(バイク神社)はSSTRの立ち寄りスポットとしても定番で、千里浜へ向かう途中に参拝するライダーが多いです。道の駅とぎ海街道や道の駅狼煙なども、SSTRの指定道の駅として利用されることがあり、開催期間中は普段以上にライダーで賑わいます。石川県側はSSTR参加ライダー向けに宿泊特典や歓迎イベントを準備しているので、開催期間中に石川を訪れると普段とは違う熱気も体感できますよ。
SSTRに参加しなくても楽しめる
SSTRに参加しなくても、このイベントで人気のスポットを巡るだけで充実したルートが組めます。SSTRのルートは参加者が自由に設定するため、「こんなルートが面白い」「あの道の駅のグルメが良かった」といった情報がSNSや個人ブログに大量に蓄積されています。これらを参考にして自分だけの石川ツーリングを組むのも賢い方法です。
SSTRをきっかけに石川を深く知る
SSTRの魅力は、ゴールの千里浜だけではありません。ゴールした翌日に能登を一周したり、加賀温泉で疲れを癒やしたり、金沢の近江町市場で海鮮丼を食べたりと、SSTRをきっかけに石川県全体を楽しむライダーが増えています。「走って、食べて、温泉に入って、また走る」という旅のサイクルが石川では自然に回るので、1泊2日以上の滞在がおすすめです。SSTR公式サイトには過去の開催レポートや参加者の声も掲載されているので、雰囲気を知りたい方はそちらも覗いてみてください。
SSTR2026の基本情報
開催期間:2026年5月23日(土)〜5月31日(日)。ゴール地点は石川県千里浜なぎさドライブウェイ。定員は合計14,000台(固定日制+オープン制)。完走条件として、指定道の駅1か所以上、指定能登復興応援ポイント1か所以上への立ち寄りと、計15ポイント以上の獲得が求められます。参加費やエントリー方法、詳細なルールは変更される場合があるため、正確な情報はSSTR公式サイトをご確認ください。
紅葉シーズンの絶景ロードと見頃の時期
石川県は紅葉の名所も多く、秋のツーリングは景色の密度がぐっと上がります。ベストシーズンは10月中旬から11月中旬にかけてで、山側から海側へと順に色づいていきます。春から夏の石川も素晴らしいですが、秋は空気が澄んで景色のコントラストが一段と鮮やかになるので、写真を撮る楽しさも倍増します。バイクで走ること自体が気持ちいい季節で、暑すぎず寒すぎない気温もライダーにとっては最高の環境です。ここ、秋に石川を走ったことがないライダーには特に読んでほしいパートです。
秋に走りたい紅葉ロード
宝達志水イチョウ並木は、秋になると黄金色のトンネルが出現する映えスポットです。バイクと一緒に撮影すると本当にきれいで、シーズン中はライダーやカメラマンが集まります。見頃は例年11月上旬から中旬で、イチョウの葉が一斉に黄色く染まる期間は1〜2週間と短いため、タイミングを合わせるのが重要です。千里浜方面へのルートの途中に位置しているので、砂浜ツーリングとセットで楽しめるのも嬉しいポイントです。
山中温泉の鶴仙渓は、渓谷沿いの遊歩道が紅葉で彩られる名所です。全長約1.3kmの遊歩道には「あやとりはし」「こおろぎ橋」などの個性的な橋が架かり、橋の上から見下ろす紅葉と渓流のコントラストは息を呑む美しさです。バイクを停めて少し歩く必要がありますが、その価値は十分にあります。温泉と紅葉を一度に楽しめるので、秋の加賀エリアツーリングにはぜひ組み込みたいスポットです。見頃は例年11月上旬から中旬ですが、年によって前後するため、紅葉情報は石川県の観光サイトなどで事前に確認するのがおすすめです。
金沢市内の兼六園も、秋の紅葉が見事です。日本三名園のひとつに数えられるこの庭園は、春の桜、冬の雪吊りと並んで、秋の紅葉も石川県を代表する景色です。園内のモミジやカエデが赤く染まり、霞ヶ池の水面に映り込む光景は、日本庭園の美しさの極致と言えます。バイクの駐輪場は限られますが、兼六園周辺の有料駐車場(二輪対応)を利用しての徒歩散策がおすすめ。走るツーリングと歩く観光のバランスがちょうどいい場所です。
河北潟メタセコイア並木も、秋は新緑とはまったく違う表情を見せてくれます。黄金色に染まった並木道は季節限定の絶景で、直線道路に左右からメタセコイアの紅葉が覆いかぶさるような光景は圧巻です。那谷寺(小松市)も石川県内屈指の紅葉スポットで、奇岩と紅葉のコントラストが独特の美しさを見せます。加賀エリアのツーリングルートに組み込むと、一日の中で複数の紅葉名所を巡ることも可能です。
白山白川郷ホワイトロードの紅葉について
紅葉の名所として紹介されることがありますが、繰り返しになりますがバイクは全排気量で通行禁止です。車では走れるため混同しやすく、紅葉シーズンになるとSNSで車のドライブレポートが多数投稿されるため、バイクでも走れると勘違いしやすいです。バイクで向かわないよう注意してください。石川県の紅葉ツーリングは、鶴仙渓、那谷寺、兼六園、メタセコイア並木、イチョウ並木など、バイクでアクセスできるスポットだけでも十分に楽しめます。
| スポット名 | エリア | 見頃の目安 | バイクでのアクセス |
|---|---|---|---|
| 鶴仙渓 | 加賀市(山中温泉) | 11月上旬〜中旬 | 温泉街に駐輪、徒歩で散策 |
| 宝達志水イチョウ並木 | 宝達志水町 | 11月上旬〜中旬 | 路肩駐車可能、千里浜と近い |
| 兼六園 | 金沢市 | 11月中旬〜下旬 | 周辺有料駐車場利用、徒歩散策 |
| 河北潟メタセコイア並木 | 津幡町・内灘町 | 11月上旬〜中旬 | 農道沿いで停車しやすい |
| 那谷寺 | 小松市 | 11月上旬〜中旬 | 駐車場あり、境内散策 |
紅葉の見頃は年ごとの気候によって前後します。数値はあくまで一般的な目安として捉え、正確な紅葉情報は石川県の観光公式サイト等をご確認ください。
通行止めや冬期閉鎖など季節ごとの注意点
石川県は豪雪地帯に含まれるエリアがあり、季節ごとの道路状況を事前に確認することがツーリングの安全に直結します。ここは本当に大事な話なので、しっかり読んでおいてください。石川県は「日本海側気候」の影響で、冬は雪が多く、春から秋にかけても天候が変わりやすい特性があります。太平洋側から遠征してくるライダーは特に注意が必要で、「晴れ予報でも急に雨が降る」「山の天気は平地と全然違う」ということが普通にあります。事前の情報確認と当日の柔軟な判断が、安全で楽しい石川ツーリングのカギです。
冬期のツーリングについて
12月から3月上旬にかけては、山間部はもちろん平野部でも積雪や路面凍結のリスクが高くなります。石川県内の主要道路には融雪装置が設置されていますが、装置からの放水で路面が常に濡れている状態になるため、バイクの走行は非常に危険です。特に朝晩は融雪水が凍結する「ブラックアイス」が発生しやすく、見た目では凍結に気づきにくいのが怖いところです。白山白川郷ホワイトロードは11月中旬から6月初旬まで冬期閉鎖されます(そもそもバイク通行禁止ですが)。石川県のツーリングベストシーズンは4月中旬から11月上旬です。冬はバイクを休ませて、オフシーズン明けに向けた車体整備や装備の見直しに充てるのが賢い過ごし方です。
能登エリアの道路復旧状況
令和6年能登半島地震の影響による復旧工事は2026年現在も一部で継続しています。主要ルートは概ね通行可能ですが、奥能登方面(輪島、珠洲、能登町など)では迂回路や片側交互通行が残る箇所がある可能性があります。特に国道249号沿いの海岸部は、地震による隆起で海岸線の形が変わった区間があり、応急的に新設された道路を通ることになる場所もあります。復旧が進むにつれて状況は改善していますが、工事車両との遭遇や仮設の路面状況の変化には気をつけてください。出発前に石川県の公式道路情報サイトや国土交通省北陸地方整備局が運営する「みちナビ石川」で必ず最新情報を確認してください(出典:国土交通省北陸地方整備局「みちナビ石川」)。
千里浜の通行止め
千里浜なぎさドライブウェイは、波が高い日や荒天時に通行止めになります。せっかく行ったのに走れなかった、というケースは珍しくありません。台風や低気圧の接近時はもちろん、風が強いだけでも波が上がって通行止めになることがあります。出発前の確認は必須で、石川県の道路通行規制情報サイトやSNSの最新投稿を見ておくと判断しやすいです。万が一通行止めだった場合に備えて、代替ルート(のと里山海道経由など)を頭に入れておくと、当日慌てずに済みます。
春の注意点
4月から5月にかけてはツーリングシーズンの始まりですが、朝晩の冷え込みが意外と厳しいです。特に山間部では4月でも残雪が路肩にあることがあり、日陰では路面凍結が残る場所もあります。早朝出発のツーリングでは防寒装備を忘れずに。ゴールデンウィーク前後は千里浜やのと里山海道も混雑しやすいので、早めの出発が快適に走るコツです。
夏の注意点
6月から8月は海沿いの風が気持ちいい反面、山間部ではゲリラ豪雨が発生しやすい季節です。白山方面や手取峡谷方面のツーリングでは、天気予報をこまめにチェックしてください。夏場の奥能登は給油ポイントが限られるエリアもあるため、ガソリン残量には早めに気を配る必要があります。また、熱中症対策として、こまめな水分補給と適度な休憩は本当に大事です。
季節ごとの注意チェックリスト
春(4月〜5月):朝晩の冷え込みと山間部の残雪に注意。路面凍結が残る場所もあるため、特に早朝は慎重に。防寒インナーは持っておくのが安心。
夏(6月〜8月):海沿いは風が気持ちいいが、山間部ではゲリラ豪雨に注意。給油ポイントも事前に確認。熱中症対策として水分とレインウェアは必携。
秋(9月〜11月):紅葉シーズンは最高の走行環境。ただし10月以降は日が短くなるのでスケジュールに余裕を。朝晩の冷え込みにも備えて。
冬(12月〜3月):積雪・凍結・融雪装置により、バイク走行は非推奨。オフシーズン明けの整備と準備に充てるのが賢明。
道路状況は日々変わります。正確な情報は各公式サイトをご確認ください。安全に不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
夜間の走行や装備について不安がある方は、ナイトツーリングで失敗しないための装備とマナー完全ガイドも参考にしてみてください。秋は日没が早まるため、帰路のナイトラン対策は思っている以上に重要です。
石川県のおすすめツーリングスポットまとめ
石川県のおすすめツーリングスポットを、定番の絶景から穴場ロード、グルメ、バイク神社、季節の注意点まで一通り整理してきました。かなりのボリュームになりましたが、石川県はそれだけ語るべき魅力が詰まったエリアだということです。最後に、この記事のポイントを振り返っておきます。
千里浜なぎさドライブウェイは日本唯一の砂浜走行体験であり、石川ツーリングの原点です。ここを走らずして石川を語ることはできません。夕暮れの砂浜を愛車で駆け抜ける感覚は、一度味わうと忘れられない体験になりますよ。奥能登絶景海道を軸にした能登半島一周は、走りの満足度も景色の密度も最高レベルで、白米千枚田や禄剛埼灯台、見附島、能登島といった立ち寄りスポットが旅をさらに豊かにしてくれます。反時計回りで走ることを忘れないでください。
金沢近郊のキゴ山や河北潟メタセコイア並木は日帰りショートツーリングに最適で、「石川に行きたいけど時間がない」という日でも気軽に石川の空気を味わえます。加賀温泉郷や手取峡谷は、定番を制覇したリピーターにも刺さる穴場エリアで、走り・温泉・渓谷美という三拍子が揃った贅沢なルートです。
グルメは能登丼、金沢カレー、海鮮丼を軸に組むと満足度が高く、イカの駅つくモールのキングイカタンはバイクとの写真映えも抜群です。道の駅瀬女や道の駅とぎ海街道は休憩と食事の拠点として優秀で、深江八幡神社(バイク神社)は交通安全祈願と御刻印を通じてライダーの旅を特別なものにしてくれます。SSTRをきっかけに石川を知ったライダーも、このイベント以外の時期に改めて走ると、また違う魅力に出会えるはずです。
紅葉シーズンの鶴仙渓やイチョウ並木、メタセコイア並木、兼六園は秋限定の絶景で、走る楽しさと眺める楽しさの両方が揃います。そして、白山白川郷ホワイトロードの二輪通行禁止、冬期閉鎖、千里浜の天候による通行止め、能登の道路復旧状況など、事前に確認すべき情報は意外と多いです。出発前の情報確認が、石川ツーリングを安全で楽しいものにしてくれます。
石川県のおすすめツーリングスポットを楽しむために
石川県は海と山の両極端な魅力を1日で味わえる、ライダーにとって本当に贅沢なエリアです。千里浜の砂浜、奥能登の断崖、白山の渓谷、加賀の温泉、金沢のグルメ。これだけの要素がひとつの県に凝縮されているのは、全国を見渡してもなかなかありません。この記事で紹介した情報はあくまで一般的な目安であり、道路状況やスポットの営業情報は日々変わります。正確な情報は各公式サイトをご確認いただき、安全運転を最優先にして、石川の絶景と美食を思い切り楽しんでください。次の週末、石川へ走りに行きませんか。きっと、帰り道には「また来よう」と思っているはずです。
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