こんにちは。風と共に駆けるライダーの旅路 代表の「H」です。
広島県のおすすめツーリングスポットを探しているあなた、「しまなみ海道は有名だけど、他にどんなルートがあるの?」「初心者でも安心して走れるコースが知りたい」「日帰りで絶景を楽しめる場所はある?」、そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
広島県は、瀬戸内海の多島美を間近に感じながら走れる海沿いルートと、中国山地を縫うようなワインディングロードが共存する、全国でも屈指のツーリング天国です。しまなみ海道やとびしま海道はもちろん、さざなみ海道や帝釈峡、世羅高原、野呂山、音戸の瀬戸など、まだ走ったことのない穴場スポットが県内にはたくさん眠っています。ソロツーリングで静かに島を巡るも良し、仲間と日帰りコースを駆け抜けるも良し。海沿いの絶景ロードから山岳系ワインディング、歴史の港町散策、尾道ラーメンや呉海軍カレーといったグルメまで、一度の旅で全部欲張れるのが広島県の強みです。
初心者向けのフラットなシーサイドラインから、バイク乗り憧れのヘアピンカーブが続く山岳ルートまで、あらゆるライダーに合った走り方ができます。この記事では、私が実際に何度も走り込んできた経験をもとに、広島県のおすすめツーリングスポットをエリア別・目的別に徹底解説します。駐車場情報やフェリー活用術、季節ごとの注意点まで、現地で本当に役立つ情報を先回りしてお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- しまなみ海道・とびしま海道・さざなみ海道という広島三大絶景ルートの特徴と走り方の違い
- 帝釈峡・三段峡・野呂山など山岳系ワインディングから初心者向け世羅高原コースまでのエリア別解説
- 尾道ラーメン・呉海軍カレー・牡蠣グルメなど広島ツーリングで外せないご当地グルメ情報
- ライダーが集まる道の駅・季節別の紅葉・桜ツーリング情報と注意点
広島県のおすすめツーリングスポット完全ガイド|三大絶景ルートを走る
広島ツーリングを語るうえで、まず押さえておきたいのが「海沿いの三大絶景ルート」です。しまなみ海道・とびしま海道・さざなみ海道、この三本はどれも瀬戸内海の多島美を存分に感じながら走れる絶景ロードですが、それぞれの個性がまったく異なります。「有名どころを全部走りたい」という方も、「初めてなので走りやすい道がいい」という方も、まずはこの三本のルートの特徴を理解しておくと、自分にぴったりの出発点が見えてきますよ。広島県の海沿いツーリングは、単に「きれいな海を横目に走る」だけでなく、渡る橋ごとに景色が変わり、立ち寄る島ごとに全く異なる文化と食に出会えるのが最大の魅力です。エリア全体の概要を以下の表で確認してから、各スポットの詳細に進んでいきましょう。
| ルート名 | 区間・距離目安 | 走りの特徴 | おすすめライダー | おすすめ季節 |
|---|---|---|---|---|
| しまなみ海道 | 尾道〜今治(愛媛)約60km | 整備された高架橋・信号少なめ・開放的 | 初心者・絶景狙い・ソロ・カップル | 春・秋 |
| とびしま海道 | 呉市〜岡村島(愛媛)約30km | 信号ほぼゼロ・交通量少・のんびり走れる | 穴場好き・ソロ・混雑回避派 | 通年(夏の早朝が特に快適) |
| さざなみ海道 | 三原市〜呉市(国道185号)約40km | 常に海が横にある快走路・平坦 | 初心者・海ツーリング好き・日帰り派 | 通年(夕暮れ時が絶景) |
しまなみ海道で楽しむ絶景ルート
広島県のツーリングスポットの中でも、知名度・人気ともに全国屈指の王道ルートが「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」です。広島県尾道市を起点に、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島などを次々と渡りながら愛媛県今治市まで続く、全長約60kmの絶景ロード。「海の上を走っている」という感覚が、走るたびに何度でも新鮮に感じられる場所で、「広島でバイクに乗るなら一生に一度は必ず走ってほしい」と私が本気で思っているルートのひとつです。
このルートの最大の魅力は、高架橋の上から瀬戸内海の多島美を360度見渡せる開放感にあります。青く穏やかな海、点在する無数の島々、どこまでも澄み渡る空。本州と四国を結ぶ橋のスケール感も圧倒的で、「来島海峡大橋から見下ろす海は今まで見た景色の中でも別格だ」と思った記憶が鮮明に残っています。特に来島海峡大橋は全長約4kmの3連吊り橋で、橋の上を走りながらこれだけのスケールの海景色が広がる場所は日本でもほぼここだけです。信号が極めて少なく、渋滞もほとんど発生しないため、走りのリズムが途切れないのもライダーにとっては大きなポイントですよ。
尾道を出てすぐに渡る因島大橋から始まり、生口橋・多々羅大橋と渡るたびに景色のスケールが変わっていく。「次の橋が見えてくるたびにアクセルを開けたくなる」というのが、しまなみ海道を走るライダーの正直な感想だと思います。多々羅大橋は国内最長クラスの斜張橋で、橋の中央から見渡す瀬戸内海の広大さは、写真では伝わらない迫力があります。
しまなみ海道の主な立ち寄りスポット
瀬戸田サンセットビーチ(生口島)は、白砂のビーチと穏やかな海が広がる絶景スポットです。夕暮れ時に訪れると、水面をオレンジと金色に染める夕日の色が言葉を失うほど美しい。バイクを停めてヘルメットを脱いで、しばらく海を眺めているだけで「走ってきて良かった」と心底思える場所です。駐輪スペースも確保されており、気軽に立ち寄ることができます。
亀老山展望公園(大島・愛媛側)は、来島海峡大橋とその周辺に広がる多島美を高台から一望できる絶景展望台で、しまなみ海道ライダーが口を揃えて「ここだけは絶対に寄って」と言う場所です。山頂までの道はヘアピンカーブが続くやや険しい区間ですが、その分到達したときの感動が大きい。来島海峡の激しい潮流と橋の巨大なシルエットが同時に見渡せる光景は、「これだけのためにまた来たい」と思わせる破壊力があります。
また、生口島の耕三寺・未来心の丘はしまなみ海道沿いの観光スポットとして近年注目度が急上昇しています。真っ白な大理石で作られた丘のオブジェと青い空・海のコントラストは唯一無二の景観で、SNS映えスポットとしてライダーにも人気が広がっています。しまなみ海道を走るだけでなく、島の観光地も組み合わせることで、1日コースの満足度がさらに高まりますよ。
125cc以下ライダー必見!しまなみ海道の通行ルール
126cc以上のバイクは西瀬戸自動車道(高速道路)として各橋を渡ります。一方、125cc以下の原付・原付二種は「原付道(自転車・歩行者道)」を数百円の通行料で走行可能という非常にユニークな特例があります。高速道路を走れない小排気量バイクでも、しまなみ海道を渡れるのは全国でもほぼここだけです。原付道の通行料は橋によって異なり、50円〜200円程度(片道)が目安です。全橋合計でも数百円という手頃さも魅力のひとつです。ただし125cc以下が走る原付道と126cc以上が走る高速道路ではルートが異なりますので、出発前に必ず本州四国連絡高速道路(公式サイト)でご確認ください。規制・料金は変更になる場合があります。
尾道市内でバイクを停めての散策もぜひセットにしてほしいです。坂道と路地が入り組んだレトロな雰囲気の街並み、猫が至るところに登場する「猫の細道」、千光寺公園からの尾道水道の眺め。しまなみ海道を走る前後に尾道観光を加えると、旅の満足度がぐっと上がります。千光寺公園はロープウェイでアクセスでき、山頂からは尾道の街並みと瀬戸内海が一望できます。春の桜の季節には、山頂から見下ろす桜並木とその向こうの海が重なる景色が絶品で、「ここは日本で一番好きな景色かもしれない」と思うライダーが続出する場所です。
しまなみ海道ツーリングの基本DATA
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起点・終点 | 広島県尾道市〜愛媛県今治市(逆走も可) |
| 全長目安 | 約60km(島内立ち寄り含め実走100km超も) |
| 126cc以上の通行料 | ETC利用で片道約1,800円前後(休日割引適用時)。最新料金は公式確認を |
| 125cc以下の通行料 | 全橋合計 片道500円程度(橋ごと50〜200円) |
| 路面状況 | 高速道路・一般道ともに概ね良好。橋上は風が強い日に注意 |
| おすすめライダー | 初心者〜上級者まで全員。ソロ・タンデム・グループいずれも対応 |
| ガソリン補給 | 各島にスタンドあり。ただし数は限られるため、尾道・今治で満タン推奨 |
とびしま海道の穴場ソロツーリング
「しまなみ海道は有名すぎて、もっとひっそりしたところを走りたい」というライダーに、自信を持って推薦できるのが「安芸灘とびしま海道」です。広島県呉市の安芸灘大橋を起点に、下蒲刈島・上蒲刈島・豊島・大崎下島・平羅島・中ノ島と7つの島を7本の橋で結び、愛媛県の岡村島まで続く約30kmのシーサイドルート。地元では「裏しまなみ海道」とも呼ばれる存在で、ライダーの間ではしまなみ海道よりも「走る楽しさ」に特化した穴場ツーリングスポットとして口コミが広がっています。
とびしま海道の最大の特徴は、信号がほぼゼロに近い点と、交通量の極端な少なさです。観光地化されすぎていないため、地元の方の日常生活の中に溶け込んだ素朴な島の風景を、自分のペースでのんびり楽しめます。「橋を渡るたびに潮の香りが強くなって、気づいたらテンションが上がっている自分がいる」という感覚がとびしま海道の醍醐味です。全区間が一般道のため、排気量に関係なくどんなバイクでも同じルートを走れるのも大きな魅力ですよ。125ccの原付二種からリッターオーバーの大型バイクまで、全員が同じ橋を渡って同じ景色を楽しめます。
また、アップダウンが少なく全体的にフラットな地形が続くため、初心者でも「島ツーリングをしている」という達成感を安心して味わえます。走る距離は片道約30kmとコンパクトながら、渡る橋の数は7本。橋を渡るたびに島の雰囲気が変わり、景色が次々と入れ替わるため「30kmなのに全然飽きない」というのがとびしま海道を初めて走ったライダーの共通の感想です。しまなみ海道は「大きな橋と大きな海の絶景」が売りですが、とびしま海道は「小さな島と小さな橋が作る、手のひらサイズの絶景」とも表現できるかもしれません。
御手洗地区の町並みと潮流みはらし台
とびしま海道の旅のハイライトとして外せないのが、大崎下島にある御手洗(みたらい)伝統的建造物群保存地区です。江戸時代に「潮待ちの港」として栄えたこの地区には、石畳の路地・格子窓の商家・白漆喰の土蔵が当時のまま残っており、タイムスリップしたような感覚を味わえます。バイクをエリア入口付近の駐輪スペースに停めて、歩いて巡るのが正解。古民家を利用したカフェでコーヒーをいただきながら、港に吹き込む潮風の中でひと息つく時間は格別です。
御手洗の路地を歩くと、江戸・明治期の建築物が驚くほどの密度で残っているのに気づきます。「こんな場所が本当に存在するのか」と感じるほどの保存状態の良さで、地域の方々が長年かけて守り続けてきた歴史の重みを肌で感じることができます。観光客が押し寄せているわけでもなく、しんと静かな路地を自分だけで歩いているような感覚が、「穴場感」を余計に高めてくれるんですよ。
また、下蒲刈島の「潮流みはらし台」は、安芸灘の海峡を流れる潮流と多島美を眺められる穴場の絶景展望スポットです。観光客が少なく、ツーリングライダーにとってはここだけで何十分でものんびりできる「秘密の展望台」的存在。訪れるたびに「このスポット、あまり知られてほしくないな」と思ってしまうような場所で、バイクを横に停めてコーヒーを飲みながら眺める海峡の景色は、忙しい日常を完全にリセットしてくれます。
フェリー活用でとびしま×しまなみのループルートを組もう
とびしま海道の最終地点・岡村島からは、小長港(愛媛県今治市)へのフェリーが運航しており、そこからしまなみ海道を北上して広島へ戻るループルートを組むことができます。「往路はとびしま海道でのんびり島巡り、復路はしまなみ海道で絶景橋ライド」という欲張りプランは、広島・愛媛エリアのライダーにとって人気の鉄板1日コースです。フェリーにはバイクをそのまま積み込めますが、本数が限られているため事前にスケジュールを確認しておくことが重要です。フェリーの運航スケジュール・料金は必ず事前に瀬戸内島々公式観光サイト等の最新情報でご確認ください。
さざなみ海道で走る海沿い快走路
「とにかく海を横に見ながらひたすら走りたい」という願望を、最もシンプルかつ確実に叶えてくれるのがさざなみ海道(国道185号線)です。広島県三原市を起点に、竹原市・東広島市安芸津町・呉市へと続く約40kmの海岸線ルートで、走っている間ずっと右手(または左手)に瀬戸内海が広がり続けます。アップダウンも急カーブも少なく、初めて広島を走るライダーや125cc以下の小排気量バイクのライダーにとっても非常に走りやすい道です。
夕暮れ時にさざなみ海道を走ったことがある人なら分かると思いますが、水面をオレンジと金色に染める夕日と、静かに揺れる瀬戸内海のコンビネーションは本当に言葉を失います。「バイクで走りながら、ふと泣きそうになる景色ってあるよね」と仲間に話すと全員うなずくような景色に出会えるのが、このルートの底力です。時刻によって表情が全く変わるのもさざなみ海道の特徴で、朝の靄がかかる時間帯の瀬戸内海は幻想的で神秘的な美しさがあります。
さざなみ海道は、広島市や尾道市・福山市など県内各所からアクセスしやすいという立地の良さも魅力のひとつです。「ちょっと時間ができたから半日だけ走りたい」という日帰りプランにも、「朝に出発してしまなみ海道まで繋げたい」というロングツーリングの前半にも、柔軟に対応できます。道沿いに道の駅や道路休憩スポットが点在しており、補給・休憩のタイミングに迷うことも少ない点も初心者には安心ですよ。
アレイからすこじまと大久野島(ウサギの島)
さざなみ海道沿いの立ち寄りスポットとして、ライダーから人気が高いのが呉市にあるアレイからすこじまです。海上自衛隊の潜水艦を陸上から間近で見られる、世界的にも非常に珍しい公園で、数隻の潜水艦が岸壁に実際に停泊している光景は圧倒的な迫力があります。潜水艦とバイクをフレームに収めた写真は、ライダーの間でも「広島で撮った一番かっこいい写真」として話題になることが多いですよ。隣接するレトロな赤レンガの倉庫群との対比も絵になり、「海軍の街・呉」の空気感が凝縮されたスポットです。入場無料でバイクの駐輪スペースも近くに確保されており、気軽に立ち寄れるのも好ポイントです。
さざなみ海道沿いの忠海港(ただのうみこう)から出るフェリーでわずか15分ほどの場所にある大久野島は、「ウサギの島」として全国的に知られています。島中を野生のウサギが自由に歩き回っており、バイクでフェリーに乗り込む光景だけでも非日常感があります。手からエサを食べるウサギの姿はとにかく癒やし系で、ハードなツーリングで疲れた心をほぐしてくれる場所です。バイクで忠海港まで走り、フェリーで日帰りの島探訪を加えるプランは、ツーリングのバリエーションを大幅に広げてくれますよ。フェリーの時刻・バイク積み込み料金は必ず事前にご確認ください。
さざなみ海道(国道185号線)沿いには歴史的な港町・竹原市もあります。「安芸の小京都」と呼ばれる竹原の町並み保存地区には、白漆喰の壁と格子窓が続くノスタルジックな通りが残っており、バイクを停めての散策が楽しめます。竹原はNHKの朝ドラのモデルにもなった場所で、知る人ぞ知る歴史スポットとしてライダーにも注目されていますよ。
広島県のおすすめツーリングスポットと楽しみ方|山・グルメ・道の駅ガイド
海沿いの絶景ルートに続き、広島県ツーリングの「もう一つの顔」である県北の山岳系スポットと、走った後の楽しみとして欠かせないグルメ・道の駅情報を詳しく解説していきます。広島は「瀬戸内の海」と「中国山地の山」の両方を一日で体験できる、ライダーにとって本当に欲張りな県です。「朝は海沿いを流して、昼から山へ向かう」なんてプランも現実的に組める、それが広島ツーリングの自由度の高さです。このセクションを読めば、「どこを走っても何かが待っている」という広島ツーリングの奥深さがさらによく分かるはずですよ。
帝釈峡・三段峡のワインディング
「海も良いけど、やっぱりコーナーを楽しみたい!」というライダーに広島県北部は最高のフィールドです。その筆頭が帝釈峡(庄原市)。日本百景にも選ばれた国の名勝で、石灰岩地帯が長い年月をかけて作り出した雄大な渓谷美を誇ります。帝釈川沿いに続く渓谷は、春の新緑・夏の深緑・秋の紅葉・冬の静寂と四季折々の顔を持ち、訪れるたびに全く違う表情を見せてくれます。見どころは景色だけでなく、帝釈峡へ向かうルート上に広がるワインディングロードの走り応えにもあります。中国山地の稜線を越えていくようなアップダウンのあるコーナーが続き、「これがあるから広島の峠道は止められない」と毎回感じる場所です。
帝釈峡エリアの最大の見どころは、「雄橋(おんばし)」という国の天然記念物に指定された天然の石橋です。長さ約90m・幅約19m・高さ約40mという圧倒的なスケールを誇り、世界三大天然橋のひとつにも数えられています(アメリカ・バージニア州のナチュラルブリッジと、中国の仙人橋と並ぶとされています)。自然がこれほどの造形を作り出すのかと、訪れるたびに驚かされます。石灰岩が地下水に溶かされ、長い時間をかけて形成された雄橋の姿は、「これが本物の橋かどうかも分からない」という圧倒的な存在感があります。
遊覧船で神龍湖(じんりゅうこ)を巡るコースも人気で、水面から見上げる渓谷の岩壁は陸から見るのとはまた違う迫力があります。また、帝釈峡周辺には鍾乳洞も複数あり、夏でもひんやりとした洞内の空気が気持ちよく、ツーリングの目的地として一日中楽しめるエリアです。帝釈峡へのアクセスルートとして東城〜帝釈峡間の県道を使うのがライダーに人気で、適度なカーブと高原感のある景色が快走の楽しさを引き立ててくれます。
もう一方の三段峡(安芸太田町)は、国の特別名勝に指定された西日本有数の秘境渓谷です。安芸太田町を流れる柴木川(三段川)が長年にわたって刻み込んだ峡谷で、全長約16kmにわたって断崖・滝・淵・甌穴が連続する変化に富んだ景観が楽しめます。マイナスイオンに溢れた渓谷沿いの遊歩道は夏のツーリングと非常に相性が良く、「バイクで山道を走り切った後の渓谷散策」という組み合わせがライダーに人気です。「三段滝」「二段滝」「猿飛」などのスポットをゆっくり歩きながら巡ると、都会での疲れがリセットされるような感覚になりますよ。
秋の紅葉シーズンには渓谷全体が赤と黄に染まり、三段峡は写真に収めたい絶景スポットとして広島県北部の中でも上位に入る美しさになります。例年の見頃は10月下旬〜11月中旬頃。三段峡入口付近には駐車場・食事処もあり、バイクを停めてから遊歩道を歩くスタイルで訪れるライダーが多いです。広島市内から国道186号線経由でアクセスするルートは、戸河内インター付近から三段峡へ入るワインディングが続き、「走る楽しさ」と「到達後の感動」がセットで楽しめます。
県北(帝釈峡・三段峡エリア)の冬季走行には要注意
庄原市・安芸太田町など広島県北部の中国山地沿いエリアは、12月〜3月にかけて積雪・路面凍結が発生しやすく、バイクでの走行は非常に危険です。特にブラックアイスバーンは目視での発見が難しく、スリップによる事故リスクが極めて高まります。トンネル出口・橋の上・日陰の区間は気温が4〜5℃を下回る日でも凍結する場合があります。冬季のツーリングを計画される場合は、出発前に道路情報・気象情報を必ずご確認のうえ、状況によっては計画変更の判断もしてください。最新の路面状況は広島県公式サイト等でご確認ください。走行ルートの判断は最終的にご自身の責任において行ってください。
初心者向け世羅高原と呉・江田島ルート
「バイクを買ったばかりで、いきなり険しい道はちょっと不安…」という初心者ライダーにこそ、広島県は本当に優しい県だと思います。「初めてのツーリングで広島を選んで正解だった」という声をライダーから聞くことがよくありますが、それだけ初心者が安心して楽しめるフィールドが揃っているということです。特に世羅高原(世羅町)は、初心者がツーリングに自信をつけるのに最適なエリアとして、ライダーの間で高い評価を受けています。
世羅高原は広島県のほぼ中央に位置する標高約350〜400mの高原地帯で、道が広く全体的に平坦なため急ハンドルや急ブレーキを強いられる場面がほとんどありません。高原特有の爽やかな空気と広大な空が気持ちよく、「バイクで走っているだけで清々しい気持ちになれる」場所です。春は一面のチューリップと桜(せら夢公園の花畑が有名)、初夏はひまわり、夏から秋はダリアなど四季折々の花畑が広がり、「バイクで走りながら見る花畑」というなかなかできない体験をここで叶えることができます。道の駅 世羅もあり、地元グルメや土産の調達も手軽に行えますよ。
世羅高原へのアクセスは広島市内から山陽自動車道・尾道自動車道を経由するのが一般的で、片道1〜1.5時間程度です。帰路は国道432号線などを使って北からアプローチするルートにすると、高原の景色を楽しみながら走れます。世羅町内の道は全体的に整備されており、バイクの取り回しに不安を感じるような狭い路地や急坂はほとんどありません。初めて一人でツーリングする方にも、「ここなら迷子になっても焦らなくていい」という安心感があります。
呉市周辺と江田島も、初心者・中級者に人気の高い定番ルートです。広島市内から呉市まで国道31号線を南下するルートは信号こそありますが、交通量が安定しておりペースが読みやすいため、初心者が走る練習にも向いています。呉市に入ると大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)や鉄のくじら館(海上自衛隊呉史料館)など、バイクを停めてじっくり楽しめる歴史系スポットが充実しています。戦艦大和の10分の1モデルが展示された大和ミュージアムは、軍事ファンでなくても圧倒される迫力で、呉に来たら外せないスポットですよ。
江田島は呉市の宇品港・小用港からフェリーで渡れる島で、海沿いの快走路と穏やかな瀬戸内の景色が持ち味です(125cc以上はバイクをフェリーに積み込めます。宇品港からの料金は大型バイクでも数百円程度が目安)。島内は信号が少なく対向車も少ない道が多く、のんびりバイクを走らせるのに絶好の環境です。広島市内から日帰りで訪れやすく、「島ツーリング入門」として最初に選ぶ場所としても人気があります。江田島には海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)の重厚な歴史的建築物があり、見学ツアーに参加することも可能です。見学コースは無料で受け付けており(要事前確認)、軍港都市・広島の歴史を肌で感じることができます。カフェや海鮮ランチのお店も点在しており、走りと食の両方を楽しめる1日コースを組むことができますよ。
初心者ライダーへのアドバイス:広島ツーリングで事前に確認すべきポイント
- フェリーへのバイク積み込みは予約不要のケースが多いが、繁忙期は満車になることも。特にゴールデンウィーク・お盆・連休中は早めの時間のフェリーに乗るよう計画しよう
- 島内のガソリンスタンドは数が限られるため、本土側で満タンにしてから渡島するのがセオリー
- 橋の上は強風が吹くことがある。特にしまなみ海道の大型橋では横風に注意。風が強い日は速度を落として慎重に走行しよう
- 島内の道は意外と細い区間もあるので、地図アプリで事前にルートを確認しておくと安心
野呂山・音戸の瀬戸の絶景スポット
「ワインディングと絶景展望台を同時に楽しみたい」という欲張りなリクエストに応えてくれるのが、野呂山(呉市)です。標高839mの野呂山山頂へと続く「さざなみスカイライン」は、かつて有料道路だった歴史を持つ本格的なワインディングロードです。海抜ほぼゼロのさざなみ海道から一気に標高800m超まで駆け上がる急勾配とヘアピンカーブの連続は、「ここを走り切ったときの達成感がたまらない」とライダーに語り継がれています。「山麓ではTシャツ一枚でも、山頂ではジャケットが必要」という標高差を体で感じながら走れるのも、野呂山の面白さのひとつですよ。
さざなみスカイラインはバイクで走ると特にコーナリングの楽しさが際立つルートです。ヘアピンカーブとタイトなS字が続くセクションでは、「これだけのコーナーが続く道が広島にあったのか」と驚くライダーも多い。路面は全体的に整備されていますが、一部区間では落ち葉・湧水・苔に注意が必要です。特に秋は紅葉が美しい反面、路面に積もった落ち葉がスリップの原因になることがあるため、スピードのコントロールを意識して走りましょう。
山頂付近には3つの展望台があります。スカイライン途中の標高約410m地点に位置する「ハチマキ展望台」からは、安芸灘大橋や柏島・下蒲刈島・上蒲刈島を眺めることができ、瀬戸内海の多島美が眼下に広がります。さらに上った山頂付近の「かぶと岩展望台(兜岩展望台)」からの眺望は、広島のツーリングスポットの中でも特に息をのむ美しさです。眼下に広がる瀬戸内海と無数の島々、晴れた日には四国まで見渡せるパノラマビューは「ここに来るためだけにバイクを走らせる価値がある」と私が強く感じる場所のひとつです。また、弘法寺付近の「星降る展望台」は夜景スポットとしても知られており、夜間の安芸灘と遠くの灯りが美しいと評判です。
野呂山と合わせてルートに組みたいのが音戸の瀬戸(おんどのせと)です。本州と倉橋島を隔てる幅わずか約90mの海峡を渡る「音戸大橋」と、ループ構造が特徴的な「第二音戸大橋」は、その独特な造形美がバイクとの写真映えスポットとして有名です。赤い橋と青い海の対比が鮮やかで、橋の上からはぐるぐるとループする道路が絵のように見えます。第二音戸大橋のループ構造は、限られた空間の中で高低差を解消するための技術的な工夫で、バイクで実際に走ると「ぐるっと回って一気に高度が変わる」という不思議な体験ができますよ。ドラマや映画のロケ地としても使われており、「実際に走ってみると映像で見たのよりずっと面白い橋だった」という感想を持つライダーがほとんどです。
野呂山→音戸の瀬戸→さざなみ海道という流れのルートは、「ワインディングで登って、絶景を楽しんで、海沿いを走って帰る」という広島ツーリングの要素が全部詰まったコースとして、私が特にお気に入りのルートのひとつです。広島市内からのアクセスもしやすく、午前中に出発すれば余裕を持って日帰りで回れますよ。
尾道ラーメンと呉海軍カレーのグルメ
広島のツーリングは走りだけじゃありません。グルメも全国トップクラスの充実度で、食べるものに困ることが一切ないのも広島ツーリングの大きな魅力のひとつです。「どこを走っても美味いものがある」という安心感があると、ツーリングの計画を立てる楽しさが倍増しますよね。ここでは広島ツーリングで絶対に外せないご当地グルメを詳しく紹介していきます。
まず絶対に食べてほしいのが尾道ラーメンです。広島県尾道市発祥のご当地ラーメンで、醤油ベースのスープに背脂ミンチが浮かぶのが大きな特徴です。鶏ガラと瀬戸内産いりこの出汁を合わせたコクのあるスープに、平打ちの中細ストレート麺が合わさった独特の風味は、一度食べると「また食べたい」と思わせる中毒性があります。背脂が溶け込むことでスープにまろやかなコクとうまみが加わり、「重すぎず・薄すぎず」というちょうど良いバランスが長年愛される理由です。しまなみ海道スタート前の腹ごしらえとして、あるいは帰路の締めとして尾道市内の専門店に並ぶライダーが後を絶ちません。尾道ラーメンで有名な店舗は市内に複数ありますが、昼時は行列ができる人気店も多いので、開店直前の早い時間帯に訪問するのがおすすめですよ。
呉海軍カレー(海自カレー)は、呉市内のさまざまな店舗が海上自衛隊各艦のカレーレシピを再現したご当地グルメです。海上自衛隊では毎週金曜日がカレーの日という伝統があり、艦ごとに独自に工夫されたレシピが存在しています。呉市の飲食店ではそれらのレシピを再現した「海自カレー」を提供しており、店によって「護衛艦○○のカレー」という形で個性豊かなメニューが揃っています。「今日はどの艦のカレーにするか」という選び方ができるのも、他の地域にはない呉ならではの楽しみ方です。カレー巡りを目的に複数の店舗をはしごするライダーも多く、「呉カレーツーリング」として計画する方も増えています。
沿岸部全般では、秋冬を中心に牡蠣グルメが最高です。広島県は生産量全国第1位の牡蠣産地で、年間約1万6千トン(むき身)の牡蠣を生産し、これは日本全体の約6割以上のシェアを占めています(出典:公益財団法人広島市農林水産振興センター「広島かきの生産量等」)。広島の牡蠣は身がプリっとしていて濃厚な旨みが特徴で、旬は年明けの1月〜2月頃が最も味が濃いとされています。カキ小屋での炭火焼き牡蠣は「旬の時期に来た甲斐があった」と毎回思わされます。熱した殻の上でじゅわっと蒸し焼きになった牡蠣を頬張る瞬間は、ツーリングの旅情と合わさって格別の美味しさです。
さらに、大崎下島の「大長みかん」は、糖度が高く濃厚な甘さが特徴の高級みかんで、とびしま海道沿いの直売所での購入が人気です。みかんの直売所では試食できることも多く、走りの合間に立ち寄るライダーも多いですよ。とびしま海道・しまなみ海道沿いのカフェで提供されるレモン系スイーツも人気で、瀬戸内産レモンを使ったレモネードやタルト、レモンケーキなどはライダーのおやつ休憩として欠かせない存在になっています。
広島ツーリングのグルメ早見まとめ
- 尾道ラーメン:尾道市内の専門店。背脂ミンチ入りの醤油スープが名物。昼前の早い時間に訪問するのがおすすめ
- 呉海軍カレー(海自カレー):呉市内の飲食店。艦ごとに異なるレシピを食べ比べるのが楽しい
- 牡蠣料理:沿岸部のカキ小屋(秋〜冬がシーズン)。炭火焼き牡蠣が最高。広島は生産量全国1位
- レモンスイーツ:とびしま海道・しまなみ海道沿いのカフェで定番。瀬戸内産レモン使用
- 大長みかん:とびしま海道沿いの直売所で購入可能。濃厚な甘さが特徴の高級みかん
- 竹原産の日本酒・地酒:さざなみ海道沿いの竹原市は醸造業で栄えた歴史を持ち、酒蔵が複数ある。土産として人気
ライダーが集まるおすすめ道の駅
ツーリング中の休憩・補給・情報収集の拠点として、道の駅の選び方で旅の快適さはかなり変わります。「次の道の駅まで何kmあるか」を事前に把握しておくだけで、疲労感のコントロールや燃料補給のタイミングが格段にスムーズになります。広島県の道の駅はライダーフレンドリーな場所が多く、バイクの駐輪スペースが広い場所や、ご当地グルメが充実している場所がたくさんあります。私が実際に走りながら「ここはまた来たい」と思った道の駅を、エリアと特徴を整理して紹介していきます。
道の駅 湖畔の里福富(東広島市)は、県央に位置する好アクセスの道の駅です。県営福富ダム(通称:しゃくなげ湖)の湖畔に位置しており、展望台からはダム湖と「しゃくなげ大橋」を一望できる絶景が広がっています。広大な芝生エリアと21種類のアトラクション遊具が揃うふれあい広場もあり、休日にはライダーや家族連れで賑わう賑やかな道の駅です。デイキャンプ場や宿泊キャンプ場も整備されており、ツーリングキャンプの拠点としても優秀。県内各方面へのアクセスが良いため、ツーリングの集合場所や中継拠点として定番化しています。ライダーが自然に集まる場所なので、初めて行っても話しかけてもらえることが多いですよ。地元で採れた新鮮野菜や加工品の販売コーナーも充実しており、帰路のお土産調達にも使えます。
道の駅 世羅(世羅町)は、バイク駐輪場が広く設計されており、ライダーへの配慮を感じられる道の駅です。世羅みのり牛のバーガーや世羅産の新鮮野菜・フルーツなど、ご当地グルメのラインナップが充実しており、ここだけで昼食・おやつ・土産が全部揃います。世羅高原ツーリングの拠点として非常に使いやすい場所で、週末には広島市内や福山・尾道方面からやってきたライダーでバイクコーナーが埋まることも少なくありません。施設内のフードコーナーでは世羅産の季節のフルーツを使ったスムージーやジェラートが人気で、暑い季節の走行後の一服に最高ですよ。
道の駅 みはら神明の里(三原市)はさざなみ海道(国道185号線)沿いに位置しており、展望デッキから瀬戸内海を見下ろすことができます。海沿いを走ってきた後の休憩に最高のロケーションで、地元の海産加工品や「三原だこ」のグルメも楽しめます。三原はタコの名産地として知られており、たこ飯・たこ天・たこせんべいなど、たこを使ったご当地グルメが道の駅でも味わえます。さざなみ海道ルートを走るなら、ここは絶対に寄ってほしい場所です。
その他にも、尾道自動車道沿いの道の駅 クロスロードみつぎ(尾道市)はやまなみ街道ツーリングの拠点として使いやすく、帝釈峡方面を目指すライダーが立ち寄ることの多い場所です。県北エリアを走る際は道の駅 北の関宿安芸高田(安芸高田市)も補給拠点として便利で、ライダー向けの駐輪スペースも整備されています。
| 道の駅名 | 所在地 | 特徴・おすすめポイント | ライダー向け設備 |
|---|---|---|---|
| 湖畔の里福富 | 東広島市 | しゃくなげ湖展望・キャンプ場併設・県央集合場所の定番 | 駐輪スペース広め・芝生休憩エリアあり |
| 道の駅 世羅 | 世羅町 | 世羅みのり牛バーガー・フルーツジェラート・世羅高原の拠点 | 二輪駐輪場広め・休憩スペースあり |
| みはら神明の里 | 三原市 | さざなみ海道沿い・展望デッキ・三原だこグルメ | 国道185号沿いで立ち寄りやすい |
| クロスロードみつぎ | 尾道市 | やまなみ街道・帝釈峡方面への起点 | 駐輪スペースあり・食事処あり |
| 北の関宿安芸高田 | 安芸高田市 | 県北ツーリングの補給拠点・地元産品が豊富 | 駐輪スペースあり |
季節別の紅葉・桜ツーリング情報
広島県のツーリングは、季節によって全く異なる表情を見せてくれます。同じルートでも、走る時期を変えるだけで「また来て良かった」と思わせてくれる奥深さがあります。ここでは季節ごとのおすすめポイントと注意点を丁寧にまとめておきます。「広島ツーリングを年4回楽しんでいる」というライダーは決して珍しくなく、それだけ各季節に明確な魅力があるのが広島の強みです。
春(3月〜5月):桜と花畑に染まる絶景シーズン
春は広島ツーリングのベストシーズンのひとつです。しまなみ海道沿いの桜並木・千光寺公園(尾道市)の桜・世羅高原のチューリップと桜が重なる時期は、どこへ走っても「当たり」の景色に出会えます。特に千光寺公園はロープウェイ山頂から尾道の街並みと満開の桜、その向こうに広がる瀬戸内海というレイヤーが重なる眺めが絶品です。「尾道の千光寺の桜は日本でもトップクラスの絶景だ」と毎年訪れるたびに思います。気温も走りやすく、ライダーの数が最も増える季節なので、人気スポットは早朝訪問がおすすめですよ。
世羅高原のせら夢公園は春のチューリップ(4月中旬〜5月上旬頃)が見事で、100種類以上のチューリップが咲き誇る花畑は圧巻です。バイクを停めて畑の中を歩くと、色とりどりの花に囲まれる体験ができます。開花時期は年によって前後するため、事前に世羅町の公式情報を確認しておくと確実ですよ。
夏(6月〜8月):海風と涼しい渓谷で暑さを乗り越える
夏は県内の海沿いルートとしまなみ海道・とびしま海道の島巡りが特に人気です。瀬戸内海の海風が暑さを和らげてくれるため、内陸の猛暑に比べると格段に快適に走れます。橋の上や海岸線では潮風が全身を包んでくれて、「バイクで走りながら感じる夏の海風ってこんなに気持ちいいのか」と毎回感じます。早朝ツーリングなら気温も低く、人も少ないため、夏の絶景を独占気分で楽しめますよ。
三段峡は夏でも渓谷の冷気が残り、「暑さを忘れるツーリング先」として重宝します。森の中の遊歩道に一歩入ると、気温がぐっと下がり、マイナスイオンたっぷりの空気が体を包んでくれます。「バイクで山道を走ってきて、渓谷でクールダウンする」という夏の鉄板コースとして、広島市内のライダーに特に人気があります。ただし県北の山間部はゲリラ豪雨が発生しやすい時期でもあるため、出発前の天気予報確認とレインウェアの携帯を忘れずに。
秋(9月〜11月):帝釈峡・三段峡の紅葉が最高潮に
秋は帝釈峡と三段峡の紅葉ツーリングが広島屈指のおすすめコンテンツです。帝釈峡の秋は例年10月下旬〜11月中旬がピークで、渓谷全体が赤・黄・オレンジに染まる様子は圧巻。神龍湖の遊覧船から見上げる紅葉は、陸上から見るのとはまた異なる色彩と奥行きで、「一生に一度は見てほしい」と思う景色のひとつです。三段峡も同時期に絶景の紅葉スポットとして多くのライダーが訪れます。世羅高原のダリア園も秋に最盛期を迎えるため、「花ツーリング×紅葉ツーリング」の贅沢なコースを1日で組めますよ。秋はツーリングの気候としても最高で、半袖では寒く、厚着では暑い、ちょうどよい体感温度の日が続きます。
冬(12月〜2月):沿岸部で牡蠣ツーリングを楽しむ
冬は前述のとおり県北エリアへのツーリングは積雪・凍結リスクが高いため推奨しません。一方、瀬戸内沿岸部(呉・尾道・とびしま海道・しまなみ海道)は積雪がほとんどなく、比較的温暖な瀬戸内式気候の恩恵を受けて冬でも走りやすい日が多いです。冬の澄んだ空気の中で見る瀬戸内海は夏とは全く異なる透明感があり、「冬の海沿いツーリングも良いものだ」と感じさせてくれます。冬のカキ小屋グルメを目当てに走るライダーも多く、「牡蠣ツーリング」として冬の定番コースになっています。1月〜2月の旬の時期に呉や竹原、江田島方面を走りながらカキ小屋でランチする流れは、「冬にしかできない広島ツーリング」の醍醐味です。
季節別おすすめスポット早見表
- 春:千光寺公園(桜×尾道絶景)、世羅高原(チューリップ)、しまなみ海道の桜並木
- 夏:とびしま海道・さざなみ海道(海風・早朝ツーリング)、三段峡(涼)、江田島
- 秋:帝釈峡・三段峡(紅葉)、世羅高原(ダリア)、神龍湖遊覧船
- 冬:さざなみ海道・とびしま海道(牡蠣ツーリング)、呉エリア、尾道
広島県のおすすめツーリングスポットまとめ
この記事では、広島県のおすすめツーリングスポットをしまなみ海道・とびしま海道・さざなみ海道の三大絶景ルートから、帝釈峡・三段峡のワインディング、初心者向けの世羅高原・江田島コース、野呂山・音戸の瀬戸の絶景スポット、グルメ・道の駅情報、季節別ツーリングまで幅広く解説してきました。広島県のツーリングスポットは、ひとつひとつの場所がそれぞれに強い個性と魅力を持っており、「どこから手をつけたら良いか分からない」という嬉しい悩みを抱えてしまうほど豊かです。
広島県は、海を見ながら走りたいライダーにも、峠でコーナーを楽しみたいライダーにも、グルメを目当てに走りたいライダーにも、初心者も上級者も、全員に応えられる懐の深い県です。しまなみ海道だけが広島の魅力ではなく、まだ知られていない穴場スポットが県内各地にたくさん眠っています。「広島は何度来ても飽きない」と多くのライダーが言う理由が、この記事を通じて伝わっていれば嬉しいです。この記事を片手に、ぜひ自分だけのお気に入りルートを見つけてみてください。
なお、各スポットの駐車場・フェリー運航状況・通行規制・道路情報は季節や状況により変わることがあります。正確な情報は必ず各施設や自治体の公式サイトでご確認ください。走行ルートの最終判断はご自身の技術・体調・天候を考慮のうえ、安全第一でお楽しみください。
他の地域のツーリング情報もあわせてチェックしたい方は、京都府おすすめツーリングスポット完全ガイド|絶景ルートと穴場もぜひ参考にしてみてください。瀬戸内と日本海、両方の海を楽しめる関西・中国エリアのツーリング計画に役立ちますよ。それでは、いい旅を!
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