群馬県おすすめツーリングスポット完全ガイド|絶景から穴場まで

こんにちは。風と共に駆けるライダーの旅路 代表の「H」です。群馬県おすすめツーリングスポットを探しているライダーの皆さん、お待たせしました。志賀草津道路の雲上スカイライン、嬬恋パノラマラインのキャベツ畑ロード、赤城山や榛名山、妙義山の上毛三山ワインディングなど、群馬には走りごたえ抜群の絶景ルートが揃っています。さらに、草津温泉や万座温泉で汗を流す日帰り湯、焼きまんじゅうや水沢うどんなどのグルメ巡り、奥四万湖や碓氷峠といった穴場スポットまで、日帰りでも大満足のコースが組めるのがこの県の魅力です。初心者にも走りやすいルートから、冬でも楽しめる県南エリアの情報、道の駅を活用した休憩プランまで、私が実際に走って感じたリアルな情報をお届けします。この記事を読めば、群馬ツーリングの計画に必要な情報がまるごと手に入りますよ。

  • 志賀草津道路や嬬恋パノラマラインなど王道絶景ルートの走り方と最新の通行規制情報
  • 赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山ワインディングと穴場の隠れ名所
  • 焼きまんじゅう・水沢うどんなどのご当地グルメと草津温泉・万座温泉の日帰り湯
  • 初心者向け日帰りルートや道の駅の活用法、冬季通行止めなど季節別の注意点
  1. 群馬県おすすめツーリングスポットの絶景ルートを徹底解説
    1. 志賀草津道路で走る日本最高地点の絶景ロード
      1. 雲の上を走る感覚を味わえる
      2. 火山活動による通行規制に注意
      3. 志賀草津道路を走るときの装備と持ち物
    2. 嬬恋パノラマラインの爽快キャベツ畑ルート
      1. まるで北海道のような開放感
      2. 走行のコツと注意点
      3. 嬬恋パノラマラインを組み込んだ周回ルート例
    3. 赤城山・榛名山・妙義山で楽しむワインディング
      1. 赤城山──大沼と小沼を目指すカルデラロード
      2. 榛名山──メロディラインとヘアピンの二面性
      3. 妙義山──奇岩が迫るテクニカルロード
    4. 穴場で差がつく奥四万湖や碓氷峠の隠れ名所
      1. 奥四万湖の「四万ブルー」に息をのむ
      2. 碓氷峠旧道で184カーブに挑む
      3. 吹割の滝と野反湖も見逃せない
    5. 初心者でも安心な県南エリアの日帰りルート
      1. 初心者向け日帰りモデルコース
      2. からっ風街道の快走路もおすすめ
      3. 県南ルートの注意点
  2. 群馬県おすすめツーリングスポットの楽しみ方を深掘り
    1. 焼きまんじゅうや水沢うどんのグルメ巡り
      1. 焼きまんじゅう──群馬のソウルフード
      2. 水沢うどん──日本三大うどんの実力
      3. まだまだある群馬のご当地グルメ
    2. 草津温泉や万座温泉で癒やす日帰り湯
      1. 草津温泉──日本三名泉の実力
      2. 万座温泉──標高1,800mの秘湯
      3. その他の立ち寄り温泉
    3. 道の駅を活用した快適な休憩プラン
      1. エリア別おすすめ道の駅
      2. 道の駅での快適な過ごし方
      3. 道の駅スタンプラリーという楽しみ方
    4. 春夏秋冬で変わる季節の見どころと冬の注意点
      1. 春(4月〜5月)──開通シーズンの到来
      2. 夏(6月〜8月)──高原で涼を求めて
      3. 秋(9月〜11月)──紅葉のベストシーズン
      4. 冬(12月〜3月)──県南エリアに絞って安全に
    5. 群馬県おすすめツーリングスポットを満喫するまとめ
    6. 📝 記事ご利用上の注意事項

群馬県おすすめツーリングスポットの絶景ルートを徹底解説

群馬県には、日本屈指と呼ばれる山岳スカイラインから、北海道のような広大な農道まで、バイクで走って気持ちいい道がこれでもかと詰まっています。関越自動車道を使えば都心の練馬ICから約1時間半でアクセスできる利便性もあり、日帰りツーリングの行き先としても非常に優秀です。ここでは、まず絶対に外せない絶景ルートと自然スポット、そして穴場や初心者向けのコースを順番にご紹介していきます。

志賀草津道路で走る日本最高地点の絶景ロード

群馬ツーリングで最初に名前が挙がるのが、志賀草津道路(国道292号)です。群馬県草津町と長野県山ノ内町を結ぶ全長約41kmの山岳道路で、日本の国道最高地点・標高2,172mの渋峠を通過するという、ライダーなら一度は走りたい憧れのルートですよね。標高が上がるにつれて植生が劇的に変わり、低地の広葉樹林帯から針葉樹林帯、さらにハイマツ帯へと移り変わっていく様子は、まるで短時間で日本列島を縦断しているかのようなダイナミックさがあります。渋峠の頂上には「日本国道最高地点」の石碑が立っていて、ここでバイクと一緒に記念撮影をするのがライダーの定番儀式。天候が良ければ北アルプスの山並みまで見渡せることもあり、その壮大さは何度訪れても色褪せません。

雲の上を走る感覚を味わえる

標高を上げていくと次第に視界が開け、天候に恵まれれば眼下に雲海が広がることもあります。殺生河原付近では荒涼とした火山地形が現れ、まるで別の惑星を走っているかのような非日常感。硫黄の匂いが漂うエリアでは窓を開けた車の乗員向けに注意喚起の看板が立っていますが、バイクの場合はそもそもフルオープンで走っているわけですから、通過する際はスピードを落とさず淡々と走り抜けることをおすすめします。春の開通直後(例年4月下旬)に訪れれば、道路の両側に雪壁がそびえる「雪の回廊」を体験できます。2026年は4月22日に冬季閉鎖が解除されています。開通直後は路肩に残雪があり路面が濡れていることも多いので、グリップの確保には特に気を配りましょう。

火山活動による通行規制に注意

ここ、非常に重要なポイントです。草津白根山の火山活動の影響で、万座三叉路〜殺生ゲート間(約8.5km)は噴火警戒レベル2のため通行止めが続いています(2025年8月4日から継続中)。つまり、草津温泉側から渋峠を目指すルートは現在通り抜けできず、志賀高原側(長野県側)からのアクセスが基本となります。草津温泉に立ち寄ってから渋峠を目指すという従来の黄金プランは現状では使えませんので、ルート計画を組む段階で迂回路を確認しておく必要があります。万座ハイウェイ経由で万座三叉路まで上がり、そこから長野方面(志賀高原側)へ抜けるルートは通行可能ですので、こちらを軸に計画するのが現実的です。規制情報は日々変わる可能性がありますので、出発前に必ず最新の通行情報を確認してください。

志賀草津道路を走るときの装備と持ち物

標高2,000mを超えるエリアでは、真夏でも気温が10℃前後まで下がることがあります。平地で30℃を超えるような日でも、渋峠では風が強く体感温度はさらに低くなりますので、防風性の高いアウターや薄手のダウンなどの防寒レイヤーを必ずバッグに入れておきましょう。酸素濃度も平地より低いため、長時間走ると普段より疲労を感じやすくなります。渋峠のホテルやドライブインで休憩を挟み、こまめに水分を補給するのがコツですよ。

志賀草津道路の通行規制まとめ
・冬季閉鎖:例年11月下旬〜4月下旬(2026年は4月22日解除済み)
・火山ガス規制:草津白根山の噴火警戒レベルにより、万座三叉路〜殺生ゲート間(約8.5km)が通行止めとなる場合あり(2025年8月から継続中)
・標高2,000m超のため天候が急変しやすく、真夏でも気温は10℃前後まで下がることも
・正確な規制状況は群馬県公式サイトの報道提供資料ページや中之条土木事務所の道路情報でご確認ください

嬬恋パノラマラインの爽快キャベツ畑ルート

志賀草津道路と並んで群馬ツーリングの定番になっているのが、嬬恋パノラマラインです。嬬恋村を東西に貫く広域農道で、北ルートと南ルートを合わせると全長約35km以上の快走路が広がっています。ここ、気になりますよね。広域農道というカテゴリながら、舗装状態は非常に良好で道幅もゆったり。信号がほぼ皆無なので、エンジンの鼓動とともに途切れることなく走り続けられる爽快感は格別です。嬬恋村は日本一のキャベツ生産地として知られており、夏から秋にかけては一面の緑色のキャベツ畑が目に飛び込んできます。バイクで駆け抜けると、目線の高さと風の感覚が車とは全然違って、まるで緑の海を航海しているような気持ちになりますよ。

まるで北海道のような開放感

見渡す限りのキャベツ畑の中を、信号がほとんどない道が一直線に伸びていく景色は、まさに「北海道に来たのでは?」と錯覚するほど。特に北ルートは展望スポットが多く、雄大な浅間山を背景にした風景写真が撮れるポイントが点在しています。北ルートの途中にある高台からは、晴れた日に四阿山(あずまやさん)や草津白根山まで見渡せることもあります。南ルートは浅間山がさらに目前に迫るダイナミックな景観が魅力で、ライダーの集合場所としても定番の愛妻の丘にも立ち寄れます。愛妻の丘には「愛を叫ぶ」ためのベルが設置されていて、ここでバイクと浅間山を背景にした写真を撮るのが人気。広い駐車場が整備されているので、バイクを停めるのにも困りません。

走行のコツと注意点

農道なので路面は全般的に良好ですが、農作業車両が出入りすることがあるため、見通しの良い直線でも油断は禁物です。特に早朝や夕方は軽トラックが急に脇道から出てくることがありますので、交差点手前ではしっかり減速しましょう。また、キャベツの収穫シーズン(夏〜秋)は大型トラックとすれ違うこともありますので、速度は控えめに。ガソリンスタンドが少ないエリアなので、嬬恋村に入る前に給油しておくことをおすすめします。長野原町や草津町のスタンドで満タンにしてから入るのが安心ですね。

嬬恋パノラマラインを組み込んだ周回ルート例

嬬恋パノラマラインだけを往復するのもいいですが、せっかくなら万座ハイウェイ鬼押ハイウェイと組み合わせた周回ルートを組むのがおすすめです。たとえば、関越道・渋川伊香保IC → 中之条 → 草津温泉で休憩 → 万座ハイウェイで万座温泉へ → 嬬恋パノラマライン北ルート → 鬼押ハイウェイで軽井沢方面へ → 碓氷峠経由で帰路、というルートなら全行程200km前後。一日で群馬の高原エリアをたっぷり堪能でき、温泉とグルメも詰め込める贅沢なプランになりますよ。

嬬恋パノラマラインの基本データ
・北ルート+南ルート合計:約35km以上
・信号:ほぼなし
・路面状態:良好(広域農道のため一部補修跡あり)
・ガソリンスタンド:ルート上にはほとんどないため事前給油必須
・おすすめ撮影スポット:愛妻の丘(駐車場・トイレ完備)
・通行料金:無料

赤城山・榛名山・妙義山で楽しむワインディング

群馬県を象徴する上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)は、それぞれ個性の異なるワインディングが楽しめる、ライダーにとって最高の遊び場です。この三山を一日で巡る上毛三山パノラマ街道(全長約100km)は、群馬ツーリングのゴールデンルートと呼んでも過言ではありません。三つの山がそれぞれまったく違った表情のワインディングを持っているので、一日で走っても飽きがこないのが素晴らしいところ。有名な峠マンガの舞台としても知られるエリアですが、走り屋だけでなく、のんびり景色を楽しみたいツーリングライダーにもしっかり楽しめるルートが揃っています。

赤城山──大沼と小沼を目指すカルデラロード

赤城山は標高1,828mの主峰・黒檜山を持つカルデラ山で、前橋市側から県道4号(赤城道路)を走って山頂を目指します。麓から山頂まで標高差は約1,400m。序盤は緩やかなカーブが続きますが、中腹から先は中速コーナーが連続し、走りごたえ十分のワインディングに変わります。路面状態も比較的良好で、見通しの効くコーナーが多いので、ペースを保ちながらリズミカルに走れるのが魅力ですね。山頂に広がる大沼(おの)は静かな湖面が美しく、湖畔に佇む赤城神社の鮮やかな朱色の橋とのコントラストが映えます。SNS映え間違いなしのフォトスポットですよ。少し足を延ばせば小沼(この)にも立ち寄れ、こちらは観光客が少ない穴場の休憩スポット。水面に映る空がとても静かで、ヘルメットを脱いでぼんやりする時間が最高に贅沢です。秋の紅葉シーズンには山全体が赤や黄に染まり、多くのライダーが集まります。10月上旬〜中旬が見頃の目安ですが、年によって前後しますので事前にチェックしてくださいね。

榛名山──メロディラインとヘアピンの二面性

榛名山は榛名富士と榛名湖がシンボルの、風情ある山岳ルート。伊香保温泉側から榛名湖へ向かうルートでは、県道33号の舗装に刻まれた溝の上をタイヤが通過するとメロディが聞こえる「メロディライン」を楽しめます。これ、バイクだと車以上にはっきり聞こえるので、ちょっと感動しますよ。一方、裏榛名と呼ばれる榛名湖北岸から倉渕方面へ抜けるルートは高速コーナーが続くテクニカルな道で、ワインディング好きにはたまりません。榛名湖畔は一周約5kmの道路が整備されているので、湖を眺めながらのんびり流すのも気持ちいいです。湖畔にはボート乗り場やトテ馬車(馬車の遊覧コース)もあり、バイクを停めて散策する時間も楽しめます。榛名山は伊香保温泉と非常に近い位置関係にあるため、ワインディングを楽しんだ後にそのまま伊香保で日帰り入浴、というプランが組みやすいのも大きなメリットです。

妙義山──奇岩が迫るテクニカルロード

妙義山は日本三大奇景のひとつに数えられ、荒々しい岩肌が目の前に迫る独特の景観が最大の魅力です。白雲山・金洞山・金鶏山の三峰からなる表妙義は、鋭く尖った岩峰が連なり、その姿は遠くから見ても一目でわかるインパクト。妙義山道路(県道196号)はタイトなコーナーが続き、ライダーの腕が試されるテクニカルなルートです。路面はところどころ荒れ気味の箇所もあるので、スピードを抑えつつ丁寧にラインを取るのがポイントですね。中腹にある中之嶽神社には高さ20mを超える日本一の大黒天像が鎮座しており、ライダーのフォトスポットとして定番です。大黒様は金色に輝いていて、近くで見るとそのスケール感に圧倒されますよ。上毛三山の中では標高が低め(主峰の相馬岳で1,104m)なので、冬でも比較的路面の凍結リスクが低く走れる日があるのもポイント。晴れた冬の日には空気が澄んでいて、奇岩のディテールがくっきり際立つ絶景を堪能できます。

上毛三山ワインディング比較表
標高 ルートの特徴 難易度の目安 おすすめの時期 周辺の立ち寄りスポット
赤城山 1,828m 中速コーナーが連続、大沼・小沼で休憩可 中級 新緑(5月)・紅葉(10月) 赤城神社、覚満淵、道の駅まえばし赤城
榛名山 1,449m メロディライン+裏榛名の高速コーナー 中級〜上級 新緑(5月)・紅葉(10〜11月) 榛名神社、伊香保温泉、水沢うどん街道
妙義山 1,104m タイトコーナー多め、奇岩の迫力ある景観 上級 紅葉(11月中旬)・冬の晴天日 中之嶽神社、妙義神社、碓氷峠めがね橋

穴場で差がつく奥四万湖や碓氷峠の隠れ名所

定番スポットだけでは物足りない、というライダーにぜひ訪れてほしいのが、群馬県内に点在する穴場の隠れ名所です。有名どころに比べて交通量が少なく、静かに絶景を楽しめるのが穴場の魅力ですよね。群馬は山と渓谷が多い地形なので、少し主要ルートから外れるだけで、驚くような景色に出会えることがよくあります。ここでは、私が実際に走って「これは教えたい」と思った穴場を厳選してお伝えします。

奥四万湖の「四万ブルー」に息をのむ

奥四万湖は、中之条町の四万温泉のさらに奥に位置するダム湖で、驚くほど青い湖水「四万ブルー」で知られています。この青さは湖底の地質や水に含まれる微粒子の影響と言われていますが、とにかく実物を見ると写真以上のインパクト。特に4月下旬から5月末にかけては最も美しい青色を見せると言われ、新緑のグリーンとブルーのコントラストは思わず声が出るほどの絶景です。湖の周囲は一周できる道路が整備されていて、バイクでゆっくり回りながら好きなポイントで停まって写真を撮るのに最適。交通量も少ないので、自分のペースで走れますよ。四万温泉街にはレトロな共同浴場「河原の湯」もありますので、ツーリングの途中に汗を流していくのもおすすめです。温泉街自体も昭和の風情が残る落ち着いた雰囲気で、散策するだけでも楽しいですよ。

碓氷峠旧道で184カーブに挑む

安中市から軽井沢へと続く碓氷峠(旧道)は、なんと184個ものカーブが連続する歴史ある峠道です。現在の国道18号バイパスが開通してからは交通量が大幅に減り、静かにコーナリングを楽しめるようになりました。路面はやや荒れている箇所もありますが、一つひとつのカーブは半径が小さすぎず、リズム良くコーナーをクリアしていく走りは病みつきになります。途中にある碓氷第三橋梁(めがね橋)は明治26年(1893年)に造られた日本最大級のレンガ造りアーチ橋で、国の重要文化財にも指定されています。4連アーチの美しい姿はバイクと一緒に写真を撮る定番スポット。めがね橋の駐車場は小さめですが、バイクなら問題なく停められます。峠のふもと・横川には「おぎのや」の峠の釜めしがありますので、走った後のご褒美にぜひ。益子焼の釜に入った温かい釜めしは、ツーリングの思い出の味になること間違いなしです。

吹割の滝と野反湖も見逃せない

沼田市の吹割の滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれる迫力ある滝で、国道120号沿いにあるためアクセスしやすいのもポイント。高さ7m、幅30mの滝が川床を割るように流れ落ちる姿は国の天然記念物に指定されており、遊歩道が整備されていて間近で滝の迫力を感じられます。駐車場から滝まではすぐなので、ツーリング途中のちょっとした寄り道にもぴったりですよ。さらに足を延ばせば、「天空の湖」と称される野反湖にたどり着きます。標高1,513mに位置する秘境感あふれるダム湖で、初夏にはノゾリキスゲ(ニッコウキスゲの仲間)が湖畔を黄色く染め上げます。高山植物の宝庫でもあり、喧騒を離れて静かに絶景を楽しみたいライダーに最適の穴場です。野反湖へのルートは中之条町から県道405号を北上するルートが一般的で、適度なカーブが続く快走路になっています。

穴場スポットの回り方ヒント
奥四万湖と野反湖は同じ中之条町エリアにあるため、セットで回ると効率的です。午前中に奥四万湖で四万ブルーを堪能 → 四万温泉で一風呂 → 午後に野反湖へ、というルートなら無理なく一日で両方楽しめますよ。碓氷峠は県南にあるため別日のプランとして、妙義山とセットで回るのがおすすめです。

初心者でも安心な県南エリアの日帰りルート

「山岳ワインディングはまだ不安…」という初心者ライダーさんも大丈夫です。群馬県の南部エリアには、道幅が広くて信号も少ない、走りやすい快走路がたくさんあるんですよ。都心から関越道や北関東道を使えば1〜2時間で到着できるアクセスの良さも、初心者にとっては大きな安心材料です。県南エリアは標高が低いぶん冬場でも路面凍結のリスクが山岳部に比べて低く、年間を通じてツーリングを楽しめるのも魅力。世界遺産の富岡製糸場やレトロな街並みの栃木寄りのエリアなど、バイクを停めて歩く観光も組み合わせやすいので、「走るだけじゃないツーリング」を楽しみたい方にもぴったりです。

初心者向け日帰りモデルコース

おすすめは、関越道・高崎IC周辺をスタートにした周回プランです。高崎市内で朝食(高崎パスタも地元グルメとして有名です)→ 国道18号で安中方面へ → 碓氷峠のめがね橋で写真撮影(旧道のタイトなカーブが不安なら、国道18号の新道でそのまま通過してもOKです)→ 妙義山の山麓を眺めながら県道で富岡市へ → 富岡製糸場を見学 → 下仁田町で下仁田ネギこんにゃくのグルメを楽しむ、というルート。全行程80km前後で、大きなカーブも少なく安心です。富岡製糸場の駐車場にはバイク用のスペースもありますので、安心して立ち寄れますよ。このルートなら途中にコンビニやガソリンスタンドが多数あるので、燃料切れやトイレの心配もありません。

からっ風街道の快走路もおすすめ

赤城山の南麓を走るからっ風街道は全長約24kmの広域農道で、信号が少なく直線の多い走りやすい道です。道幅も広く、対向車とのすれ違いにも余裕があるため、初心者ライダーが安心して走れるルートとして人気があります。前橋市街から近いので、「まずは近場で練習」という使い方にも最適。赤城山の裾野に沿って走るため、天気が良ければ正面に雄大な赤城山の姿を眺めながらの快走が楽しめます。まずはこういった平坦な快走路で距離感やカーブの感覚をつかみ、慣れてきたら少しずつ赤城山の山腹(県道4号)へ足を延ばしていくのがいいですね。からっ風街道の途中には「道の駅 まえばし赤城」もありますので、休憩拠点としても使えます。

県南ルートの注意点

県南は走りやすい反面、冬場は「上州のからっ風」と呼ばれる強い北西風が吹くことがあります。直線区間で突然の横風を受けるとバイクがふらつきますので、風が強い日はスピードを抑えめに。また、農道や裏道に入ると砂利や轍があることもありますので、初心者のうちは県道や国道をメインに走るのが無難です。

初心者の日帰りツーリング3つのコツ
①出発前にタイヤ空気圧とチェーンの張り(チェーン駆動の場合)を確認 ②休憩は1時間に1回、道の駅やコンビニで水分補給と軽いストレッチ ③スマホナビはバイク用マウントで固定し、Bluetooth接続のインカムで音声案内を聞くと視線を外さず安全です。

群馬県おすすめツーリングスポットの楽しみ方を深掘り

絶景ルートを走るだけがツーリングの楽しみではありません。群馬県は「粉もの文化」のグルメ天国であり、日本有数の温泉大国でもあります。走って、食べて、浸かって、休んで。この四拍子が一日の中に全部詰め込めるのが群馬ツーリング最大の強みだと私は思っています。ここからは、走った後のお腹と身体を満たしてくれるグルメ・温泉・道の駅情報と、季節ごとの計画ポイントをお伝えします。

焼きまんじゅうや水沢うどんのグルメ巡り

群馬県は「小麦の国」と呼ばれるほど粉もの文化が発達していて、ツーリングの途中に立ち寄れるグルメスポットが豊富です。走った後に美味しいものが待っていると思うと、それだけでテンション上がりますよね。群馬は北関東のイメージでグルメの印象が薄い方もいるかもしれませんが、実は焼きまんじゅう・水沢うどん・ひもかわうどん・もつ煮・ソースカツ丼・おっきりこみ・峠の釜めしと、ライダーのお腹を満たすラインナップの充実ぶりは関東トップクラスです。

焼きまんじゅう──群馬のソウルフード

焼きまんじゅうは、蒸したまんじゅうを串に刺し、甘辛い味噌ダレを塗って炭火で焼き上げた群馬ならではのおやつ。香ばしい香りが漂ってくると、バイクを停めずにはいられません。前橋や高崎を中心に専門店が点在しており、1本100円台から食べられる手軽さも魅力です。まんじゅう自体はふわっと軽い食感で、甘辛い味噌ダレとのバランスが絶妙。焼きたてのアツアツを頬張ると、素朴ながらも「これぞ群馬!」という味わいが口いっぱいに広がります。食べ歩きサイズなので、ツーリングの休憩にちょうどいいですよ。伊勢崎市の「助平屋」や前橋市の「原嶋屋総本家」など、地元で愛される老舗をぜひ訪ねてみてください。

水沢うどん──日本三大うどんの実力

渋川市伊香保エリアに店が集まる水沢うどんは、日本三大うどんのひとつ。コシの強い麺とつるりとした喉ごしが特徴で、冷たいざるうどんで食べるのが定番です。水沢うどんの歴史は約400年ともいわれ、水沢観音(水澤寺)の参拝客をもてなすために作られたのが始まり。清涼な水と上質な小麦を使い、手間と時間をかけて打つ麺は透明感があって見た目も美しいんですよ。「元祖 田丸屋」「大澤屋」「清水屋」「水香苑」など老舗が軒を連ねる水沢うどん街道は、榛名山ツーリングの帰りにぴったりの立ち寄りスポット。どの店もそれぞれに個性があるので、何度訪れてもお気に入りが見つかるはずです。天ぷらや舞茸ごはんをセットで頼むと、さらに満足度が上がりますよ。

まだまだある群馬のご当地グルメ

水沢うどん以外にも、桐生市のひもかわうどん(幅10cm以上にもなる超幅広の平打ち麺)は見た目のインパクトも抜群で、つるんとした食感がクセになります。桐生市の「藤屋本店」はひもかわうどんの代表格として知られる名店です。渋川市の永井食堂で食べるもつ煮は、秘伝の味噌ダレで煮込まれたもつがとろとろで、ご飯が止まらなくなる美味しさ。「もつ煮の聖地」としてライダーの間でも有名で、ツーリングの目的地にしている人も多いですね。安中市・横川の峠の釜めし(おぎのや)は益子焼の土釜に入った温かい弁当で、碓氷峠ツーリングのスタートにぴったり。そして冬にはおっきりこみ(幅広の煮込み麺を野菜と一緒にたっぷりの汁で煮込んだ郷土料理)で身体を芯から温めるのもいいですね。桐生市や前橋市ではソースカツ丼も人気で、卵でとじないスタイルのカツ丼はボリューム満点です。

群馬ツーリンググルメ早見表
グルメ エリア 特徴 価格帯の目安 ツーリングとの組み合わせ
焼きまんじゅう 前橋・高崎・伊勢崎 甘辛味噌ダレの香ばしいまんじゅう 1本100〜200円程度 県南日帰りルートの休憩に
水沢うどん 渋川市伊香保 コシ強め・つるりとした冷たいざるが定番 800〜1,200円程度 榛名山ツーリングの帰りに
ひもかわうどん 桐生市 幅10cm以上の超幅広麺、見た目のインパクト大 800〜1,000円程度 赤城山南麓ルートの帰りに
もつ煮(永井食堂) 渋川市 秘伝味噌ダレの大盛りもつ煮定食 590円程度 赤城山・伊香保方面の途中に
峠の釜めし 安中市横川 益子焼の釜に入った駅弁の名作 1,200円程度 碓氷峠ツーリングのスタートに
おっきりこみ 県内全域 幅広麺と野菜の煮込み料理、冬にぴったり 800〜1,200円程度 冬の県南ツーリングのランチに
ソースカツ丼 桐生市・前橋市 卵でとじない群馬スタイル、ボリューム満点 900〜1,300円程度 赤城山・桐生エリアのランチに

※価格はあくまで一般的な目安です。正確な情報は各店舗の公式サイトをご確認ください。

草津温泉や万座温泉で癒やす日帰り湯

群馬県は日本屈指の温泉大国。ツーリングで走った後に温泉に浸かる、この最高の組み合わせを楽しまない手はありません。私も群馬に行くたびに、必ずどこかの温泉に立ち寄っています。群馬の温泉は源泉数も湧出量も全国トップクラスで、草津・伊香保・万座・四万・水上・老神・猿ヶ京…と、名湯が挙げきれないほど。しかもそれぞれの温泉が異なる泉質を持っているので、温泉好きなライダーにとっては何度通っても飽きない県なんですよ。

草津温泉──日本三名泉の実力

草津温泉は、毎分32,300リットル以上の湧出量を誇る日本三名泉のひとつ。標高1,200mに位置する温泉街の中心には巨大な湯畑がドンと構えていて、湯けむりが立ち上る光景を見るだけで旅気分が高まります。泉質は酸性・含硫黄のアルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(pH2.0前後)で、殺菌効果が非常に高いことで知られています。走行後の疲れた身体にこの強い泉質がしみわたる感覚は、一度味わうと忘れられませんよ。日帰り入浴なら「大滝乃湯」が広い駐車場を備えていてバイクでも立ち寄りやすいです。複数の源泉を温度別にブレンドした「合わせ湯」を楽しめるのもここならでは。低い温度の浴槽から順番に入っていく伝統的な入浴法を体験できます。湯畑周辺には有料のバイク駐車場もありますので、停める場所に困ることは少ないですが、繁忙期は早めに到着するのが安心です。

万座温泉──標高1,800mの秘湯

万座温泉は標高1,800mに位置する高山温泉で、日本有数の硫黄濃度を誇る白濁した乳白色の湯が特徴。その硫黄成分の濃さから、美肌効果が高いとして女性ライダーにも人気があります。万座ハイウェイ(二輪車通行料金750円)を駆け上がった先に待っている絶景露天風呂は、まさにワインディングを走り切ったご褒美です。「日進舘」の露天風呂「極楽湯」は山々を一望できる開放感が抜群で、標高1,800mの澄んだ空気の中で湯に浸かる体験は他ではなかなか味わえません。万座ハイウェイは路面状態が良く、幅も広く、緩やかなカーブが続くため、初心者でも安心して走れる有料道路です。嬬恋パノラマラインや志賀草津道路とセットで走ることで、一日の中に走り・温泉・絶景をすべて盛り込んだ欲張りプランが組めますよ。ただし、10月末から5月の連休頃までは積雪・凍結の可能性がありますので、冬季の利用は路面状況を十分に確認してください。

その他の立ち寄り温泉

伊香保温泉は365段の石段街で有名な歴史ある温泉地で、榛名山ツーリングの拠点として最適です。鉄分を多く含む茶褐色の「黄金の湯」と無色透明の「白銀の湯」の二種類を楽しめるのが特徴。日帰りなら石段の上にある「伊香保露天風呂」が野趣あふれる雰囲気で気持ちいいですよ。四万温泉では、萩橋のたもとにある共同浴場「河原の湯」のレトロな雰囲気が魅力。奥四万湖で四万ブルーを堪能した後の温泉は格別です。さらにワイルドな体験を求めるなら、中之条町の尻焼温泉はいかがでしょうか。川そのものが温泉になっていて、川底から湧き出す温泉に水着で浸かるという、他の温泉地にはない開放的な体験ができます。また、みなかみ町の水上温泉は利根川沿いの渓谷美と温泉を同時に楽しめるエリアで、谷川岳方面のツーリングと組み合わせるのにぴったりです。

群馬県 ライダーにおすすめの日帰り温泉
温泉地 おすすめ施設 泉質の特徴 組み合わせたいルート
草津温泉 大滝乃湯 強酸性・含硫黄、殺菌効果が高い 志賀草津道路・万座ハイウェイ
万座温泉 日進舘「極楽湯」 硫黄濃度日本有数、白濁した乳白色の湯 万座ハイウェイ・嬬恋パノラマライン
伊香保温泉 伊香保露天風呂 鉄分豊富な「黄金の湯」+「白銀の湯」 榛名山・水沢うどん街道
四万温泉 河原の湯(共同浴場) ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 奥四万湖・中之条エリア
尻焼温泉 川底の野天風呂 カルシウム-硫酸塩温泉、川全体が温泉 野反湖・中之条エリア

※料金・営業時間は施設により異なります。正確な情報は各施設の公式サイトをご確認ください。

ライダーの温泉マナー
ブーツやライディングウェアは脱衣所の端にコンパクトにまとめましょう。ヘルメットはバイクのシートにワイヤーロックで固定しておくと盗難防止になり安心です。汗をかいたインナーはビニール袋に入れておくとスマート。タオルは速乾性のものを1枚バッグに忍ばせておくと、急な温泉立ち寄りにも対応できますよ。

道の駅を活用した快適な休憩プラン

群馬県は道の駅のレベルが非常に高く、単なるトイレ休憩にとどまらない充実した施設が揃っています。ツーリングの計画に道の駅をうまく組み込むと、食事・休憩・お土産が一度に済んで効率的なんですよ。群馬県内には30か所以上の道の駅があり、それぞれが地域の特色を生かした個性的な施設になっています。温泉を併設している道の駅、地ビールが飲める道の駅、ダムを一望できる道の駅…と、道の駅めぐり自体がツーリングの目的になるほど。私はだいたい1〜1.5時間に1回は道の駅やコンビニで休憩を入れるようにしているのですが、群馬の道の駅ならその休憩時間がむしろ楽しみに変わりますよ。

エリア別おすすめ道の駅

利根・沼田エリアでは「道の駅 川場田園プラザ」が東日本の道の駅人気ランキング常連の実力派。地ビール工房で作られるクラフトビール(ライダーはノンアルコールビールで我慢ですが…)、石窯で焼き上げるピザ、焼きたてパンなど、グルメのバリエーションが驚くほど豊富。ファーマーズマーケットでは地元の新鮮野菜を直売しており、一日中楽しめる施設です。吹割の滝や金精道路方面のツーリングの拠点としても便利な立地ですよ。

赤城山方面なら2023年にオープンした「道の駅 まえばし赤城」が温泉やドッグランも備える大型拠点。日帰り温泉施設が併設されているので、赤城山のワインディングを走った後にそのまま汗を流せるのが最高に便利です。吾妻方面には「道の駅 八ッ場ふるさと館」があり、足湯に浸かりながら2020年に完成した八ッ場ダムの雄大な姿を一望できます。名物の「ダムカレー」は、ご飯をダムの堤体に、カレールーをダム湖に見立てた遊び心のある一皿。SNS映えもバッチリです。県南エリアでは国道17号沿いの「道の駅 こもち」がアクセス抜群で、近くには白井宿という江戸時代の街並みが残るスポットもあり、バイクを停めてちょっとした歴史散策を楽しめます。

道の駅での快適な過ごし方

バイクの場合、二輪専用スペースが設けられていない道の駅もあります。その場合は車の邪魔にならない端のスペースに停め、サイドスタンドの下にスタンドパッドを敷くと地面が柔らかい場所でもバイクが傾かず安心です。夏場は自動販売機やレストハウスでしっかり水分補給を。群馬の道の駅は地元の新鮮野菜やご当地加工品が充実しているので、バイクのサイドバッグやトップケースに余裕があればお土産を買って帰るのも楽しいですよ。農産物は夕方になると売り切れていることが多いので、欲しいものがある場合は午前中に立ち寄るのがコツです。

道の駅スタンプラリーという楽しみ方

全国の道の駅で実施されているスタンプラリーに参加しているライダーも多いです。群馬県内だけでも30か所以上あるので、一日で全部回るのは難しいですが、ツーリングのたびに少しずつスタンプを集めていくと「次はあの道の駅に寄ろう」とルートを考える楽しみが増えますよ。

群馬県 エリア別おすすめ道の駅
エリア 道の駅 おすすめポイント 近くの走りどころ ライダー向け設備
利根・沼田 川場田園プラザ 地ビール・パン・ピザが絶品、東日本人気No.1常連 吹割の滝・金精道路方面 広い駐車場、フードコート充実
前橋・赤城 まえばし赤城 温泉併設・ドッグラン・豊富なグルメ 赤城山・からっ風街道 日帰り温泉あり、休憩スペース広め
吾妻・草津 八ッ場ふるさと館 足湯からダム一望、ダムカレーが名物 草津温泉・志賀草津道路 足湯無料、売店でお土産充実
渋川・伊香保 こもち 国道17号沿いでアクセス抜群、白井宿の街並み近く 榛名山・伊香保温泉 国道沿いで入りやすい
吾妻 あがつま峡 温泉施設「天狗の湯」併設、吾妻峡の入り口 嬬恋パノラマライン方面 日帰り温泉あり、渓谷散策路
多野・藤岡 上野 ガソリンスタンド隣接、猪豚料理が名物 神流川沿い国道299号 GS隣接で給油に便利

春夏秋冬で変わる季節の見どころと冬の注意点

群馬県は四季の変化がはっきりしているぶん、季節ごとにまったく異なるツーリング体験ができます。同じ道を走っても、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の枯れ木越しの青空と、まるで別のルートを走っているような気分になるのが群馬の道の面白いところ。ただし、北部の山岳エリアは冬季通行止めとなる路線が多いので、事前確認は必須です。ここは特にしっかりチェックしてくださいね。

春(4月〜5月)──開通シーズンの到来

4月下旬に志賀草津道路や金精道路の冬季閉鎖が解除され、群馬のツーリングシーズンが本格スタートします。志賀草津道路の「雪の回廊」はこの時期にしか見られない壮大な景色で、高さ数メートルの雪壁に挟まれた道をバイクで走る体験は鳥肌ものです。2026年は4月22日に開通しており、例年4月下旬から5月上旬が雪の回廊を最も楽しめる時期。妙義山の桜や榛名湖の新緑も見事で、低山エリアから高山エリアへと春が段階的に訪れる様子を追いかけるツーリングもおすすめです。ただし、標高2,000m付近では気温が氷点下近くまで下がることもあるため、防寒インナーや電熱ウェア、ウインターグローブは必須。渋峠では5月でも残雪があり、路肩が凍結していることもありますので慎重に走りましょう。

夏(6月〜8月)──高原で涼を求めて

平野部の前橋や伊勢崎は「日本一暑い」と言われることもあるほどの猛暑エリア。しかし、標高1,000m以上の嬬恋パノラマラインや赤城山頂は25℃前後で快適そのもの。標高1,800mの万座温泉に至っては20℃を下回ることもあり、まさに天然のクーラーです。夏の群馬ツーリングは「いかに標高の高いエリアを選ぶか」がポイント。嬬恋村の牧場でソフトクリームを食べたり、赤城山頂の大沼で湖畔の涼風を浴びたりする避暑ツーリングは最高ですよ。ただし、山間部は午後に雷雨が発生しやすい季節でもあります。夏場は朝早く出発して午前中にメインの走行を済ませ、午後は温泉や道の駅でのんびり過ごす、というスケジュールが安全です。レインウェアは必ず携行しましょう。

秋(9月〜11月)──紅葉のベストシーズン

群馬ツーリングの最大のハイライトがこの時期。紅葉は標高の高いエリアから順に色づき始め、9月下旬の渋峠から始まり、10月に赤城山・榛名山、11月中旬の妙義山まで、約2か月にわたって県内各地で紅葉リレーが楽しめるのが群馬の強み。志賀草津道路では赤や黄色に染まった山々の中をダイナミックに走れますし、赤城山の大沼や覚満淵では湖面に映る紅葉が幻想的な美しさ。榛名湖畔ではボートに乗りながら紅葉を眺めるという贅沢な体験もできます。そして11月中旬の妙義山は、奇岩の岩肌と紅葉のコントラストが圧巻のクライマックス。とにかく紅葉シーズンは混雑しますので、平日走行か早朝出発が鉄則です。落ち葉による路面のスリップにも注意してくださいね。

冬(12月〜3月)──県南エリアに絞って安全に

北部・山間部は深い雪に覆われ、志賀草津道路や金精道路は冬季閉鎖となります。冬のツーリングは高崎・前橋・藤岡・妙義山周辺の県南部がメインエリア。妙義山は標高が低いぶん雪が少なく、晴れた冬の日にはクリアな空気の中で奇岩の絶景を楽しめます。碓氷峠周辺も冬場に走れるルートとして人気がありますが、日陰や橋の上は凍結している可能性がありますので、路面凍結と橋の上の凍結には十分注意が必要です。冬のツーリングでは路面温度が低くタイヤのグリップ力が落ちますので、急加速・急ブレーキ・急旋回を避け、いつも以上に余裕を持った運転を心がけましょう。冬こそ温泉が恋しくなる季節ですから、走った後に伊香保温泉や草津温泉(草津へのアクセス路は冬でも通行可能ですが路面状況に注意)で身体を温めるプランがおすすめですよ。

群馬県 主な冬季通行止め路線と目安時期
路線名 通行止め区間の目安 閉鎖期間の目安 備考
国道292号(志賀草津道路) 草津天狗山ゲート〜志賀高原陽坂ゲート 11月下旬〜4月下旬 火山ガス規制で一部区間が別途通行止めの場合あり
国道120号(金精道路) 丸沼高原〜栃木県境(金精トンネル) 12月下旬〜4月下旬 栃木県側と同時に解除
万座ハイウェイ 通年営業だが冬期は積雪・凍結あり 完全閉鎖なし 冬期はスタッドレス等の装備が必須
県道赤城山鳥居峠線 赤城山頂付近 12月〜4月頃 年により変動大
碓氷峠旧道 通年通行可能 閉鎖なし 冬場は日陰の凍結に注意

※年度により日程は前後します。最新情報は群馬県や各道路管理者の公式ページでご確認ください。最終的な走行判断は、天候や路面状況を総合的に見て、ご自身の責任でお願いいたします。

群馬県おすすめツーリングスポットを満喫するまとめ

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。群馬県おすすめツーリングスポットの魅力、たっぷりお伝えできたでしょうか。日本国道最高地点を走る志賀草津道路の圧倒的なスケール感、北海道のようなキャベツ畑が広がる嬬恋パノラマラインの開放感、赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山が見せてくれる三者三様のワインディング。そして奥四万湖の四万ブルーや碓氷峠旧道の184カーブといった、ベテランライダーも唸る穴場の数々。群馬には、ライダーの心を鷲掴みにするスポットがぎっしり詰まっています。

走った後のお楽しみも群馬は充実しています。焼きまんじゅうの甘辛い味噌ダレ、水沢うどんのつるりとした喉ごし、永井食堂のもつ煮のボリューム感、峠の釜めしの素朴な温かさ。そして草津温泉の強酸性の湯、万座温泉の白濁した硫黄泉、伊香保温泉の黄金の湯…。走り・食・湯の三拍子が一日の中に全部詰め込めるのは、群馬ツーリングならではの贅沢です。

初心者の方は県南エリアの平坦路やからっ風街道から始めて、慣れてきたら赤城山や榛名山にステップアップ。穴場を攻めたいベテランは、奥四万湖の四万ブルーや碓氷峠旧道の184カーブ、野反湖の秘境感に挑戦してみてください。春夏秋冬で表情を変える群馬の道は、何度走っても新しい発見があります。渋峠の雪の回廊、嬬恋のキャベツ畑の緑、赤城山の紅葉、妙義山の冬の青空──同じ道でも季節が変われば全く別の感動を味わえるのが、群馬ツーリングの最大の魅力だと私は思っています。

ツーリングに出かける前には、志賀草津道路の火山ガス規制や冬季通行止めの最新情報を必ずチェックしてください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。ルートの最終的な判断は、天候や路面状況を総合的に見て、ご自身でお願いしますね。安全第一で、群馬の絶景ロードを思いっきり楽しんでいきましょう。

この記事のポイントまとめ
群馬県おすすめツーリングスポットは、志賀草津道路・嬬恋パノラマライン・上毛三山のワインディングが三大王道ルート。奥四万湖の四万ブルー、碓氷峠旧道の184カーブ、野反湖の秘境感など穴場も見逃せません。焼きまんじゅう・水沢うどん・ひもかわうどん・もつ煮・峠の釜めしのグルメ巡りと、草津温泉・万座温泉・伊香保温泉・四万温泉の日帰り湯を組み合わせれば、一日で走り・食・湯の三拍子が揃います。火山ガス規制や冬季通行止めの事前確認を忘れず、四季折々の群馬ツーリングを安全に満喫してください。

※本記事の情報は2026年5月時点のものです。料金・営業時間・通行規制などは変更される場合がありますので、お出かけ前に正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

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