神奈川県のおすすめツーリングスポットをエリア別に紹介
こんにちは。風と共に駆けるライダーの旅路 代表の「H」です。
神奈川県でおすすめのツーリングスポットを探しているあなた、きっと次の休日にバイクで走れる気持ちいい道と、ついでに立ち寄れる絶景やグルメの情報をセットで知りたいんじゃないでしょうか。神奈川って実はものすごく守備範囲が広くて、箱根のワインディングから湘南の海沿いルート、三浦半島のマグログルメ、宮ヶ瀬湖や道志みちの自然道、さらには横浜や川崎の夜景スポットまで、日帰りで回れる範囲にぎゅっと詰まっているんですよね。初心者でも安心して走れるルートから、走り慣れたベテランが唸るような穴場の峠道まで、本当に層が厚いエリアです。ただ、情報が多すぎて逆にどこから手をつけていいか迷ってしまう人も多いはず。この記事では、私が実際にバイクで走り回って感じた肌感覚をもとに、神奈川県のおすすめツーリングスポットをエリア別と目的別の両方から整理しました。道の駅の休憩情報や渋滞回避のコツまでまるっとカバーしているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 箱根、湘南、三浦半島、宮ヶ瀬など主要エリアの魅力と走り方
- 初心者でも安心な海沿いルートや穴場スポットの選び方
- 道の駅やグルメなどツーリングの満足度を上げる立ち寄り情報
- 季節ごとの注意点と渋滞を避けるための実践的なコツ
神奈川県は海、山、湖、街という四拍子が揃った、関東屈指のツーリング天国です。ここではまず、エリアごとの特徴やおすすめルートを一つずつ深掘りしていきますね。どのエリアから攻めるか迷ったら、このセクションを起点にプランを組み立ててみてください。
箱根の絶景ワインディングを走る王道ルート
神奈川ツーリングの代名詞といえば、やっぱり箱根です。ここ、気になりますよね。都心から日帰りで行ける距離にありながら、海抜ほぼゼロの小田原から一気に標高1,000m級まで駆け上がるダイナミックな高低差が魅力で、バイク雑誌やメディアでは常に「ライダーの聖地」として紹介されるエリアです。箱根には複数の有料道路が縦横に走っていて、それぞれ路面のコンディションや景観の特徴が異なるため、何度訪れても飽きることがありません。季節によって霧が立ち込めたり、紅葉に染まったり、冬場は凛とした空気の中で雪化粧の富士山が見えたりと、毎回違った表情を見せてくれるのも箱根の奥深さですよ。
なかでもアネスト岩田 ターンパイク箱根は、ライダーなら一度は走っておきたい王道中の王道。全長約15.7kmの有料道路で、路面のコンディションが非常に良く、中高速コーナーが気持ちよくリズミカルに続きます。バイクの通行料は650円で、現金とETCXで支払い可能。ただし125cc以下は通行不可なので、そこだけ事前にチェックしておいてくださいね。ターンパイクの魅力は単に道が綺麗なだけじゃなくて、標高を上げていくにつれて視界がどんどん広がっていく感覚があるんですよ。低速区間から徐々にスピードが乗ってくるレイアウトで、バイクのエンジンフィールを存分に楽しめます。途中にはいくつかのパーキングエリアがあるので、景色を眺めながら自分のペースで走れるのも嬉しいポイントです。
ターンパイクの終点にある大観山展望台は、芦ノ湖と富士山を同時に一望できる超絶ビュースポットです。晴れた日にここで愛車と富士山を一枚撮る、これだけで箱根に来た価値があるって思えるレベルの景色が広がります。展望台にはスカイラウンジが併設されていて、温かいコーヒーを飲みながら眼下の芦ノ湖を見渡せます。特に早朝は空気が澄んでいて富士山のシルエットがくっきり浮かび上がるのでおすすめですよ。ただ、標高が高いぶん真夏でも朝夕は気温がぐっと下がるので、薄手の上着を一枚バッグに忍ばせておくと安心です。
芦ノ湖スカイラインと箱根スカイラインをセットで走る
大観山まで来たら、そのまま芦ノ湖スカイラインと箱根スカイラインへ接続するのがセオリーです。芦ノ湖スカイラインはバイク500円、箱根スカイラインはバイク350円で、ターンパイクの650円と合わせても全部で1,500円。この価格で箱根の絶景ワインディングを3本ハシゴできるんですから、コスパは相当高いと思います。芦ノ湖スカイラインは全長約10.7km、箱根スカイラインは全長約5kmで、どちらから入っても互いに接続できる構造になっています。ただし、両方とも125cc以下のバイクは通行不可なので、原付二種以下のライダーは別ルートを検討してくださいね。
芦ノ湖スカイラインの三国峠は、富士山をバックに愛車を撮影する定番フォトスポットです。駐車スペースが用意されていて、バイクを停めて記念撮影するライダーが後を絶ちません。週末はライダーが列をなして撮影待ちしていることもあるので、平日や早朝を狙うのが賢い選択かなと思います。なお、芦ノ湖スカイラインの支払いは現金のみなので、必ず小銭を用意しておいてください。箱根スカイラインは電子マネー対応なので、そこは使い分けるとスムーズですよ。
箱根神社と大涌谷を組み込むプラン
走るだけじゃなく観光も楽しみたいなら、箱根神社に立ち寄るのがおすすめです。芦ノ湖畔に佇む朱色の鳥居が水面に映る「平和の鳥居」は、写真映えするスポットとして大人気。開運厄除けや交通安全のご利益があるとされていて、安全祈願のためにわざわざバイクで訪れるライダーも少なくありません。北参道駐車場を利用すれば混雑を避けやすく、参道を10分ほど歩く手間はありますが、その分静かな環境で参拝できますよ。
大涌谷は現在も火山活動が続く箱根の象徴的スポット。硫黄の匂いと立ち上る白煙の迫力はバイクで訪れるとさらに臨場感がありますし、名物の黒たまごは1個食べると寿命が7年延びると言われているユニークなグルメです。ただし火山活動の状況によっては立ち入り規制がかかることもあるので、出発前に公式サイトで最新情報を確認してくださいね。
箱根エリアの王道ルート例
小田原方面 → アネスト岩田 ターンパイク箱根(650円) → 大観山展望台 → 芦ノ湖スカイライン(500円)三国峠で撮影 → 箱根スカイライン(350円) → 御殿場方面
このルートなら有料道路3本をスムーズに繋いで走れます。走行距離は約40kmですが、景色に見とれて停車する時間を含めると、半日は余裕を見ておくのがベスト。箱根神社や大涌谷も組み込むなら、丸一日のプランで計画するのが安心です。
| 有料道路 | バイク料金 | 全長 | 支払い方法 | 125cc以下 |
|---|---|---|---|---|
| アネスト岩田 ターンパイク箱根 | 650円 | 約15.7km | 現金・ETCX | 通行不可 |
| 芦ノ湖スカイライン | 500円 | 約10.7km | 現金のみ | 通行不可 |
| 箱根スカイライン | 350円 | 約5km | 現金・電子マネー | 通行不可 |
箱根の走りをもっと延長したいなら、そのまま伊豆スカイラインへ抜けるルートも最高です。詳しくは富士山&伊豆スカイラインワインディング三昧ガイドで解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
湘南から海沿いを快走する国道134号コース
山を走ったあとは海です。神奈川の海沿いツーリングの大定番といえば国道134号線。逗子から鎌倉、江の島、茅ヶ崎、大磯へと相模湾沿いをひたすら走れる、関東屈指のシーサイドルートですよ。このルートの魅力は、なんといっても「海と一体になれる距離感」。防波堤の向こうにすぐ波しぶきが見える区間も多くて、信号で停まるたびに潮の香りが漂ってきます。思わずシールドを開けたくなる、そんな開放感があるんですよね。
右手に広がる相模湾と潮風、左手にはヤシの木が並ぶ湘南らしい風景。天気が良ければ遠くに伊豆大島が見えることもあります。鎌倉の七里ヶ浜あたりは防波堤の上が広大な駐車場になっていて、バイクは無料で駐車可能。ここから眺める江の島と富士山のツーショットは定番の撮影ポイントで、時間を忘れてぼーっと海を眺めているライダーをよく見かけます。
江の島周辺はバイクでそのままアクセスできるのが嬉しいポイント。島内の湘南港臨港道路附属駐車場はバイク1時間150円、1日最大750円で利用でき、原付からリッターバイクまで対応しています。島に渡ったら名物の生しらす丼や江の島丼を食べるのが定番ですが、しらすの旬は春から秋にかけてなので、冬場は釜揚げしらすを狙うのがおすすめ。江島神社でお参りしてから展望台まで登ると、湘南一帯を見渡す絶景が待っていますよ。ただし、島内は基本的に徒歩での観光になるので、バイク用ブーツで長時間歩くのが辛い方は、歩きやすい靴をバッグに入れておくと快適度が格段に変わります。
西湘バイパスでさらに爽快感アップ
国道134号から西へ進むと、西湘バイパスに接続できます。ここは海との距離がさらに近くなる自動車専用道路で、まるで海面すれすれを走っているような感覚が味わえるんですよね。相模湾の波がすぐ横に迫ってくる臨場感は、ほかのルートではなかなか体験できません。上り線の西湘パーキングエリアはリニューアルされて施設も充実しており、多くのライダーが集まる人気の休憩ポイント。太平洋を眺めながらのコーヒーブレイクは最高の贅沢です。そのまま小田原方面へ抜ければ箱根ターンパイクに接続できるので、「湘南の海沿い → 箱根のワインディング」という夢のようなコンボルートも組めますよ。
湘南エリアの渋滞に注意
国道134号は週末や夏の観光シーズンに大渋滞が発生します。特に江の島周辺と鎌倉エリアは、GW、お盆、夏の週末にはまともに前に進めない状態になることも珍しくありません。早朝7時前の出発か、夕方16時以降の出発を強くおすすめします。炎天下の渋滞で水温計とにらめっこするのは精神的にもキツいですし、すり抜けは危険度が跳ね上がるので、余裕のある計画を心がけてくださいね。
湘南平で高台からの絶景を楽しむ
海沿いルートに変化をつけたいなら、湘南平(高麗山公園)を組み込むのがおすすめです。平塚市と大磯町にまたがる標高181mの展望台で、相模湾から江の島、三浦半島、そして天気が良ければ富士山まで見渡すパノラマビューが楽しめます。展望塔からの景色は360度の大パノラマで、夜景スポットとしても知名度が高いんですよ。国道134号沿いのツーリングに片道15分ほどの寄り道を入れるだけで、ルートのバリエーションがぐっと広がります。駐車場は無料で、バイクも問題なく停められます。
湘南エリアのおすすめルート例
逗子 → 鎌倉(七里ヶ浜で休憩)→ 江の島(しらす丼ランチ)→ 茅ヶ崎(サザンビーチ)→ 大磯(湘南平に寄り道)→ 西湘バイパス → 小田原方面
全行程約50km。渋滞がなければ2〜3時間で走れますが、立ち寄りスポットが多いので半日プランで計画するのがベストです。
三浦半島で城ヶ島とマグログルメを堪能
三浦半島は、海沿いの気持ちいい道と新鮮な海鮮グルメがセットで楽しめる、ある意味ツーリングの理想形みたいなエリアです。半島の周囲を海に囲まれているので、どの方角に走っても海が見えるという贅沢な環境。道は比較的平坦でアップダウンが少なく、道幅も広い区間が多いので、初心者でも安心してツーリングデビューできるフィールドですよ。しかも、東京湾側と相模湾側で海の表情が異なるのが面白いところ。東京湾側は穏やかで船の行き交う風景が楽しめて、相模湾側は開放的でダイナミックな海岸線が広がります。半島を一周するだけで二つの海を味わえるのは、三浦半島ならではの贅沢です。
半島の最南端に位置する城ヶ島は、荒々しい岩場の海岸線と灯台が印象的な絶景スポット。「日本の地質百選」にも選ばれている地質学的にも貴重な場所で、波に削られた「馬の背洞門」は自然の造形美に感動します。城ヶ島大橋は無料化されているので、通行料を気にせずバイクで渡れますよ。島内には複数の駐車場があり、バイクを停めて海沿いの遊歩道を散策するのもいい気分転換になります。冬には八重咲き水仙が咲き誇る「水仙ロード」も見どころで、季節を変えて訪れる価値がある場所ですね。
三崎港でマグロ三昧
城ヶ島とセットで訪れたいのが三崎港。日本有数のマグロの水揚げ港として知られていて、港の周辺にはマグロ料理の名店がずらりと並んでいます。三崎のマグロ丼は、ツーリングのご褒美として最高クラスのグルメです。赤身、中トロ、大トロ、ネギトロと部位ごとに味の違いを楽しめるお店も多く、マグロ尽くしの定食を頼むとその圧倒的なボリュームに驚くはずですよ。三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」にはバイク専用スペース(無料)があるので、駐車場探しに困ることもありません。「うらり」では地元の野菜や三浦大根、海産物の直売もやっていて、お土産探しにもぴったりです。
観音崎と横須賀でアメリカンな寄り道
三浦半島の東側には観音崎灯台があります。明治初期に日本で最初に点灯された洋式灯台の一つで、東京湾を行き交う大型船を間近に眺められるスポット。灯台の上からの眺めは開放感たっぷりで、房総半島もはっきり見えます。そこから南へ下ると剱崎灯台があり、ノスタルジックな漁村の風景と合わせて、半島の東海岸はのんびりした空気が流れていますよ。
横須賀エリアでは、どぶ板通り周辺でヨコスカネイビーバーガーや海軍カレーを楽しむアメリカンなグルメツーリングも人気があります。米軍基地が近いこともあって街全体にアメリカンな雰囲気が漂っていて、まるで海外に来たような気分になれるのが面白いです。海鮮派もガッツリ肉派も満足できるのが三浦半島の懐の深さですね。
三浦半島周遊のおすすめルート
横須賀方面 → 観音崎灯台 → 剱崎 → 城ヶ島大橋(無料)→ 城ヶ島散策 → 三崎港(マグロランチ)→ 秋谷・立石海岸 → 逗子方面
半島をぐるっと一周するこのルートは、全行程約80kmの日帰りにちょうどいいボリューム。途中のグルメや観光を含めても半日〜1日で十分楽しめます。
| スポット | ジャンル | 駐車場 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| 城ヶ島 | 絶景・自然 | 複数あり(有料) | 馬の背洞門、灯台、水仙ロード |
| 三崎港(うらり) | グルメ | バイク専用無料 | マグロ丼、海産物直売 |
| 観音崎灯台 | 観光・歴史 | 県立公園駐車場あり | 日本初の洋式灯台、東京湾の展望 |
| どぶ板通り(横須賀) | グルメ・街歩き | 周辺コインP利用 | ネイビーバーガー、海軍カレー |
宮ヶ瀬湖や道志みちを巡る日帰りコース
海を走ったら、次は山と湖です。宮ヶ瀬湖は丹沢山地にある広大なダム湖で、湖畔をぐるりと囲むように適度なワインディングロードが続く、神奈川ライダーの定番スポット。2000年に完成した宮ヶ瀬ダムによって誕生した比較的新しい人工湖ですが、周囲の自然と見事に溶け込んでいて、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬はイルミネーションと四季折々の表情を見せてくれます。都心からのアクセスも良く、東名高速の厚木ICや圏央道の相模原ICから30〜40分程度で到着できるのも嬉しいですね。
特に鳥居原ふれあいの館の駐車場は、週末になると数百台のバイクが集まる県内屈指のライダー交流スポットとして有名です。駐車場は無料で、宮ヶ瀬湖を見渡せるロケーション。旧車からスーパースポーツ、アドベンチャーバイクまであらゆるジャンルのバイクが揃うので、眺めているだけでも飽きません。ただし、人気が高すぎて週末のお昼前後は駐車場が埋まることもあるので、午前中の早い時間に到着するのがコツですよ。館内では地元の農産物や手作りのお惣菜が販売されていて、ちょっとした買い物も楽しめます。
宮ヶ瀬に向かう途中には道の駅 清川があります。神奈川県愛甲郡清川村にある比較的コンパクトな道の駅ですが、地元の清川恵水ポークを使った加工品や新鮮な野菜が並んでいて、丹沢方面を走る際の休憩拠点にぴったり。定休日は月曜日なので、平日に行く方はそこだけ気をつけてください。宮ヶ瀬ダムの観光放流(不定期開催)のタイミングに合わせて訪れると、6分間で高さ156mから水が放たれるダイナミックな光景も見られます。
道志みちで山梨方面へ抜けるロングルート
道志みち(国道413号)は相模原市から山梨県の山中湖へと続く全長約60kmのワインディングロードで、ここを走らずに神奈川ツーリングは語れないと言っていいレベルの名道です。信号がほとんどなく、道志川沿いの緑豊かな風景の中をリズミカルに走れます。路面の状態も比較的良好で、適度なカーブが連続するため、ライディングのリズムを掴みやすい。対向車のライダーとヤエー(ピースサインの交換)が頻繁に行われる道としても知られていて、すれ違うたびにテンションが上がりますよ。道の途中にはキャンプ場も多く点在していて、バイクとキャンプを組み合わせたツーリングの拠点としても人気があります。
道志みちの山梨側のゴールは山中湖。天気が良ければ富士山が目の前にドーンと現れる瞬間は、何度見ても鳥肌ものです。そのまま富士五湖方面へ足を延ばすこともできますし、山中湖で折り返して同じ道を戻るのもアリ。往復でも風景の見え方が変わるので新鮮に楽しめます。
オギノパンに寄り道して揚げたてをほおばる
宮ヶ瀬湖の帰りに立ち寄りたいのが、相模原市にあるオギノパン。地元のパン工場が直売所を運営していて、揚げたてのあげパンが絶品なんです。外はサクサク、中はふわふわで、きなこや砂糖がたっぷりまぶされた素朴な味わいは、ツーリング後の空きっ腹に最高に沁みます。広い駐車場があるのでバイクでも気軽にアクセスでき、宮ヶ瀬方面のツーリング帰りに寄るライダーが本当に多い知る人ぞ知るスポットですね。価格もリーズナブルで、あげパンは1個100円台から。食パンやカレーパンなど種類も豊富なので、まとめ買いしてお土産にするのもおすすめですよ。
宮ヶ瀬・道志みちエリアのおすすめルート例
厚木IC方面 → 道の駅 清川 → 宮ヶ瀬湖(鳥居原ふれあいの館)→ 道志みち(国道413号)→ 山中湖 → 折り返し → オギノパン → 相模原IC方面
全行程約150〜180km。朝イチで出発すれば夕方には帰ってこられる、充実の日帰りロングルートです。
横浜や川崎で夜景を楽しむナイトツーリング
日が暮れてからの神奈川も、実は見逃せない魅力がたくさんあります。昼間のツーリングとはガラッと雰囲気が変わる夜の街を走るのは、ある種の非日常体験。特に横浜と川崎は、日本でもトップクラスの夜景エリアとして全国から人が集まる場所で、バイクとの相性も抜群です。
横浜みなとみらいの夜景は、コスモクロック21(大観覧車)やランドマークタワーのライトアップが海面に映り込んで、ため息が出るほど美しい。赤レンガ倉庫や万国橋のあたりはバイクを停めて写真を撮るライダーも多く、都市型ナイトツーリングの目的地として最適ですよ。みなとみらい周辺にはバイク駐車可能な施設がいくつかあるので、事前にチェックしておくとスムーズです。港の夜景をバックに愛車を撮る一枚は、SNSでも映えること間違いなしですね。
もう一つ、夜の神奈川で強烈なインパクトを放っているのが川崎の工場夜景。千鳥町や浮島周辺の京浜工業地帯は、メタリックな配管や煙突から立ち上る炎が作り出す非日常的な空間が広がっています。特に千鳥町の貨物ヤード前は、幻想的なプラントの光を間近で見られる有名撮影スポットで、愛車と一緒にSNS映えする写真を撮りたいライダーには最高のロケーション。川崎マリエンの展望台からは360度パノラマで工場夜景を一望できるので、高い場所から全体を俯瞰したい方はこちらもおすすめです。
夜景ツーリングの注意事項
ただし、夜間の走行には昼間とは異なるリスクが伴います。シールドの曇りや対向車のヘッドライトによる視認性の低下、気温の急激な変化への対策は必須です。特に工場夜景エリアはトラックの往来が多い産業道路を走ることになるので、大型車両との距離感には十分注意してください。また、夜間は音が驚くほど遠くまで響くため、住宅街でのアイドリングや不要なアクセル操作は控えるのが大人のマナーですよ。
ナイトツーリングの注意点まとめ
・クリアシールド必須。スモークやミラーシールドでの夜間走行は視界が極端に悪化して危険です。
・気温差対策として薄手の防風インナーを携行してください。夏場でも夜の海沿いや橋上は想像以上に冷えます。
・工場夜景エリアは産業道路。大型トラックの死角に入らないよう車間距離をしっかり確保すること。
・住宅街での騒音配慮は絶対。エンジンをかけたらすぐ発進、帰宅時は手前でエンジンオフも検討を。
夜の走りに不安がある方は、ナイトツーリングで失敗しないための装備とマナー完全ガイドで視認性の確保から野生動物対策まで詳しく解説しているので、出発前に目を通しておくと安心ですよ。
目的別で選ぶ神奈川県のおすすめツーリングスポット
エリア別の全体像がつかめたところで、ここからは「自分がどんなツーリングをしたいか」という目的に合わせてスポットを選べるようにまとめていきます。同じ神奈川県内でも、初心者がのんびり海沿いを流すのと、ベテランが峠道を攻めるのとでは、最適な行き先がまるで違いますよね。このセクションでは、初心者向けの安心ルート、まだあまり知られていない穴場、道の駅での休憩プラン、走りごたえ重視の峠道、そして季節ごとの注意点まで、あなたのツーリングスタイルにぴったりのプランが見つかるように整理しました。エリア別のセクションと組み合わせて読むと、自分だけのオリジナルルートが組み立てやすくなりますよ。
初心者でも安心して走れるおすすめルート
バイクに乗り始めたばかりで、まだ長距離や峠道は不安という方、ここ大事なポイントです。神奈川には初心者に優しいルートがしっかり揃っています。初めてのツーリングで大切なのは、無事に帰ってくること。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、慣れないうちに難易度の高いルートを選んでしまうと、緊張と疲労で判断力が鈍って、せっかくのツーリングが楽しめなくなってしまいます。まずは平坦で見通しの良い道を選んで、バイクとの一体感や距離感に慣れることが最優先ですよ。
三浦半島の海沿い周遊コース
初心者に最もおすすめしたいのが三浦半島の海沿い周遊コースです。道が平坦で見通しが良く、急カーブやきつい勾配がほぼないので、リラックスして走れます。半島の周囲を海に囲まれているため景色の変化も豊かで、「走っている実感」をしっかり感じられるのが嬉しいポイント。冬でも比較的温暖なエリアなので、寒い時期のツーリングデビューにも向いていますよ。半島を一周しても約80km程度と、初心者がちょうど良い疲労感で帰ってこられるボリュームです。途中にコンビニやファミレスも点在しているので、休憩場所に困ることもありません。
三浦半島コースで特に初心者に嬉しいのは、道に迷いにくいという点。基本的に海沿いを時計回りか反時計回りに走るだけなので、ナビに頼りすぎなくても直感的にルートがわかります。それでも不安な方は、Googleマップであらかじめルートを設定しておけば安心です。途中の城ヶ島で景色を楽しんだり、三崎港でマグロを食べたりと、走る以外の楽しみが豊富なのも、初心者にとっては大きなモチベーションになりますよね。
国道134号の湘南コース
もう一つのおすすめは国道134号の湘南コース。海沿いの直線が多く、景色を楽しみながら自分のペースで走れるのが魅力です。片側二車線の区間も多いので、後続車に煽られるプレッシャーも少なめ。江の島や鎌倉で適度に休憩しながら、半日かけてのんびり流すプランが初心者にはちょうどいいかなと思います。ただし、前のセクションでも触れた通り、週末や夏場は渋滞がひどいので、時期と時間帯の選択には注意してくださいね。
初心者が避けた方がいいルート
逆に、バイクに慣れるまで避けた方がいいのはヤビツ峠と道志みちの山梨県側です。ヤビツ峠は道幅が狭くタイトなカーブが連続するため、バランス感覚とブレーキングに自信がつくまでは危険を伴います。道志みちも神奈川側は走りやすいですが、山梨側に入ると狭い区間やブラインドカーブが増えるので、最初のうちは宮ヶ瀬湖まで行って折り返すくらいがちょうどいいですよ。焦る必要はまったくありません。経験を積んでからチャレンジすれば、その分だけ楽しさも倍増しますから。
初心者が意識したい5つのポイント
1. 無理に峠を攻めない。まずは平坦な海沿いルートで距離感に慣れること。
2. 休憩は1時間に1回が目安。コンビニや道の駅をこまめにルートに組み込む。
3. 出発前に駐車場の場所を確認しておく。到着してから慌てると危険です。
4. 天気予報を必ずチェック。雨の日は路面が滑りやすいため無理に走らない勇気も大切。
5. 帰りのルートも事前に決めておく。疲れた状態でルート検索するのは判断ミスのもとです。
関東近郊で他にも初心者向けのルートを探している方は、東京都おすすめツーリングスポット至高の12ルートもあわせて参考にしてみてください。東京都内にも意外と走りやすい道がありますよ。
穴場の絶景スポットを狙うプラン
定番スポットはもう行き尽くしたという方や、人混みを避けてゆっくり景色を楽しみたい方に向けて、ちょっとマイナーだけど実力派の穴場スポットを紹介します。箱根や江の島のような超有名スポットは確かに素晴らしいですが、週末の混雑を考えるとゆっくりバイクと景色を楽しむのは難しいこともありますよね。そんなとき、少しルートを外すだけで驚くほど静かで美しい場所に出会えるのが神奈川の奥深さ。穴場こそ、実はリピーターになるライダーが多いんですよ。
秋谷・立石海岸
まず推したいのが秋谷・立石海岸。横須賀市に位置するこの海岸は、海に突き出た高さ12m、周囲30mの巨岩「立石」と富士山のシルエットが重なる絶景ポイントです。この構図は安藤広重の浮世絵にも描かれた歴史ある景勝地で、「初代広重の傑作」とも評される名所。それなのに、三浦半島の先端に比べると訪れるライダーは圧倒的に少なめで、静かに景色を独り占めできることが多いです。県営の駐車場は普通車64台分の広さがあり、24時間無料で利用可能。バイクも問題なく停められますよ。
特におすすめなのが夕暮れ時。立石と富士山が夕陽のシルエットになって、空がオレンジからピンク、紫へとグラデーションに染まっていく光景は、言葉を失うほど美しいです。春と夏には富士山の山頂に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」が見られるチャンスもあり、カメラを構えるファンで賑わう日もあります。三浦半島周遊ルートの帰り道に組み込むと、最高のフィナーレになりますよ。
真鶴半島
真鶴半島も見逃しがちな穴場エリアです。小田原と熱海の間にあるこの小さな半島は、箱根や伊豆に向かうライダーがスルーしてしまう静かな港町。しかし、真鶴岬の先端にある「三ツ石海岸」は干潮時に岩礁が現れる神秘的なスポットで、相模湾を一望する景色は一見の価値があります。半島内には新鮮な海鮮料理を提供するお店が点在していて、「真鶴 魚座」では目の前の海を眺めながら海鮮丼やBBQを楽しめます。バイクの駐車場も店舗の目の前にあるのでアクセス良好。箱根ツーリングの行き帰りにちょっと寄り道するだけで、旅の満足度が格段に上がりますよ。
横浜港シンボルタワー
横浜港シンボルタワーは本牧ふ頭の先端にある展望施設で、知る人ぞ知る大人の穴場です。入場料は無料、そしてバイクの駐車も無料。バイク専用の通路が車両用ゲートの左脇に設けられているので、スムーズにアクセスできます。タワーからは横浜ベイブリッジ、みなとみらいの高層ビル群、そして東京湾を行き交う大型船を一望でき、広い芝生広場でのんびり過ごせる環境が整っています。みなとみらいのような華やかさはないですが、その分人が少なく、静かに海と向き合える大人の空間ですよ。
注意点としては、シンボルタワーは季節によって閉場時間が変わること。夏場は17時30分まで、冬場は16時までと早めに閉まるので、事前に公式サイトで開場時間を確認してから向かってくださいね。また、ふ頭の奥にあるため初めて行く方は少し迷うかもしれません。ナビの設定は「横浜港シンボルタワー」で正確に出るので、そのまま従えば大丈夫ですよ。
穴場スポットを楽しむためのコツ
穴場スポットは定番スポットに比べて情報が少ないぶん、事前の下調べが大切です。駐車場の有無、営業時間、冬季閉鎖の有無などは公式サイトや地図アプリで確認しておきましょう。また、穴場はライダーの口コミで急に有名になることもあるので、見つけた場所は自分だけの秘密にしておくのもアリかもしれませんね。
道の駅で休憩を楽しむ立ち寄りコース
ツーリングの満足度って、実は走りそのものだけじゃなくて、途中の休憩でどれだけリフレッシュできるかにも大きく左右されるんですよね。どんなに気持ちいい道でも、疲れた体で無理に走り続ければ集中力が落ちて事故のリスクが高まります。そこで頼りになるのが道の駅。トイレ、食事、特産品の買い物が一箇所でまとめてできるうえ、地元の空気感を肌で感じられるのが道の駅の良さです。神奈川県内の道の駅は数こそ多くないものの、それぞれに個性があってライダーにとって使い勝手の良い施設が揃っています。
道の駅 清川
宮ヶ瀬湖方面へ向かう県道64号沿いにある道の駅 清川は、神奈川県唯一の村「清川村」にあるコンパクトな施設です。規模は大きくありませんが、地元産の新鮮野菜や清川恵水ポークを使った加工品、手作りの漬物などが並んでいて、都会では出会えない素朴なお土産が見つかります。バイクの駐車スペースも確保されていて、宮ヶ瀬湖ツーリングの前後に立ち寄るライダーが多いですね。施設内の食堂では地元の食材を使った定食やうどんが食べられるので、ランチタイムに合わせて訪れるのもおすすめ。営業時間は10時から18時、定休日は月曜日(祝日の場合は翌日)なので、平日に行く方は注意してください。丹沢の山々に囲まれたロケーションで、木々の緑と川のせせらぎを感じながらの休憩は、心身ともにリフレッシュできますよ。
道の駅 山北
丹沢湖方面を走るなら、道の駅 山北が便利です。国道246号からアクセスしやすい立地で、地元の足柄茶や特産品を販売しています。足柄茶は神奈川県西部の丹沢山系の麓で栽培されるお茶で、まろやかな味わいが特徴。道の駅で試飲できることもあるので、気に入ったらお土産に買っていくといいですよ。施設自体はコンパクトですが、トイレは24時間利用可能で、駐車場も広めに確保されています。丹沢湖周辺のワインディングを走ったあとの休憩拠点として覚えておくと重宝します。丹沢湖はダム湖百選にも選ばれている景勝地で、湖畔の道はバイクで走ると適度なカーブが心地よい快走路。道の駅 山北を起点にして丹沢湖を一周するルートは、宮ヶ瀬とはまた違ったしっとりとした山のツーリングが楽しめますよ。
道の駅 足柄・金太郎のふるさと
2020年にオープンした比較的新しい道の駅で、施設がきれいで駐車場も広々としています。南足柄市に位置し、箱根方面へのツーリングの行き帰りに組み込みやすい場所にあるのが最大の利点。地元の農産物や足柄牛を使ったハンバーグ、金太郎にちなんだお土産など、グルメと買い物の両方が充実しています。特に足柄牛のメニューは道の駅グルメとしてはかなりレベルが高く、わざわざ食事のためだけに立ち寄る価値がありますよ。新しい施設なのでトイレも清潔で広く、女性ライダーにも安心しておすすめできます。
| 道の駅 | エリア | 特徴 | 営業時間目安 | おすすめの組み合わせ先 |
|---|---|---|---|---|
| 清川 | 宮ヶ瀬方面 | 地元産品、清川恵水ポーク | 10:00〜18:00(月曜定休) | 宮ヶ瀬湖、鳥居原ふれあいの館 |
| 山北 | 丹沢湖方面 | 足柄茶、コンパクトで落ち着く | 9:00〜17:00 | 丹沢湖周遊、ヤビツ峠 |
| 足柄・金太郎のふるさと | 箱根方面 | 新しい施設、足柄牛グルメ | 9:00〜17:00 | 箱根ターンパイク、大涌谷 |
※営業時間は目安です。季節や曜日によって変動する場合がありますので、訪問前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
道の駅を活用するコツ
道の駅はツーリングの「中継地点」として最も優秀な施設です。トイレ休憩だけで素通りするのはもったいない。地元の特産品を味見したり、スタッフに周辺の道路状況を聞いたりすると、思わぬ発見があることも。また、道の駅のスタンプラリーを集めているライダーも多く、全国の道の駅を巡ること自体がツーリングの目的になっている人もいますよ。
ヤビツ峠など走り応えのある峠道ルート
ここからは、ある程度バイクの操作に慣れた中級者以上の方向けの話です。平坦な道じゃ物足りない、もっとコーナーを楽しみたいという方には、神奈川にもちゃんと骨太な峠道が用意されています。箱根の有料道路が「整備されたワインディング」だとすれば、こちらは「自然のままのワイルドな道」。路面状況を読み、対向車を予測し、自分の技量と相談しながら走る緊張感は、峠好きにとっては最高のスパイスですよね。
ヤビツ峠の魅力と走り方
ヤビツ峠は、正式名称が県道70号線 秦野清川線で、秦野市から宮ヶ瀬湖方面へ抜ける峠道です。標高761mの峠を越えるルートで、特に秦野側から登る「表ヤビツ」と、宮ヶ瀬側から登る「裏ヤビツ」では道の雰囲気が大きく異なります。表ヤビツは比較的道幅があり勾配もなだらかですが、裏ヤビツは道幅が狭くタイトなカーブが連続する、いわゆる「険道」と呼ばれるタイプの道。舗装林道に近いような区間もあり、緊張感を楽しみたいベテランライダーにはたまらないルートです。
秦野側の菜の花台展望台は、ヤビツ峠に向かう途中の標高約550m地点にある展望スポット。木製のデッキから秦野市街地、相模湾、そして天気が良ければ江の島まで見渡せるパノラマビューが広がります。夜景スポットとしても有名で、昼と夜で全く違う顔を見せてくれるのもこの峠の魅力。駐車スペースが限られているので、特に夜景目当てで行く場合は早めの到着を心がけてくださいね。
峠の頂上にはヤビツ峠レストハウス「丹沢MON」があり、舗装された駐車場やトイレ、売店が揃っています。こんな山奥にちゃんとした休憩施設があるのは本当にありがたい。地元の食材を使った軽食やドリンクが販売されていて、峠を越えた達成感とともに味わう一杯のコーヒーは格別ですよ。
ヤビツ峠から宮ヶ瀬湖への接続ルート
ヤビツ峠を走破したあとは、そのまま宮ヶ瀬湖方面へ下りて鳥居原ふれあいの館で休憩、というルートが黄金パターンです。峠の緊張感から解放されて湖畔の穏やかな景色に切り替わる瞬間は、まさにツーリングの醍醐味。箱根のワインディングとはまた違った「自分の技量で攻める楽しさ」を味わえるルートですね。宮ヶ瀬湖で仲間と合流して、帰りはオギノパンに寄って揚げたてのあげパンで締める——この流れ、私はかなり好きです。
椿ラインも見逃せない
ヤビツ峠のほかにもう一本、神奈川で走り応えのある峠道として紹介したいのが椿ラインです。湯河原から箱根の大観山へと登る県道75号線で、全長約12kmのタイトなワインディングが続きます。標高差は約800mと一気に駆け上がる爽快感があり、路面状態も比較的良好。大観山に出ればそのままターンパイクや芦ノ湖スカイラインに接続できるので、箱根ツーリングの変化球として組み込むと面白いルートになりますよ。ただし、ヘアピンカーブが多くブラインドコーナーも点在するため、対向車には十分注意して走ってくださいね。
峠道を走る際の安全上の注意点
・道幅が狭い区間では対向車(特に自転車や登山客の車)との離合に最大限の注意を。ヤビツ峠は自転車のヒルクライムスポットとしても有名で、多くのロードバイクが走っています。
・落ち葉、砂利、苔が浮いている箇所があります。特に雨上がりや早朝は路面が滑りやすいので、速度を控えめに。
・冬季(12月〜3月)は路面凍結や積雪のリスクが非常に高いです。この時期の峠道走行は経験豊富なライダーでも避けることをおすすめします。
・携帯電話の電波が入りにくい区間があります。万が一のトラブルに備えて、出発前に同行者や家族にルートを伝えておくと安心です。
季節ごとのおすすめ時期と渋滞回避のコツ
神奈川ツーリングを最大限に楽しむために、季節選びと渋滞回避の知識は本当に重要です。同じルートでも、走る時期や時間帯によって体験の質がまるで変わります。最高の景色に出会えるか、渋滞地獄にハマるか——ここを押さえるかどうかで、ツーリングの満足度が天と地ほど違いますよ。
ベストシーズンは春と秋
気温が穏やかで路面コンディションも安定する4月〜5月と10月〜11月が、神奈川ツーリングのベストシーズンです。春は箱根の桜並木やターンパイク沿いのツツジ、芦ノ湖周辺の新緑が目を楽しませてくれます。4月上旬にはターンパイクの標高の低い区間から桜が咲き始め、標高が上がるにつれてまだ蕾の状態という「時間差の花見」ができるのも面白いポイント。秋は丹沢や宮ヶ瀬湖周辺の紅葉が美しく、11月上旬〜中旬がピーク。赤や黄色に染まった山の中をバイクで駆け抜ける感覚は、走ること自体が一つの体験になります。気温もバイクに乗るのにちょうどいい15〜20度前後で、ジャケット一枚で快適に走れる時期ですよ。
夏のツーリング事情
夏は湘南エリアの渋滞が深刻になります。海水浴客の車で国道134号が身動きが取れなくなるのは毎年恒例の光景で、江の島周辺では数百メートル進むのに30分以上かかることも珍しくありません。夏に海沿いを走るなら早朝一択。朝6時台に出発すれば、ほぼ貸し切り状態の134号を気持ちよく走れます。箱根方面は夏場でも標高が高いぶん涼しく、避暑ツーリングとしてはむしろ快適。ただし午後になると雷雨のリスクが高まるので、山間部は午前中に走り切るプランにするのが賢明です。
冬のツーリング事情
冬の三浦半島は穴場中の穴場。黒潮の影響で温暖な気候のおかげで路面凍結のリスクが低く、他のエリアが冬季閉鎖や凍結で走れない時期でも快適にツーリングできます。1月でも日中は10度前後まで気温が上がる日もあり、防寒対策をしっかりすれば冬場のライディングを十分楽しめます。三崎港のマグロは冬が脂がのって最高に美味しい時期でもあるので、冬こそ三浦半島という選択は大いにアリですよ。
一方で、冬の箱根エリア、宮ヶ瀬湖周辺、道志みちなどの山間部は積雪や路面凍結の危険性が高いので、12月〜3月は避けるか、事前に路面状況を必ず確認してください。特に標高の高い芦ノ湖スカイラインや箱根スカイラインは、日陰部分が凍結していることがあり、日中でも油断は禁物です。国土交通省が提供する「道路情報提供システム」などで最新の通行規制情報を確認する習慣をつけておくと安心ですよ。(出典:国土交通省「道についての情報」)
渋滞回避の実践テクニック
神奈川のツーリングで最大のストレスは渋滞です。特に首都圏からアクセスしやすいエリアだけに、週末や連休の人出は想像以上。ただ、いくつかのコツを知っておくだけで、渋滞を大幅に回避することができますよ。
渋滞を回避するための鉄則
・出発は朝7時前が理想。観光客が動き出す前にメインルートを通過してしまうのが最強の戦略です。
・国道134号の江の島周辺は、特に土日の10時〜16時が渋滞のピーク。この時間帯を避けるだけで世界が変わります。
・箱根は紅葉シーズン(11月上旬〜中旬)の週末が年間で最も混雑します。平日に休みを取れるなら迷わず平日を選んでください。
・帰路はGoogleマップなどのリアルタイム渋滞情報を確認し、裏道も事前にチェックしておくと安心。特に西湘バイパスや小田原厚木道路の渋滞は帰りに深刻化しやすいです。
・宮ヶ瀬湖方面は行きと帰りでルートを変えるのが有効。行きは厚木方面から、帰りは相模原方面へ抜けると、同じ道を往復するよりもスムーズです。
二輪車通行禁止区間の確認
忘れがちですが、神奈川にはバイクが通行できない区間がいくつか存在します。これを知らずにルートを組むと、現地で引き返すハメになって時間もガソリンも無駄になってしまいます。特に注意が必要なのは以下のポイントです。
| 区間・道路 | 規制内容 | 補足 |
|---|---|---|
| アネスト岩田 ターンパイク箱根 | 125cc以下通行不可 | 126cc以上は通行可 |
| 芦ノ湖スカイライン | 125cc以下通行不可 | 126cc以上は通行可 |
| 箱根スカイライン | 125cc以下通行不可 | 126cc以上は通行可 |
| 西湘バイパス | 125cc以下通行不可 | 自動車専用道路のため |
| 横浜ベイブリッジ下層(国道357号) | 二輪車全面通行禁止 | 排気量問わず不可 |
※規制内容は変更される場合があります。出発前に各道路の管理者や公式サイトで最新の情報をご確認ください。
特に原付二種(125cc)に乗っている方は、箱根周辺の有料道路がほぼ全滅なので注意が必要です。その場合は国道1号線や県道を使って箱根を登るルートになりますが、観光バスや一般車両の渋滞に巻き込まれやすいので、時間に余裕を持った計画を立ててくださいね。
神奈川県のおすすめツーリングスポットで最高の一日を
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。神奈川県のおすすめツーリングスポットを、エリア別と目的別の両方から徹底的にまとめてきました。改めて振り返ると、このエリアの懐の深さには本当に驚かされます。
箱根のワインディングで富士山に向かって駆け上がる爽快感、湘南の海沿いで潮風を全身に浴びる解放感、三浦半島で新鮮なマグロに舌鼓を打つ幸福感、宮ヶ瀬湖畔で仲間と語り合う穏やかな時間、そして横浜や川崎の夜景に包まれる非日常の世界。神奈川は、たった一日のツーリングでこれだけの体験をぎゅっと凝縮できる、本当に贅沢なフィールドです。しかも、すべてが日帰り圏内に収まるコンパクトさ。朝バイクにまたがって、夕方には充実感いっぱいで自宅に戻れる。これは首都圏ライダーにとって、神奈川だからこそ実現できるツーリングスタイルですよね。
初心者の方はまず三浦半島や湘南の海沿いルートで距離感に慣れるところから始めて、慣れてきたら箱根のワインディングや宮ヶ瀬湖方面にステップアップ。さらに経験を積んだらヤビツ峠や椿ラインの峠道に挑戦していく。このように段階的にフィールドを広げていけるのも、神奈川ツーリングの良いところです。ベテランの方は、穴場スポットを自分だけの定番として開拓したり、季節や時間帯を変えて同じルートを走り込んだりと、終わりのない楽しみ方が待っています。
この記事で紹介したルートやスポットは、あくまで私の経験に基づいた一つの提案です。実際に走ってみると「あれ、この道もいいぞ」「こんなお店があったのか」という発見が必ず出てきます。ツーリングの醍醐味は計画通りに走ることじゃなく、走りながら偶然出会う景色や人、食べ物にワクワクすること。この記事がその最初の一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
最後にひとつ。ツーリングは楽しい反面、安全は自分で守るもの。天候や路面状況は出発前に必ず確認し、無理のないペースで走ることが、結局は最高の一日をつくる一番の近道です。この記事の情報は執筆時点のものですので、料金や営業時間、通行規制などの最新情報は各施設の公式サイトで確認してくださいね。判断に迷うことがあれば、バイクショップのスタッフやベテランライダーに相談するのも大切なことです。
さあ、次の週末はどの道を走りますか。箱根の富士山か、湘南の潮風か、三浦のマグロか、それとも宮ヶ瀬の湖畔か。どこかの道の上で、あなたとピースサインを交わせる日を楽しみにしています。安全運転で、最高のツーリングを楽しんでください。
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安全運転を心がけ、素晴らしいツーリングをお楽しみください!🏍️


