こんにちは。風と共に駆けるライダーの旅路 代表の「H」です。
バイクのヘルメットを購入したあとに後悔してしまうライダーは意外と多いんですよ。
ラパイドネオのような人気モデルやヤマハのヘルメットの評価を調べずに買ってしまったり、アライやショウエイなどの有名メーカーと安い海外製を比較せずに選んでしまったりすると、使い始めてから不満が出てくることが多いんですよね。
ここ、気になりますよね。
システムヘルメットとフルフェイスの比較や実際の使用感を知っておかないと、ツーリング中に痛みや不快感を抱えることになります。
この記事では、よくある失敗例と後悔しないための具体的な対策を詳しく解説していくので、あなたにぴったりのヘルメット選びの参考にしてみてくださいね。
- サイズや形状が合わないことで起きる身体的な痛みの原因と対策
- 長距離ツーリングで首が疲れたりメガネで耳が痛くなったりする理由
- マッチ棒状態や脱いだ後の髪型が崩れるといった見た目の悩みの解決策
- 安物を買って失敗しないための選び方やシールドの曇りへの対処法

身体的な苦痛によるヘルメットの後悔
ヘルメット選びで最もやってはいけないのが、自分の頭や顔の形に合っていないサイズを選んでしまうことです。
せっかくの楽しいツーリングも、我慢できないほどの痛みがあれば台無しになってしまいますよね。
ここでは、ヘルメットのサイズ間違いや形状のミスマッチが引き起こす、さまざまな身体的苦痛について詳しく掘り下げていきますよ。
ヘルメットのサイズ合わない頭痛いし後悔
ヘルメットを買うとき、一番やってしまいがちなのが「サイズ選びの失敗」なんですよ。
「使っているうちに内装のスポンジがヘタってゆるくなるから、最初は少しきつめを選んだほうがいいよ」というベテランライダーからの昔からの噂を信じて、自分の頭の寸法よりも小さいサイズを無理して買ってしまう人が本当に多いんです。
でもこれ、現代のヘルメット選びにおいては絶対にやめたほうがいいかなと思います。
「孫悟空の輪っか」状態の地獄
小さすぎるヘルメットを被って走り出すと、最初のうちは「頭全体がしっかりホールドされて
いて、風圧でもブレないから安心だな」と感じるかもしれません。
でも、30分、1時間と走り続けるうちに、こめかみや頭頂部、そして後頭部が徐々に圧迫されて血流が悪くなり、まるで孫悟空の輪っかでギリギりと締め付けられているような激しい頭痛が襲ってきます。
これが本当に辛くて、せっかくの絶景ロードを走っていても「早くヘルメットを脱ぎたい」
「バイクを停めたい」という思いで頭がいっぱいになってしまうんですよね。
痛みを我慢するのは危険!正しい解決策
痛みを我慢しながらの運転は、注意力が散漫になって事故のリスクも高まります。
確かに内装のウレタンスポンジはある程度馴染みますが、頭を守るための内部の硬い発泡スチロール(衝撃吸収ライナー)の形が変わることは絶対にありません。
つまり、骨格に合っていない痛みは永遠に消えないんです。
結局、ヘルメットのサイズ合わない頭痛いし後悔するという最悪のパターンに陥り、数回使っただけでフリマアプリで手放して買い直す羽目になるんです。
ネット通販で頭の円周だけを測って適当にサイズを選ぶのではなく、まずはバイク用品店に行きましょう。
AraiやSHOEIなどのプロショップでしっかりと頭の縦横のサイズを測ってもらい、パーソナルフィッティングサービスを利用してあなたの頭の形(欧米型かアジア型か)にぴったり合うようにスポンジをミリ単位で調整してもらうのが、一番確実でコスパの良い解決策ですよ。

ヘルメットでメガネかけにくいし耳痛い
普段からメガネをかけているライダーにとって、ヘルメット選びは視力にも直結するためさらにハードルが上がりますよね。
デザインや軽さだけでヘルメットを選んでしまうと、後になってから「ヘルメットでメガネかけにくいし耳痛い」と絶望的な後悔をすることになりますよ。
メガネライダーを悩ませる「ツル」の問題
フルフェイスやシステムヘルメットの中には、メガネのツル(テンプル)をスムーズに通すための専用のスリット(メガネスリット)が内装パッドに設けられていないモデルも少なくありません。そうしたヘルメットに無理やりメガネを押し込もうとすると、フレームが曲がってしまったり、最悪の場合はツルがポキッと折れてしまう事故も起きます。
また、なんとか入ったとしても、ヘルメットの内装パッドと側頭部の間にツルが強く挟まって、耳の上やこめかみにズキズキとした激痛が走るんです。
これ、本当に涙が出るくらい痛くて、運転に全く集中できなくなるんですよね。
メガネライダーの方は、お店でヘルメットを試着する際、必ず自分が普段バイクに乗るときにかける実物のメガネを持参してくださいね。
ヘルメットを被った状態でスムーズにメガネが差し込めるか、少し頭を振ってもズレないか、そして5分〜10分間そのままにして耳周りに圧迫感がないかをしっかり確認することが大切です。
メガネ専用の対策とインナーバイザーの活用
ツルが太いセルフレームのメガネは非常に差し込みにくいので、ツルがストレートで細く、しなやかに曲がるスポーツ用のメガネや、ヘルメット専用のバイカーグラスを新調するのも一つの有効な手かなと思います。
また、日差し対策としてサングラスをかけたいという方は、毎回の着脱のわずらわしさを無くすために、あらかじめ「インナーサンバイザー」が帽体内に内蔵されているヘルメットを選ぶと、レバーひとつでサングラス代わりになって非常に便利ですよ。

ヘルメットのチークパッドキツイほっぺた痛い
ヘルメットは、万が一の転倒事故の際に頭部を守るため、頬(チーク)部分のお肉を下から押し上げるようにしてしっかりとホールドする構造になっています。
しかし、これが自分の顔の輪郭に対してきつすぎると「ヘルメットのチークパッドキツイほっぺた痛い」という、地味だけれど深刻な悩みに繋がるんですよ。
アゴが動かせないほどのホールド感のワナ
特にアライやショウエイなどの、サーキットでのスポーツ走行を想定した本格的なフルフェイスヘルメットは、顔全体を隙間なく包み込むようなタイトなフィット感が特徴です。
高速走行時にヘルメットが浮き上がらないため安全性が非常に高い反面、頬肉がギューッと中央の口元に寄せられてタコチューのような顔になり、口の中のお肉(粘膜)を自分の奥歯でガリッと噛んでしまったり、アゴを動かすたびにパッドが擦れて痛くなったりすることがあります。
長距離ツーリング中に仲間とおしゃべりを楽しみたいのに、口が開けづらくてインカムでの会話が苦痛になるなんてこともよくある話です。
パッド交換で劇的に改善する
ここでも「そのうちスポンジが潰れて馴染むだろう」と無理して我慢するのは禁物です。
もし試着の段階で頬が痛い、あるいは口をパクパク動かしにくいと感じたら、チークパッドだけを薄いサイズ(別売りオプション)に交換することをおすすめしますよ。
ほとんどの一流メーカーでは、標準装備のパッド(例えば35mm)よりも数ミリ薄いパッド(31mmなど)を細かくラインナップして販売しています。
このチークパッドを交換するだけで、頭全体のホールド感や安全性はしっかり保ちつつ、頬への過度な圧迫感を劇的に和らげることができるんです。
購入時に実店舗のスタッフに相談すれば、無料でサイズ違いのパッドに入れ替えて微調整してくれるプロショップも多いので、遠慮せずに「頬がキツイです」と伝えてみてくださいね。

ヘルメット重さで首痛い長距離ツーリング疲れる
ヘルメットの「重量」も、お店で手に持っただけでは見落としがちですが、買った後に激しく後悔する大きな要因になりますよ。
お店の鏡の前で数分間試着しただけでは全く気にならなくても、実際にバイクに乗って前方からの強烈な風圧を受けながら数時間走り続けると、その重さが首や肩の筋肉にダイレクトにのしかかってきます。
「ヘルメット重さで首痛い長距離ツーリング疲れる」というのは、初心者を卒業して行動範囲が広がってきたライダーが必ず経験する失敗談です。
システムヘルメット特有の重量問題
とくに気をつけたいのが「システムヘルメット」の重さです。
アゴ部分(チンガード)をボタン一つで上に跳ね上げることができるシステムヘルメットは、ヘルメットを脱がずにコンビニで飲み物を飲んだり、写真を撮ったりできるため非常に便利ですよね。しかし、その便利な開閉ギミック(金属のヒンジやロック機構など)を内蔵しているため、一般的なフルフェイス(約1,400g〜1,500g)と比べて、200g〜300gほど重くなってしまう構造的な宿命があります。
たった数百グラムの違いと思うかもしれませんが、人間の頭(ボウリングの球くらいの重さ)のてっぺんにさらに重りが乗った状態で、バイクの加速や減速、路面の段差による振動を受け続けると、振り子のように首が振られてしまい、数時間後には首の筋肉(胸鎖乳突筋)や肩に想像以上のダメージを与えるんですよ。
次の日に首が回らなくなって後悔する人も少なくありません。
軽さと空力性能を重視した選び方
もしあなたが、週末に何百キロも走るようなロングツーリングや、高速道路を使った旅をメインに考えているなら、絶対的な軽さを追求した「カーボン製」のヘルメットや、ツーリング向けに空力性能(エアロダイナミクス)が徹底的に計算されていて、風の抵抗を後ろにスッと逃がしてくれるフルフェイスを選ぶのが正解かなと思います。
走行中のヘルメットが浮き上がろうとする力を抑えてくれるモデルなら、実際の重量以上に軽く感じます。
疲労感が少ないことは、とっさの判断力を保ち、結果的に安全運転にも直結しますからね。

ヘルメット脱いだ後髪型ぺしゃんこで崩れる
バイクに乗るうえで、どうしても避けられないけれどテンションが下がるのが「髪型の崩れ」の問題です。
「ヘルメット脱いだ後髪型ぺしゃんこで崩れる」というのは、年齢や性別を問わず、すべてのバイク乗りが抱える永遠の悩みと言っても過言ではありません。
せっかく朝早く起きてワックスで綺麗にセットして出かけても、目的地のオシャレなカフェや観光地に着いてヘルメットを脱いだ瞬間、頭の上がペタッと潰れてしまって、まるでお風呂上がりのような無惨な姿に…ここ、気になりますよね。
なぜヘルメットで髪が潰れるのか
これは、ヘルメットの内装パッドが安全のために頭皮に隙間なく密着していることと、内部にこもった汗や湿気が原因です。
ヘルメットの中で髪の毛が強い力で押し潰された状態で、自分の体温と汗による「スチームサウナ」状態に置かれるため、アイロンをかけたかのように変な寝癖の跡がガッチリとついてしまうんですよ。
特に夏場は悲惨で、前髪がおでこに張り付いてしまって恥ずかしい思いをすることも多々あります。
髪型を崩さないための3つの実践的対策
これを100%完全に防ぐことは物理的に難しいですが、被害を最小限に食い止めて快適に過ごすための対策はいくつかありますよ。
1. インナーキャップの着用
吸汗速乾性の高い水泳帽のようなインナーキャップを被ることで、髪の毛がヘルメットの内装と直接擦れるのを防ぎ、汗を素早く吸収して湿気を抑えます。
2. ベンチレーションライナーの活用
「エアーヘッド」などの、シリコン製のイボイボがついたライナーをヘルメットの内側に貼り付けることで、頭皮とヘルメットの間に物理的な空間を作り、風を通して潰れを防ぎます。
3. リカバリーアイテムの常備
目的地に着いたらサッと被れる帽子(キャップやニット帽)をシートバッグに忍ばせておくのが一番手っ取り早いです。
また、携帯用のドライシャンプー(スプレータイプ)を持参して、根元に吹きかけて揉み込むと、ある程度ふんわり感が復活しますよ。
髪型を気にするあまり、わざと大きすぎる(ゆるゆるの)ヘルメットを選ぶのは、事故の際に脱げてしまうため非常に危険です。
サイズだけは絶対に妥協せず、アフターケアで工夫するようにしてくださいね。
見た目や不快感によるヘルメットの後悔
サイズやフィット感といった身体的な痛みの問題のほかにも、デザインのバランスや走行中の不快感でヘルメット選びを後悔することが多々ありますよ。
自分の愛車のスタイルに合っていなかったり、風の音がうるさすぎて気が狂いそうになったりと、実際に公道を走り出してからじゃないと気づきにくい落とし穴がたくさんあります。
ここではそういった視点での後悔と、事前の解決策をお話ししますね。

マッチ棒みたいでダサい解決とほほ肉が恥ずかしい
原付や小型のクラシックバイク(スーパーカブやSR400など)、またはアメリカンタイプの
バイクに乗る方によくある深刻な悩みが「ヘルメットを被るとマッチ棒みたいでダサい解決とほほ肉が恥ずかしい」というものです。
スマートに、そしてオシャレに乗りこなしたいのに、ショーウィンドウに映った自分の姿を見ると、肩幅に対して頭だけがやけに巨大に見えてしまう現象ですね。
マッチ棒現象が起きるメカニズム
これは、ヘルメットの「帽体(外側のシェル)」の大きさが原因です。
安全性を高めるために分厚い衝撃吸収材を内包しているフルフェイスや、コストダウンのために「フリーサイズ(SからLまで内装の厚みだけで調整するタイプ)」を採用している安価なヘルメットは、外側のシェルがどうしても1種類の巨大なサイズになりがちです。
小柄な女性や細身の男性がこうしたヘルメットを被ると、体との比率がおかしくなり、まるで宇宙人やマッチ棒のようなアンバランスなシルエットになってしまうんですよ。
帽体サイズとジェットヘルメットのジレンマ
このダサい見た目の解決策としては、「複数のシェルサイズ(帽体サイズ)」を細かく用意しているプレミアムメーカーの製品を選ぶことです。
AraiやSHOEIなどは、Sサイズ用、Mサイズ用、Lサイズ用と、サイズごとに外側の帽体の大きさをわざわざ変えて作っているため、自分の頭に合った小さいサイズを選べば、外見もスッキリとコンパクトに収まります。
また、「フルフェイスは大きいから」とジェットヘルメットを選ぶと、確かに全体のシルエットはコンパクトに見えやすいですね。
しかし、ジェットヘルメットは顔の下半分が完全に露出するため、今度は両サイドのチークパッドでギュッと中央に寄せられた自分の「ほほ肉(タコチュー状態)」が丸見えになり、信号待ちで隣の車から見られて恥ずかしい…という新たな悩みも生まれがちです。
試着の際は、首から上だけで判断せず、必ずお店の全身鏡で自分の姿をチェックし、ネックウォーマーやフェイスマスク(バフ)を使って顔周りを隠す工夫も検討してみてくださいね。

風切り音うるさい音楽聞こえないインカム邪魔
現代のバイクでのツーリング中、仲間とインカムで会話を楽しんだり、スマートフォンと繋いでお気に入りの音楽やナビの音声を聴いたりするのは、もはや必須の最高の時間ですよね。
でも、ヘルメット選びの段階で静粛性を軽視して失敗すると、「風切り音うるさい音楽聞こえないインカム邪魔」という三重苦を味わうことになり、ツーリングの疲労度が倍増しますよ。
騒音の正体と聴力への悪影響
走行中の風切り音(ヒューヒュー、ゴォォォという耳をつんざくような音)は、ヘルメットの表面にある段差やベンチレーションの吸気口、そしてシールドと帽体の間のわずかな密閉性の低さによって発生する乱気流が原因です。
特に、空力テストを十分に受けていない安価な海外製ヘルメットや、可動部が多くて隙間ができやすいシステムヘルメット、そしてアゴ下からダイレクトに風を巻き込むジェットヘルメットは、時速80kmを超えたあたりから風切り音が爆音になりがちです。
この凄まじい騒音が続くと、インカムのスピーカーの音量を最大にしても相手の声が全く聞こえなくなってしまいますし、長時間聞き続けると耳鳴りや難聴の原因にもなり非常に危険なんですよね。
| ヘルメットの種類 | 静粛性(風切り音の少なさ) | インカムとの相性 |
|---|---|---|
| ツーリング用フルフェイス | ◎(密閉性が高く非常に静か) | ◎(声や音楽がクリアに聞こえる) |
| システムヘルメット | △(可動部の隙間から音が出やすい) | 〇(モデルによるがやや音量が必要) |
| ジェットヘルメット | ×(巻き込み風で常にうるさい) | △(マイクが風の音を拾って相手に迷惑) |
インカム専用設計のヘルメットを選ぶ
さらに、数年前の古いモデルや一部のクラシック系ヘルメットには、インカムのスピーカーを耳の横に埋め込むための「スピーカーホール(丸いくぼみ)」が内装に用意されていません。
そうしたモデルに無理やり厚みのあるスピーカーを両面テープで貼り付けると、耳が強烈に圧迫されて邪魔になり、痛くて被っていられなくなります。
インカムをメインで使う予定なら、SHOEIのGT-Airシリーズのように、最初からインカムの装着を前提とした専用設計のモデルや、空力性能が高くて静粛性に優れたフルフェイスを選び、購入前にスピーカーホールの有無を必ず確認してくださいね。
また、アゴ下からの風の巻き込みを防ぐ「チンカーテン」を装着するだけでも、劇的に静かになりますよ。

フルフェイス夏蒸れる限界で息苦しいし人気がないの?
転倒時のアゴの保護など、安全性が一番高いフルフェイスヘルメットですが、日本の高温多湿な夏場になると一気にその密閉性の高さがデメリットとして牙を剥きます。
「フルフェイス夏蒸れる限界で息苦しいし人気がないの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、真夏の炎天下で渋滞に巻き込まれたときのフルフェイスの中は、まさに逃げ場のない灼熱のサウナ状態になります。
真夏のフルフェイスの過酷な現実
信号待ちで風が全く当たらないと、自分の吐いた温かい息と頭皮からの汗で、内部の温度と湿度が急上昇します。
シールドが自分の息で曇ったり、新鮮な空気が吸えずに金魚鉢の中にいるような息苦しさを感じたりして、「このまま倒れるんじゃないか」とパニックになりそうになることもあります。
これが嫌で、「夏だけは顔に風が当たるジェットヘルメットや半ヘルに被り替える」というライダーも実際たくさんいるんですよ。
最新ベンチレーションの驚くべき進化
でも、だからといってフルフェイスの人気が落ちているわけでは全くありません。
各メーカーもこの「夏の過酷な蒸れ」への対策に全力を注いでおり、最新のハイエンドヘルメットには、驚くほど優秀な「ベンチレーション(通気口)システム」が搭載されています。
走り出して口元(チンベンチレーション)や頭頂部のスイッチを開けると、走行風がヘルメット内部の溝(エアチャネル)を勢いよく通り抜け、後頭部のアウトレットから熱気と湿気を掃除機のようにグングンと排出してくれるんです。
この風の通り抜けを感じたときは本当に感動しますよ。
夏場にフルフェイスを快適に被り続けたいなら、デザインだけでなく、このベンチレーションの排熱性能が口コミで高く評価されているモデル(SHOEIのZ-8やAraiのRX-7Xなど)を予算をかけてでも選ぶのが最大のコツかなと思います。
冷感素材を使ったインナーマスクなどを併用すれば、安全性は最高レベルのまま、夏の快適性をグッと引き上げることができますよ。

ヘルメットシールド曇る雨水で視界怖い
バイクは自動車と違ってフロントガラスにワイパーがないため、雨の日の走行や冷え込む早朝の走行は、視界の確保がそのまま「命綱」になります。
にもかかわらず、「ヘルメットシールド曇る雨水で視界怖い」という後悔と恐怖を抱えながら、おっかなびっくり走っているライダーは後を絶ちません。
シールドの曇りがもたらす恐怖
雨の日や気温の低い冬場は、外の冷たい空気で冷やされたシールドと、ヘルメット内部の温かい自分の息との「温度差」によって、シールドの内側が真っ白に結露してあっという間に曇ってしまいます。
前走車のテールランプすら見えない恐怖から、仕方なくシールドを数センチ開けて換気しながら走るのですが、今度はそこから冷たい雨水や前の車が跳ね上げた泥水が顔にバチバチと当たって針のように痛いし、内装のパッドもびしょ濡れになって最悪の気分になるんですよね。
視界不良は追突事故の最大の原因になります。
視界をクリアに保つ最強のアイテム
この絶望的な「曇り問題」を、いとも簡単に、かつ劇的に解決してくれる魔法のようなアイテムが「ピンロックシート(曇り止めシート)amazon」です。
ピンロックシートとは、シールドの内側に装着する専用の薄いアクリルシートのことです。
これを貼り付けることで、シールドとシートの間に「空気の層(ペアガラスと同じ原理)」ができ、外気との温度差を遮断します。
これを付けるだけで、どんなにハァハァと息を吹きかけても、真冬の雨の中を走っても、魔法のように全く曇らなくなるんです。
ヘルメットを購入する際は、シールドにピンロックシートを取り付けるためのピン(突起)があるか、対応しているかどうかを必ずチェックしてください。
一流メーカーであれば、最初から付属品として箱に同梱されていることも多いですよ。
また、外側の雨水の水滴対策としては、シールドの外側にヘルメット専用の撥水コーティング剤(車用のガラコはプラスチックを劣化させる場合があるので注意)を塗っておくと、走行風で水滴がコロコロと綺麗に飛んでいくので、雨の日の視界の怖さを大幅に軽減できます。

ヘルメット安物買わないほうがいい理由と口コミ・評判
バイクの免許を取って、カッコいいバイク本体の購入や任意保険の支払いで貯金を使い果たしてしまい、「とりあえずヘルメットはネット通販で見つけた一番安いやつ(数千円のもの)でいいや」と考えてしまう気持ち、すごくよくわかりますよ。
でも、先輩ライダーとしてこれだけは断言します。
絶対に「ヘルメット安物買わないほうがいい理由と口コミ・評判」が存在するんです。
安物ヘルメットの劣悪な品質とストレス
AmazonやTemuなどのECサイトで売られている無名の海外製格安ヘルメットは、パッと見のデザインこそレーサーのようでカッコよく作られていますが、中身の品質が全く伴っていません。
購入したユーザーの口コミを見ると、「シールドのプラスチックが波打って歪んでおり、景色がぐにゃぐにゃに見えて30分で車酔いした」「内装のスポンジがただの綿で、1ヶ月も使わないうちにヘタってスカスカになり、ブレーキをかけるたびにヘルメットが前後にズレる」「風切り音が異常にうるさくて、高速道路を走ったら難聴になりそうだった」といった、お金をドブに捨てたという悲惨な評判が溢れています。
結局、安物を買ってもすぐに不満が出て、数ヶ月後にアライやショウエイの数万円するヘルメットを買い直す「安物買いの銭失い」になるパターンが100%に近い確率で起こります。
命を守る安全規格の真実
そして何より一番怖いのは、肝心の「安全性」が担保されていないことです。
日本の公道をバイクで合法的に走るために必要な「SGマーク」や「PSCマーク」を正規に取得していない、法律スレスレの粗悪な装飾用ヘルメットも多数混ざっています。
これらは、万が一の転倒事故の際にプラスチックの帽体が簡単に割れてしまい、あなたの頭を全く守ってくれません。
(出典:警察庁『二輪車の交通死亡事故統計』)のデータを見ても、二輪車死亡事故における致命傷の部位の約半数が「頭部」であることが明確に示されています。
脳や頭蓋骨の代わりとなる最も重要な装備ですから、ここだけは数万円をケチって一生後悔する(あるいは後悔すらできなくなる)ようなことだけは絶対に避けてくださいね。
最低でも国内の厳しい安全規格をクリアした、Arai、SHOEI、OGK Kabutoなどの信頼できるメーカー品を選ぶようにしましょう。
塗装も剥がれにくく、内装の交換部品も長年供給されるため、結果的に長持ちしてコスパも非常に良いんですよ。

ジェットとフルフェイスのヘルメットの後悔
これまでさまざまな失敗談や身体的な痛みについて詳しく見てきましたが、最終的に「ジェットとフルフェイスのヘルメットの後悔」を総括すると、最大の原因は「自分のリアルな用途と、走行する環境を正確に想像できていなかったこと」に尽きるかなと思います。
想定外の用途変更がもたらすミスマッチ
開放的で手軽なジェットヘルメットを買って後悔する人は、「近所のコンビニへのチョイ乗りや、街中の通勤しかしないからこれで十分」と選んだのに、次第にバイクの楽しさに目覚めて高速道路を使ったロングツーリングに行き出し、凄まじい風圧による首の疲れと、飛んでくる虫や飛び石に対する顔面の無防備さに恐怖を感じるようになるパターンです。
いざという時の防御力の低さに不安を覚え、結局フルフェイスを買い足すことになります。
逆にフルフェイスを買って後悔する人は、「安全第一!」と意気込んで最高峰のレーシングモデルを買ったものの、実際の用途は真夏の渋滞が続く街乗りばかりで、着脱の面倒くささやメガネのかけにくさ、そして夏の息苦しさに耐えきれなくなって、結局ヘルメットを被るのすら億劫になってしまうパターンが多いんですよね。
後悔しない最強の選び方とは
ヘルメット選びで後悔しないための最強のコツは、あなたのバイクライフの「メインとなる用途(ツーリングなのか、通勤なのか、乗る季節はいつか)」に妥協なく合わせることです。
もし予算に余裕があれば、真夏や街乗り用の手軽なジェットヘルメットと、長距離ツーリングや冬場に活躍する安全なフルフェイスの「2個持ち」をして使い分けるのが、一番ストレスがなく幸せなバイクライフを送れますよ。
もし最初の1つに絞らなければならないなら、まずは最も安全性が高いフルフェイスの中から、比較的軽量でインナーバイザーが付き、ベンチレーション機能が優れている「ツーリング特化型」のモデルを選ぶことを強くおすすめします。
そして必ず実店舗へ足を運び、プロのフィッティングを受けてください。
このひと手間をかけるだけで、頭痛や不快感といった後悔のほとんどは未然に防ぐことができます。
あなたの命を守り、走る喜びを倍増させてくれる最高の相棒を見つけて、安全で快適なバイクライフを楽しんでくださいね。

