ホンダの人気ネイキッドバイク、CBシリーズ
その中でも末弟にあたる「CB125R」は、125ccとは思えない大柄でスタイリッシュな車体と、クラスの常識を覆すほどの豪華な装備で、多くのライダーを魅了しています。
しかし、その堂々たる風格ゆえに、「CB125Rは125ccなのに高速道路を走れる特別なバイクなのでは?」と誤解している方や、「CB125Rは高速使えないって本当?」といった疑問の声が後を絶ちません。
ここで結論を明確にお伝えします。
CB125Rは、日本の法律上、高速道路を走れないという厳然たる事実があります。
この高速道路の規制を知らずにデザインだけで購入してしまい、後から「こんなはずではなかった」と後悔するケースは、残念ながら少なくないのです。
この記事では、なぜCB125Rが高速道路を走れないのか、その法的な理由や購入前の注意点を深く掘り下げます。
さらに、実際に乗っている人の口コミ・感想レビューを基にしたリアルな不満点も包み隠さず解説。
県外ツーリングが無理だと感じ、CB125Rでは高速無理と判断して他に乗り換えた方の体験談や、高速乗れない場合の代替おすすめバイクまで、具体的かつ網羅的にご紹介します。
CB125Rが高速道路走れないことによる不満と、その賢い対策を知り、あなたのバイクライフにとって最良の選択をするための一助となれば幸いです。
- CB125Rが高速道路を走行できない法的な理由と背景
- 高速道路を使えないことに関する実際のユーザーの具体的な不満点
- 購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための注意点と対策
- 高速道路も視野に入れたい場合の代替となるおすすめバイクとその特徴
CB125Rは高速道路走れない?その規制と理由
- CB125R 高速使えないって本当?
- CB125R 125ccなのに 高速走れると誤解
- CB125R 高速道路 規制 知らずに買って後悔
- cb125r 高速使えない 購入前注意
- 乗ってる人の口コミ・感想レビュー
CB125R 高速使えないって本当?
風オリジナル
はい、この疑問に対しては、一切の例外なく「本当です」とお答えしなければなりません。
CB125Rは、日本のいかなる高速道路、および自動車専用道路を走行することは、法律で固く禁じられています。
多くの方が誤解しがちですが、これはCB125Rの走行性能が劣っているから、あるいは耐久性に問題があるからといった技術的な理由では全くありません。
純粋に、日本の法律がそのように定めているからです。具体的には、「道路交通法」と「道路運送車両法」という二つの法律が深く関わっています。
法的根拠1:道路交通法における区分
まず、道路交通法では、バイク(自動二輪車)を排気量に応じて以下のように分類しています。
- 50cc以下:原動機付自転車(原付一種)
- 50cc超~125cc以下:普通自動二輪車(小型限定)、通称「原付二種」
- 125cc超~400cc以下:普通自動二輪車
- 400cc超:大型自動二輪車
CB125Rの総排気量は124ccですので、この分類によれば「原付二種」に該当します。
そして、道路交通法第七十五条の二の二では、高速自動車国道等における最低速度が定められており、これを維持できない車両の通行を禁止しています。
さらに、多くの高速道路や自動車専用道路の通行条件として「普通自動二輪車(125cc超)以上」と明記されており、125cc以下のバイクは通行が許可されていないのです。
豆知識:なぜ125cc以下はダメなのか?
この規制の背景には、交通の円滑化と安全確保という目的があります。
高速道路では、周囲の車両が時速80km~100kmで流れています。
この流れにスムーズに乗れない車両が存在すると、速度差から追突事故などの重大な危険を生む可能性があります。
125cc以下のバイクでは、エンジン性能や車体の安定性から、この高速巡航を安全に維持するのが困難であると判断されているのです。
法的根拠2:道路運送車両法における種別
ナンバープレートの色を見ても、その区分は明確です。
道路運送車両法に基づき、CB125Rのような原付二種には「ピンク色のナンバープレート」が交付されます。
これは、市町村が発行するものであり、高速道路の通行許可を示すものではありません。
一方で、125ccを超えるバイクには、運輸支局が発行する「白色のナンバープレート(軽二輪)」や「縁取りのある白色のナンバープレート(小型二輪)」が交付され、これが高速道路通行の証となります。
高速道路の最低速度違反のリスク
仮に、何らかの形で高速道路に進入できたとしても、そこには「最低速度」というルールが存在します。
高速自動車国道の本線車道では、天候や道路状況に問題がない限り、時速50km未満で走行してはならないと定められています(道路交通法第七十五条の四)
CB125Rは平坦路で時速100km程度の最高速が出ると言われていますが、向かい風や登り坂では速度が落ち込み、最低速度を維持できなくなる可能性があります。
この最低速度違反は、罰則の対象となるだけでなく、後続車との速度差から極めて危険な状況を招きます。法的な規制は、ライダーの安全を守るための重要なルールなのです。
このように、CB125Rが高速道路を走行できないのは、バイクの性能ではなく、ライダーの安全と交通全体の秩序を守るための明確な法的根拠に基づいています。
バイクを選ぶ際には、この大前提を必ず理解しておく必要があります。
CB125R 125ccなのに 高速走れると誤解
「CB125Rは高速道路を走れる」という、根強く存在する誤解。この勘違いは、CB125Rが持つ、125ccというクラスの常識を打ち破るほどの圧倒的な存在感と本格的な装備に起因しています。
まるでパズルのピースが間違った場所にはまっているかのように、その豪華なスペックと「原付二種」というカテゴリーが一致せず、多くの人を混乱させてしまうのです。
この誤解が生まれる具体的な要因を、さらに深く掘り下げてみましょう。
要因1:上位モデルと共通のプラットフォーム
CB125Rが持つ最大の「誤解の種」は、その車体が上位モデルであるCB250Rと共通のプラットフォーム(基本骨格)をベースに設計されている点です。
これにより、125ccクラスにありがちな「安っぽさ」や「小ささ」が微塵も感じられません。
- フレーム:高張力鋼管と鋼板で構成されたダイヤモンドフレームは、軽量化と剛性を両立。これはCB250Rの走りをも支える本格的なものです。
- スイングアーム:左右非対称形状のスチール製スイングアームも、路面からの情報を的確に伝え、安定した走行に貢献する上位モデル譲りの設計です。
- シート高:815mmというシート高は、125ccクラスとしてはかなり高めの設定。これはむしろ250ccクラスの標準的な数値であり、跨った際の視点の高さや存在感が、ライダーに「これはただの原付ではない」と錯覚させます。
要因2:オーバースペックとも言える豪華な足回り
特に足回りの装備は、バイクに詳しい人ほど「本当にこれが125ccなのか?」と目を疑うほどの豪華さを誇ります。
これらのパーツは、通常であれば中型、あるいは大型バイクに採用されるグレードのものです。
装備 | 具体的なスペック | 誤解を招くポイント |
---|---|---|
フロントフォーク | SHOWA製 SFF-BP倒立フロントフォーク(Φ41mm) | これはCBR650Rなど、はるかにパワフルな大型モデルにも採用されている高性能フォークです。「これだけの足回りなら高速走行も余裕だろう」と感じてしまいます。 |
ブレーキシステム | NISSIN製ラジアルマウント対向4ピストンキャリパー | レーシングマシンにも採用されるラジアルマウント方式は、高い制動力とコントロール性を発揮します。125ccのパワーに対しては、明らかにオーバースペックとも言える装備です。 |
タイヤサイズ | フロント:110/70R17, リア:150/60R17 | 特に150mm幅のリアタイヤは、250ccクラスの標準サイズです。この太いタイヤがもたらす迫力あるリアビューは、高速走行に耐えうる安定性を視覚的に訴えかけてきます。 |
要因3:IMU搭載ABSという先進安全技術
極めつけは、IMU(慣性計測装置)付ABSの搭載です。
IMUは、車体のピッチング(前後方向の傾き)を検知し、急ブレーキ時などに後輪が浮き上がるのを抑制するシステムです。
このような高度な電子制御は、通常、高性能なスーパースポーツモデルに搭載される技術であり、「なぜただの原付二種に?」という疑問を抱かせます。
この過剰とも思える安全装備が、「高速走行のようなシビアな状況まで想定されているに違いない」という誤解をさらに強固なものにしてしまうのです。
私がバイク店で働いていた頃、CB125Rを見に来たお客様から「これで高速に乗って、実家まで帰れますか?」と真顔で質問されたことが何度もあります。
その立派な佇まいを見れば、そう思ってしまうのも無理はないと、いつも感じていました。
このように、CB125Rは開発陣の「125ccクラスに本物を」という情熱が生んだ、ある意味で「规格(スペック)詐欺」とも言えるバイクです。
その素晴らしい作り込みが、皮肉にも法的な制約とのギャップを生み、多くのライダーを悩ませる原因となっているのです。
CB125R 高速道路 規制 知らずに買って後悔
「一目惚れだったんです。このデザイン、この存在感。125ccとは思えなくて、すぐに契約しました。
でも、納車されてから仲間とツーリングの計画を立てて、初めて高速道路に乗れないと知ったんです。頭が真っ白になりましたね…」
これは、実際に私が耳にした、あるCB125Rオーナーの悲痛な声です。
このように、CB125Rの魅力的なルックスやスペックに心惹かれて購入したものの、後から「高速道路走行不可」という致命的な制約に気づき、深い後悔の念に苛まれるというケースは、残念ながら決して珍しい話ではありません。
この「知らずに買って後悔」というパターンは、特にバイク初心者の⽅や、久しぶりにバイクの世界に戻ってきたリターンライダーの⽅に多く見られます。その背景には、いくつかの心理的な罠が潜んでいます。
後悔のメカニズム1:デザインへの「一目惚れ」が冷静な判断を曇らせる
CB125Rが持つ、ネオスポーツカフェという洗練されたデザインは、強烈な所有欲を掻き立てます。
丸目のLEDヘッドライト、筋肉質な燃料タンク、切り詰められたショートテールといったデザインの虜になり、「とにかくこのバイクが欲しい!」という感情が先行してしまうのです。
この「欲しい」という強い衝動は、購入を決定する上で最も重要な要素の一つですが、時として冷静な判断力を鈍らせる原因にもなります。
排気量や法規制といったスペック面の確認が後回しになり、デザインの魅力だけで購入を決断してしまう。
そして、納車後に現実の壁にぶつかり、「なぜもっと調べておかなかったんだ」と自分を責めることになるのです。
後悔のメカニズム2:想定していたバイクライフとのギャップ
後悔の念は、思い描いていた理想のバイクライフと、現実との間に横たわる深い溝から生まれます。
- 憧れのロングツーリング:「このバイクで、週末は景色の良い場所へツーリングに行こう」と考えていたのに、実際は行動範囲が下道に限られ、日帰りで行ける場所が極端に少ないことに愕然とする。
- 仲間との一体感の喪失:友人たちとのマスツーリングで、自分だけが高速道路を使えないため、集合場所まで一人で別のルートを行かなければならない。あるいは、目的地を自分に合わせて下道で行ける範囲に変更してもらうなど、常に周りに気を遣わせているという負い目を感じてしまう。
- 時間という最大の資産の浪費:高速を使えばあっという間に着く場所へ、何時間もかけて下道を走る。移動に時間を取られすぎて、本来の目的である観光や現地の食事などを楽しむ時間が削られていく。
「友人たちが高速のSAで楽しそうにしている写真をSNSで見るたびに、自分だけが取り残されたような、言いようのない疎外感を覚えます。この気持ちは、経験した人にしか分からないかもしれません。」
このような状況が積み重なることで、「せっかく素晴らしいバイクを手に入れたのに、まったく楽しめていない」というストレスが増大し、やがてバイクに乗ること自体が億劫になってしまうという、最悪のシナリオに陥る可能性すらあります。
後悔を避けるために
この悲劇を避ける方法はただ一つ。購入前に、自身のバイクライフを可能な限り具体的に、そして現実的にシミュレーションすることです。
「誰と、どこへ、どのように行きたいのか」
この問いに真剣に向き合い、少しでも高速道路を利用する可能性があるのならば、CB125Rという選択肢を一度冷静に見直す勇気が必要です。
一時の感情に流されず、長期的な視点で自分の使い方に最適なバイクを選ぶことこそが、後悔のないバイクライフへの第一歩となるのです。
cb125r 高速使えない 購入前注意
CB125Rは、その魅力を正しく理解し、自分の使い方に合致すれば、最高のパートナーになり得る素晴らしいバイクです。
しかし、その一方で、「高速道路が使えない」という一点が、バイクライフの満足度を根底から覆しかねないほどの大きな制約となる可能性も秘めています。
購入後に「こんなはずじゃなかった」という後悔をしないために、契約書にサインする前に、今一度立ち止まって冷静に確認すべき重要な注意点を以下にまとめました。
これらのポイントを、ご自身のライフスタイルや価値観と照らし合わせながら、一つひとつ慎重に検討してみてください。
購入前に必ず自問自答すべき5つのチェックリスト
- 【用途の明確化】あなたのバイクライフの主戦場はどこですか?
これが最も重要な質問です。主な使用目的が、日々の通勤・通学、近所への買い物、片道1時間程度のショートツーリングといった「街乗り」であるならば、CB125Rの軽快さ、取り回しの良さ、そして優れた燃費性能は、あなたの生活を豊かにする強力な武器となるでしょう。しかし、答えが「週末ごとの長距離ツーリング」「日本各地の絶景巡り」「友人との泊りがけツーリング」であるならば、高速道路が使えないという制約は、ほぼ間違いなくあなたの行く手を阻む高い壁となります。 - 【行動範囲のシミュレーション】具体的にどこまで行きたいですか?
漠然と「ツーリングに行きたい」と考えるのではなく、Googleマップなどを使って、具体的な目的地までのルートを「高速道路を使わない」設定で検索してみてください。表示された所要時間や距離を見て、それが許容範囲内だと感じますか?例えば、「高速なら2時間、下道だと5時間」という結果が出た時、その往復6時間の差をどう捉えるかが、重要な判断基準になります。 - 【維持費 vs 利便性】あなたにとっての「コスト」とは何ですか?
CB125R最大のメリットの一つは、維持費の安さです。特に、自動車保険に付帯できる「ファミリーバイク特約」は、任意保険料を年間数千円~1万円程度に抑えることができ、250ccクラスのバイクに単独で保険をかける場合と比較して、年間数万円の差が生まれます。この経済的なメリットは非常に大きいものです。一方で、「時間」もまた、お金では買えない貴重なコストです。高速道路が使えないことによる移動時間の増加や、ルート選択の不自由さという「機会損失」を、あなたはどう評価しますか?浮いた維持費で得られる満足度と、失われる利便性や時間を天秤にかけ、どちらが自分にとって重要かを真剣に考える必要があります。 - 【将来のステップアップ】このバイクと、どのくらい付き合いたいですか?
「まずは125ccから始めて、慣れたら大型バイクにステップアップしたい」と考えている方もいるでしょう。その場合、CB125Rはバイクの基本操作を学ぶための練習機として、非常に優れた選択肢です。しかし、「この一台を長く乗り続けたい」と考えているのであれば、将来的にライフスタイルが変化し、「やっぱり高速道路に乗りたい」と感じるようになる可能性も考慮しておくべきです。 - 【試乗の重要性】本当に「下道だけ」で満足できますか?
もし可能であれば、CB125Rだけでなく、比較対象としてCB250Rなどの250ccクラスのバイクにも試乗してみることを強くお勧めします。125ccの軽快さと、250ccのパワーや安定感の両方を体感することで、カタログスペックだけでは分からないフィーリングの違いが明確になります。その上で、「自分には125ccの走りが合っている」と確信できれば、後悔のない選択ができるでしょう。
私がこれまでに見てきた中で最も後悔が少ないのは、「初めから街乗り専用と割り切って購入した方」と、「250ccと比較試乗した上で、あえてCB125Rを選んだ方」です。
目的が明確であればあるほど、購入後の満足度は高くなる傾向にあります。
CB125Rは、ライダーを選ぶバイクです。その魅力と制約を正しく理解し、ご自身のバイクライフに誠実に向き合うこと。
それが、最高の相棒と出会うための唯一の道なのです。
乗ってる人の口コミ・感想レビュー
CB125Rが高速道路に乗れないという事実は、オーナーのバイクライフにどのような影響を与えているのでしょうか。
ここでは、SNSやバイクコミュニティに寄せられた、実際に所有しているオーナーたちのリアルな声を「満足派」と「不満・後悔派」の両面から集め、その評価がどのようなポイントで分かれるのかを深掘りしていきます。
これらの生の声は、カタログスペックだけでは見えてこない、CB125Rとの付き合い方を教えてくれる貴重な情報源となるはずです。
【満足派】「割り切り」と「最適化」で最高の相棒に
まず、CB125Rに高い満足度を感じているオーナーに共通しているのは、「高速道路を使わない」という前提でバイクライフを設計し、その中でのメリットを最大限に享受している点です。
満足ポイント①:圧倒的な経済性
「とにかく維持費が安いのが最高。ファミリーバイク特約と低燃費のおかげで、お小遣いの範囲で無理なくバイクライフを楽しめています。ガソリン代を気にせず、毎日気軽に乗れるのがいいですね。」
「以前は400ccに乗っていましたが、車検や税金、保険料の負担が重くて手放しました。CB125Rなら、あの頃の1/3以下の維持費で済む。浮いたお金でカスタムパーツを買うのが今の楽しみです。」
→ ポイント:車検がなく、税金や保険料も格安な原付二種の経済性は、何物にも代えがたい大きな魅力として評価されています。
満足ポイント②:街中での無類の扱いやすさ
「都内の通勤で使っていますが、この軽さとスリムさは最強です。どんな狭い道でもスイスイ行けるし、駐輪場での取り回しも全く苦になりません。重たいバイクではこうはいかない。」
「Uターンがとにかく楽! 行き止まりの道に入ってしまっても、不安なく切り返せる安心感があります。この気軽さが、バイクに乗る心理的なハードルを下げてくれますね。」
→ ポイント:約130kgという軽量な車体は、特に交通量の多い都市部や、狭い住宅街での走行において絶大なアドバンテージとなります。
満足ポイント③:「下道ならでは」の発見と楽しみ
「高速に乗れないからこそ、今まで知らなかった裏道や素敵なカフェを見つける楽しみがあります。時間を贅沢に使って、のんびり景色を眺めながら走る。これが自分のツーリングスタイルになりました。」
「所有欲を満たしてくれるデザインなので、近所を少し走るだけでも満足感が高いです。無理に遠くへ行かなくても、バイクに乗る行為そのものが楽しいと感じさせてくれます。」
→ ポイント:制約を逆手に取り、「効率」ではなく「情緒」を重視する新しいバイクの楽しみ方を見出しているオーナーも多く存在します。
【不満・後悔派】理想と現実のギャップに苦しむ声
一方で、不満や後悔の念を抱いているオーナーの声からは、高速道路が使えないことによって生じる具体的な「壁」が浮き彫りになります。
不満ポイント①:ツーリングでの疎外感と行動制限
「仲間とのツーリングが一番つらい。みんなが高速でワープしていく中、自分だけが下道で合流地点に向かう時の孤独感…。楽しさが半減してしまいます。」
「SNSで見るような絶景ロードは、ほとんどが自動車専用道路。行きたい場所に行けないという事実が、だんだんストレスになってきました。完全に宝の持ち腐れです。」
→ ポイント:他者との関わりや、行動範囲の広がりを求めるバイクライフにおいて、高速不可の制約は深刻な障壁となります。
不満ポイント②:見た目と性能のギャップへのジレンマ
「このルックスで、この足回りで、なんで高速に乗れないんだ…と、乗るたびに思ってしまいます。バイク自体は最高なのに、法的な制約がその価値を下げているようで悔しい。」
「正直に言うと、友人からは『それ、250じゃないの?』とよく言われます。そのたびに『125だから高速乗れないんだ』と説明するのが、少し恥ずかしいというか、情けない気持ちになります。」
→ ポイント:バイクの持つポテンシャルと、それを発揮できない現実とのギャップが、オーナーの満足度を蝕んでいく様子がうかがえます。
不満ポイント③:最終的な結論としての「買い替え」
「結局、半年でCB250Rに買い替えました。乗り換えて初めて、高速道路が使えることがどれだけ自由で、素晴らしいことかを実感しました。最初から250にしておけば良かったと、心から後悔しています。」
→ ポイント:「帯に短し襷に長し」という状況に耐えきれず、金銭的な損失を覚悟の上で乗り換えを決断するケースが、後悔の最終的な着地点として多く見られます。
これらの口コミから分かるのは、CB125Rの評価は「良いバイクか、悪いバイクか」という単純な二元論では語れないということです。
それは、オーナーが「バイクに何を求めるか」という価値観を映し出す鏡のような存在。
あなたのバイクライフという鏡にCB125Rを映した時、そこに映るのは満足した笑顔でしょうか、それとも後悔の表情でしょうか。
購入前の見極めが、いかに重要であるかが分かります。
CB125Rが高速道路走れないことによる不満と対策
- 高速道路走れない 実際の不満
- cb125r 高速道走れない 県外ツーリング無理
- cb125r 高速乗れない 選んで後悔
- CB125R 高速無理 他に乗り換えた
- cb125r 高速乗れない 代替おすすめバイク
高速道路走れない 実際の不満
CB125Rで高速道路を走行できないという事実は、単に「遠くへ行けない」という表面的な問題にとどまらず、所有者のバイクライフに、より深く、多岐にわたる影響を及ぼします。
その影響は、時間的な制約、精神的なストレス、そして行動範囲の制限といった、複合的な形で現れるのです。
時間的制約:移動時間の増加と貴重な時間の浪費
高速道路を利用すれば、目的地まで1時間で到着できる距離も、下道では信号待ちや交通渋滞、更には道に迷うことなども加わり、2時間以上かかることが珍しくありません。
この移動時間の増加は、特に日帰りツーリングやショートトリップにおいて、大きな問題となります。
移動時間が増えることによる影響
- 現地滞在時間の減少:移動時間が長くなるほど、目的地で過ごせる時間は短くなります。観光や食事、アクティビティを楽しむ時間が減り、ツーリングの満足度を低下させます。
- 疲労の蓄積:長時間の運転は、肉体的にも精神的にも疲労を蓄積させます。疲れた状態で目的地に到着しても、本来の楽しさを十分に味わうことができません。
- 計画性の重要性:下道での移動は、高速道路よりも綿密なルート計画が必要です。事前の情報収集や、休憩ポイントの選定など、手間が増えるため、気軽にツーリングに出かけにくくなります。
貴重な休日の時間を移動だけで浪費してしまうことは、単なる不便さ以上の、大きなストレスとなり得ます。
特に、多忙な現代社会においては、時間の価値はますます高まっており、その貴重な時間を奪われることは、大きな不満につながるのです。
精神的ストレス:単独走行と疎外感
友人や仲間とのツーリングにおいて、自分だけが高速道路に乗れないということは、精神的なストレスを生む原因となります。
具体的には、次のような感情を抱く可能性があります。
- 仲間との分断:高速道路を利用する仲間と、自分だけが途中で別れ、下道で合流しなければならない状況は、ツーリングの一体感を損ないます。
- 単独走行の増加:高速道路を走行できる仲間は、あっという間に目的地に到着し、先に休憩したり、観光を始めたりします。自分だけが、延々と一人で下道を走り続ける孤独感は、想像以上に辛いものです。
- 周りへの気遣い:常に、合流地点やルートについて、仲間に合わせる必要が生じます。自分の都合だけでなく、相手の都合も考慮しなければならないため、気疲れしてしまうことも少なくありません。
「仲間とツーリングに行くのが好きで、CB125Rを選んだのですが、高速に乗れないせいで、結局一人で走ることが多くなりました。一緒に走れない寂しさ、周りに合わせる気遣い、色々考えると、正直辛いんです。」
このように、CB125Rで高速道路に乗れないことは、バイク仲間との関係性にも影響を及ぼし、ツーリングの楽しさを損なう可能性があるのです。
行動範囲の制限:可能性を狭めるジレンマ
高速道路を利用できないということは、行動範囲が大幅に制限されるということを意味します。
これは、あなたのバイクライフにおける可能性を狭め、潜在的な不満を生み出す原因となります。
行動範囲が制限されることによる影響
- 行ける場所の減少:今まで行きたかった場所、例えば遠方の観光地や、憧れの絶景ロードなどへ、簡単には行けなくなります。
- ルート選択の自由度の低下:ツーリングルートは、高速道路の有無によって大きく変わります。結果的に、選択肢が狭まり、行きたい場所に行けないというジレンマに陥ります。
- 新たな体験の機会損失:今まで知らなかった地域や、魅力的なスポットを発見する機会を逃してしまう可能性があります。
「バイクに乗って、色々な場所へ行きたい」というライダーにとって、行動範囲の制限は、非常に大きな問題です。
自由なバイクライフを求めるのであれば、高速道路の利用可否は、バイク選びにおいて、絶対に無視できない重要な要素となるでしょう。
cb125r 高速道走れない 県外ツーリング無理
「CB125Rで、県をまたぐような本格的なツーリングは本当に無理なのでしょうか?」という問いは、購入を検討している多くの方が抱く、切実な疑問です。
この問いに対する答えは、残念ながら「絶対に不可能ではないが、時間、体力、そして精神的な余裕が相当になければ、現実的には極めて困難であり、多くの人にとっては『無理』と感じられるだろう」というものになります。
なぜ、単に「時間がかかる」だけでなく、「無理」という結論に至ってしまうのか。その理由を、具体的なシミュレーションを通して掘り下げてみましょう。
【ケーススタディ】東京から伊豆半島へ日帰りツーリング
多くのライダーに人気のツーリングスポットである伊豆半島を目的地に設定し、CB125R(下道のみ)とCB250R(高速利用)で比較してみます。
項目 | CB125R(下道のみ) | CB250R(高速利用) |
---|---|---|
出発地 | 東京・日本橋 | |
目的地 | 静岡・西伊豆スカイライン | |
片道距離 | 約150km | 約140km |
想定ルート | 国道1号線、国道135号線など | 東名高速道路 → 伊豆縦貫自動車道 |
片道所要時間(Googleマップ予測) | 約4時間30分~5時間 | 約2時間~2時間30分 |
往復移動時間 | 約9時間~10時間 | 約4時間~5時間 |
シミュレーションから見える「無理」の正体
この表が示す数字は、単なる時間の差以上の、重い現実を突きつけます。
- 現地での滞在時間がほぼゼロになる
朝8時に出発したとしましょう。CB125Rの場合、目的地に到着するのは昼の1時頃です。そこから昼食をとり、少し景色を眺めたら、もう帰りの時間を気にしなければなりません。往復10時間近い移動時間を考えると、現地でゆっくり過ごす余裕は皆無です。これではツーリングではなく、単なる「苦行」になってしまいます。 - 肉体的・精神的疲労のレベルが桁違い
CB250Rが高速道路を淡々と巡航している間、CB125Rは絶えず信号や渋滞、一般車の流れに神経をすり減らしながら走ることになります。特に交通量の多い国道1号線や、観光シーズンの伊豆の海岸線道路は、ストップ&ゴーの連続です。目的地に着く頃には、右手のアクセル操作と左手のクラッチ操作で腕はパンパンになり、集中力も限界に達しているでしょう。この状態で、ワインディングが楽しい西伊豆スカイラインを心から楽しめるでしょうか。答えは火を見るより明らかです。 - 安全性の低下という最大のリスク
長時間の運転による疲労は、判断力の低下を招き、事故のリスクを飛躍的に高めます。特に、帰路は暗くなっている可能性も高く、疲労がピークに達した状態での夜間走行は非常に危険です。楽しいはずのツーリングが、取り返しのつかない悲劇につながる可能性も否定できません。
「若い頃、原付で県外まで行った武勇伝」を語る方もいますが、それはあくまで特別な体験です。
毎週のように、安全に、そして楽しく県外ツーリングをしたいと考えるなら、それは全く別の話。時間と安全は、お金を払ってでも買うべき価値がある、というのが私の持論です。
結論として、CB125Rでの県外ツーリングは、「行けるか行けないか」の議論ではなく、「安全に、そして楽しく帰ってこれるか」という視点で考えるべきです。
その観点に立てば、多くの一般的なライダーにとって、それは「無理」な挑戦であると言わざるを得ないのです。
もしあなたのバイクライフに「県外」というキーワードが含まれるなら、高速道路に乗れるバイクを選ぶことが、絶対的な条件となります。
CB125Rは高速に乗れないから選んで後悔するのか?
バイク選びにおける「後悔」は、単なる金銭的な損失以上に、楽しむはずだった時間や経験を奪い、心に深い傷を残すことがあります。
特に、CB125Rのように魅力的な要素が多いバイクだからこそ、「高速道路に乗れない」という一点の制約が、購入後に大きな後悔へと転化してしまうケースが後を絶ちません。
この後悔の根源は、多くの場合、購入前に抱いていた理想のバイクライフと、所有後の厳しい現実との間に生じる「ギャップ」にあります。
後悔のメカニズム:なぜギャップは生まれるのか?
人間は、何かを「欲しい」と強く思った時、その対象の良い面にばかり目が行き、都合の悪い情報からは無意識に目を背けてしまう傾向があります。
これを心理学では「確証バイアス」と呼びます。CB125R選びにおける後悔も、この心理的な罠が大きく影響しています。
後悔に至る心理ステップ
- ステップ1:【憧憬】デザインと所有欲の喚起
「なんてカッコいいんだ!」。CB125Rの洗練されたデザイン、クラスを超えた装備を見て、まず強烈な「憧れ」が生まれます。「このバイクを所有している自分」を想像し、心が躍ります。この段階では、まだ法的な制約や実用性といった現実的な問題は意識の外にあります。 - ステップ2:【正当化】都合の良い情報の収集
次に、その「欲しい」という気持ちを正当化するために、無意識に自分にとって都合の良い情報を集め始めます。「維持費が安い」「燃費が良い」「街乗りでは最強」といったメリットばかりに注目し、「高速に乗れない」というデメリットは「まあ、下道だけでもなんとかなるだろう」と軽視、あるいは意図的に無視してしまいます。 - ステップ3:【決断】感情の勝利
集めたメリットによって購入の意思は固まり、ついに契約に至ります。この時点では、論理的な判断よりも、「欲しい」という感情が完全に勝利している状態です。最高のバイクを手に入れたという高揚感に包まれています。 - ステップ4:【直面】理想と現実の衝突
しかし、納車後に実際にバイクライフが始まると、軽視していた「高速に乗れない」という現実が、様々な場面で牙を剝き始めます。仲間とのツーリングで置いていかれる、行きたい場所に行けない、移動に時間がかかりすぎる…。理想と現実のギャップに直面し、初めて自分の判断の甘さに気づくのです。 - ステップ5:【後悔】失われたものへの気づき
そして最終的に、「もしあの時、250ccを選んでいれば…」という後悔の念が生まれます。この後悔は、単に「違うバイクが良かった」というレベルではありません。高速道路に乗れないことで失われた「時間」「仲間との思い出」「体験の機会」といった、お金では取り戻せないものに対する、深い喪失感なのです。
「バイクが素晴らしい」からこそ深まるジレンマ
この後悔が厄介なのは、CB125R自体が非常に完成度の高い、素晴らしいバイクであるという点です。
エンジンはスムーズで、ハンドリングは軽快、デザインも文句のつけようがありません。
だからこそ、オーナーは「このバイクでもっと遠くへ行きたい、もっと自由な走りを楽しみたい」という欲求を強く抱きます。しかし、その欲求は法的な壁によって阻まれてしまう。
この状況は、最高の性能を持つスポーツカーを手に入れたのに、法定制限速度が時速40kmの島でしか走れないようなものです。
そのポテンシャルを発揮できないことへのもどかしさ、ジレンマが、日々のライディングの中でストレスとして蓄積し、やがて大きな後悔へと繋がっていくのです。
バイク選びは、恋愛や結婚に似ています。外見の魅力だけで判断すると、後から価値観の不一致に苦しむことになります。
CB125Rを選ぶ際には、その美しいルックスだけでなく、「高速道路を使わない」というライフスタイルを、心から受け入れられるかどうかを、自身の心に深く問いかける必要があるのです。
CB125Rは高速が無理なので他のバイクに乗り換えた
「CB125Rは、本当に良いバイクでした。でも、僕のやりたいことには、どうしても応えてくれなかったんです。」
そう語るのは、CB125Rを新車で購入後、わずか1年でCB250Rへと乗り換えたあるライダーです。
彼のように、CB125Rの持つ魅力と、「高速道路走行不可」という変えられない現実との間で葛藤した末、最終的に他のバイクへ乗り換えるという道を選択するオーナーは決して少なくありません。
この「乗り換え」という決断は、後悔の物語の最終章であり、同時に新しいバイクライフへのプロローグでもあります。
乗り換えを決断する、決定的な「引き金」とは?
オーナーが乗り換えを決意するまでには、いくつかの段階があります。
最初は「まあ、下道だけでも楽しめるさ」と自分に言い聞かせます。
しかし、徐々に不便さがストレスとなり、そして決定的な「引き金」となる出来事が訪れます。
- 仲間からのツーリングの誘いを、断らなければならなくなった時。
「ごめん、今回は高速メインだから、俺はパスするよ…」。楽しみにしていたツーリングを、自分のバイクのせいで諦めなければならない。この無力感と疎外感は、オーナーの心に深く突き刺さります。 - どうしても行きたい場所が、自動車専用道路の先にあった時。
例えば、しまなみ海道やビーナスラインなど、多くのライダーが憧れる絶景ロードの多くは、自動車専用道路です。地図アプリでルートを検索し、「通行できません」という非情な表示を見た瞬間に、「もう限界だ」と感じるのです。 - 長距離移動で、心身ともに疲弊しきってしまった時。
帰省や旅行で、何時間もかけて下道を走り、目的地に着いた頃にはヘトヘト。楽しいはずの時間が、ただの苦痛な移動になってしまった経験が、「時間と安全はお金で買うべきだ」という結論へと導きます。
なぜ「CB250R」が乗り換え先の最有力候補なのか
CB125Rからの乗り換え先として、驚くほど多くのライダーが兄弟車であるホンダ CB250Rを選択します。
その理由は極めて明快です。
CB250Rが選ばれる理由
- デザインとコンセプトの継承
CB125Rの「ネオスポーツカフェ」というデザインに惚れ込んでいるオーナーにとって、同じコンセプトを持つCB250Rは、理想のスタイリングを維持したままステップアップできる完璧な選択肢です。見た目の満足感を損なうことがありません。 - 慣れ親しんだライディングポジションと操作感
共通のプラットフォームを持つため、車体のサイズ感やライディングポジションが非常に似ています。そのため、乗り換えた際の違和感がほとんどなく、まるで自分のバイクがパワーアップしたかのような自然な感覚で乗りこなすことができます。 - 「欲しかったもの」がすべて手に入る
CB125Rに唯一足りなかった「高速道路走行能力」を手に入れることができます。249ccのエンジンは、高速道路での100km/h巡航を余裕でこなし、追い越し加速もスムーズです。これにより、行動範囲は劇的に広がり、今まで諦めていたすべてのツーリングが現実のものとなります。
CB125RからCB250Rへの乗り換えは、言わば「完全版へのアップグレード」
デザインや扱いやすさといった気に入っていた部分はそのままに、最大の不満点であった高速走行性能だけをピンポイントで解決できる、最も合理的で満足度の高い選択肢なのです。
リセールバリューという名の「救い」
乗り換えには、当然ながら追加の費用が発生します。
しかし、ここで一つ救いとなるのが、CB125Rが比較的人気があり、リセールバリュー(再販価値)が高いという点です。
特に、走行距離が少なく、大切に乗られていた車両は、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
そのため、売却して得た資金を、新しいバイクの購入費用に充当することで、金銭的な負担をある程度軽減することが可能です。
これは、CB125Rが持つ隠れたメリットと言えるでしょう。
もしあなたが今、CB125Rの制約に悩み、乗り換えを検討しているのなら、それは決して逃げや失敗ではありません。
自分のバイクライフをより豊かにするための、前向きで賢明なステップアップなのです。
CB125Rでは高速に乗れない人におすすめの代替バイク
「CB125Rのデザインは本当に好きだ。
でも、やっぱり高速道路に乗れないのは致命的すぎる…」
そんな深いジレンマを抱えるあなたへ。
幸いなことに、現在のバイク市場には、CB125Rの魅力を受け継ぎつつ、高速道路という新たなステージへとあなたを連れて行ってくれる、素晴らしい代替マシンが数多く存在します。
ここでは、CB125Rからの乗り換えや、購入を再検討する際の具体的な選択肢として、特におすすめの250ccクラス・ネイキッドモデルを厳選してご紹介します。
それぞれのバイクが持つ個性や特徴を比較し、あなたの理想のバイクライフに最もフィットする一台を見つけるための参考にしてください。
最有力候補:正統進化の兄貴分「ホンダ CB250R」
前述の通り、CB125Rからの乗り換え先として、まず検討すべきはホンダ CB250Rです。
これは単なる代替案ではなく、「理想のアップグレード」と言える選択肢です。
ホンダ CB250Rを選ぶメリット
- デザインの一貫性:「ネオスポーツカフェ」のデザインコンセプトを完全に共有。あなたが愛したCB125Rのスタイリングを、そのまま排気量を上げて楽しむことができます。
- 軽量・スリムな車体:250ccクラスでありながら、車両重量は約144kgと非常に軽量。CB125Rの軽快なハンドリング感覚を色濃く残しており、街乗りでの扱いやすさも健在です。
- 十分なパワー:水冷単気筒エンジンは、高速道路での巡航や追い越しもストレスなくこなせるパワーを発揮します。125ccでは感じられなかった、力強い加速感を味わうことができます。
- 安心の共通パーツ:基本的な車体構成が同じため、ライディングポジションや操作系に違和感がなく、スムーズに乗り換えることが可能です。
こんな人におすすめ:「CB125Rのデザインや軽快さはそのままに、純粋に高速道路走行能力だけを追加したい」と考える、最も堅実で失敗のない選択をしたい方。
ライバルたちの魅力:個性豊かな250ccネイキッドモデル
もし、乗り換えを機に、ホンダ以外のメーカーや、異なるキャラクターのバイクにも目を向けてみたいのであれば、以下のモデルも非常に魅力的です。CB250Rとはまた違った楽しさを提供してくれるでしょう。
車種 | メーカー | エンジン形式 | 特徴・魅力 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
MT-25 | ヤマハ | 水冷2気筒 | 「The Dark Side of Japan」をコンセプトにした、アグレッシブで先鋭的なデザイン。高回転までシャープに吹け上がる2気筒エンジンは、パワフルで刺激的な走りを提供します。 | デザインや走りに、よりスポーティーで過激な個性を求める方。エンジンの鼓動感や高回転域の伸びを楽しみたい方。 |
Z250 | カワサキ | 水冷2気筒 | カワサキの「SUGOMI」デザインを体現した、獰猛でマッシブなスタイリングが特徴。パワフルなエンジンと相まって、所有感を満たす強烈な存在感を放ちます。 | 力強く迫力のあるデザインが好きな方。「Kawasaki」というブランドイメージや、他を圧倒するような存在感を重視する方。 |
ジクサー250 | スズキ | 油冷単気筒 | 新開発の油冷エンジンによる、独特のトルクフルな乗り味が魅力。装備をシンプルにすることで、高いコストパフォーマンスを実現しており、新車価格が比較的リーズナブルです。 | 燃費や車両価格といった経済性を重視しつつ、他とは少し違う個性的な乗り味のバイクを求める方。日常使いでの扱いやすさも重視する方。 |
私自身、これらすべてのバイクに試乗した経験がありますが、それぞれに明確な個性があり、優劣をつけるのは難しいです。
例えば、CB250Rの洗練された軽快感、MT-25の胸のすくような加速感、Z250のワイルドな雰囲気、ジクサー250の扱いやすさと経済性。
どれも素晴らしいバイクです。
ぜひ、食わず嫌いをせず、一度は実車を見て、可能であれば試乗して、ご自身の感性に最も響く一台を選んでいただきたいと思います。
これらのバイクはすべて、あなたを高速道路の先にある新しい世界へと導いてくれます。
CB125Rの制約から解放され、本当の意味で「自由」なバイクライフを手に入れるための、力強い翼となってくれることでしょう。
まとめ:CB125Rは高速道路走れない事実
- CB125Rの排気量は124ccであり、日本の法律上「原付二種」に分類される
- 道路交通法により、排気量125cc以下の自動二輪車は高速道路および自動車専用道路の走行が禁止されている
- クラスを超えた大柄な車体と豪華な装備が、高速走行可能という誤解を生む大きな原因となっている
- 特にSHOWA製SFF-BP倒立フォークやラジアルマウントキャリパーは、250ccクラス以上のスペックである
- この法規制を知らずにデザインだけで購入し、後からツーリング計画などで制約に気づき後悔するケースが多い
- 購入を検討する際は、自身の主な使用用途(街乗りメインか、長距離ツーリングか)を明確にすることが最も重要である
- 街乗りや通勤・通学が主目的であれば、その軽さ、燃費の良さ、維持費の安さから最高の選択肢となり得る
- ファミリーバイク特約が使える経済的なメリットは、他の排気量クラスにはない大きな魅力である
- 一方で、少しでも県外への長距離ツーリングを考えている場合、高速道路に乗れないことは致命的なデメリットとなる
- 下道のみの長距離移動は、時間的・肉体的な負担が大きく、ツーリングの楽しさそのものを損なう可能性がある
- 仲間とのツーリングでは、自分だけ別ルートになるなど、疎外感や精神的なストレスを感じやすい
- CB125Rの制約に悩み、行動範囲の自由を求めてCB250Rなどの250ccクラスへ乗り換えるオーナーは少なくない
- 乗り換えの代替案としては、デザインコンセプトを共有する兄貴分の「ホンダ CB250R」が最も合理的で人気が高い
- 他にもヤマハ「MT-25」、カワサキ「Z250」、スズキ「ジクサー250」など、個性豊かな250ccネイキッドが選択肢となる
- 最終的に、CB125Rが最高の相棒になるか、後悔の種になるかは、あなたのバイクライフの設計次第である
関連記事